渡邊芳之先生 ynabe39 の「わずか半年でも会社勤めをしたのはよい経験だった。」

渡邊芳之 @ynabe39

日曜の朝から鎮痛剤を飲んでそれもボランティアの仕事をしているって変だよな。

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人生全体がそういう感じ。

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吉行あぐりさん死去　淳之介さん・和子さんの母 - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/gzbl

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人生でただ一度会社勤めをした時にその会社のあるビルの１階に吉行あぐりの美容室があった。その当時はそれがなんなのか全く知らなかった。

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なるほど五番町グランドビルの土地の一部はもともと吉行家のものだったのだな。

渡邊芳之 @ynabe39

吉行あぐりのことがドラマになったのはその会社をやめたずっとあとである。

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わずか半年でも会社勤めをしたのはよい経験だった。自分は会社勤めができないダメな人間だ，会社勤めでないことで食っていくしかないとわかったので。

渡邊芳之 @ynabe39

大学教員になる前に会社勤めした人は多いと思うが一度大学教員になった後で会社勤めをしてまた大学教員に戻った人はそんなに多くないと思う。

渡邊芳之 @ynabe39

そもそも大学教員で仕事をクビになった経験のある人自体が少ないであろう。

渡邊芳之 @ynabe39

自分がひねくれる理由はちゃんとあったのである。

渡邊芳之 @ynabe39

まあ最近の40代以下の大学教員ではクビになった経験のある人が激増していると思う。自分もクビにする側も経験したし。

渡邊芳之 @ynabe39

会社を辞めちゃったのでそのあと１年半専業非常勤の生活をして，それから北海道に来た。

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専業非常勤の方が会社勤めより収入が多かった，というのがいかにも1990年代のお話。

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会社勤めが辛かったので，そのころ毎朝見ていたテレビで流れていたCMソングを聞くと今でも震え上がる。レスポンデント条件づけ。

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「あれをまたやるくらいならこれのほうがまだマシ」というのはけっこう肝心なところで支えになっている。

渡邊芳之 @ynabe39

そういえばあの時期に国民年金に払ってたのって通算されてるのかな。

渡邊芳之 @ynabe39

専業非常勤のほうが収入が多くなった最大の理由は松本の松商短大が法外な旅費を支給してくれたことである。当時の松崎一学長の温情。

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松崎一先生は旧制松本高校教授だった物理学者で「どくとるマンボウ青春記」にも登場する人。

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非常勤講師と学長の懇談みたいなことがあってそこで雑談程度のつもりで「信大からは旅費が出ないので自腹で週１日松本に来ている」と言ったらその場で松崎先生が事務方を呼んで松商から旅費が出ることになった。

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あれがなければ専業非常勤も続けられなかったかもしれない。いまの自分があるのもいろいろな人の恩の賜物である。

渡邊芳之 @ynabe39

さてお風呂に入ろう。