アニメ版『アイドルマスターシンデレラガールズ』(デレマス)感想

これ、凄い作品ですね。 ■二期感想はこちら↓ http://togetter.com/li/848821 ■デレマス各話感想ブログ記事一覧&内容紹介 続きを読む
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相楽 @sagara1

続き) 「その上でなお、本田未央のメンタルなり資質なりの全体を極めて否定的に捉えるとかいうのって、ちょっとよくわかんないな?」と思えたりはする。 #imas_cg

2015-02-16 16:08:10
相楽 @sagara1

更にいうと、6話の中でさえ、未央を中心とした3人の勢いと意欲そのものは誘導次第でプラスに働きそうなものtwitter.com/sagara1/status…とも描かれていたわけで。 #imas_cg

2015-02-16 16:12:32
相楽 @sagara1

6話で前回のライブの成功体験で自信を持ったNG三人の在り方はプラスにも働いていて、例えばその勢いで収録した録音を聴いて、あのPが手でリズムを取っていたりする。 それ自体は決して悪いことではなかったのだと思う。 #imas_cg pic.twitter.com/x83u2HUxhM

2015-02-15 22:14:33
相楽 @sagara1

諸々の巡りあわせ、天の時、地の利、人の和の全部が本田未央にとって裏目に出ての最悪に近い話を、なんで「豆腐メンタルの未央」とか「未熟過ぎる未央」という風に一人のキャラクターなりアイドルなりの全体的評価に安易に直結させられるのか、本当によくわかんなくはあるんだよな。 #imas_cg

2015-02-16 16:15:25

Pのキャラクター造形及びその扱いと視聴者の見方(とその誘導)

及び、関連の話題。

泉信行 @izumino

武内Pの口下手さはなんだろう、直感的にはあの人本気でうまいフォローを考えていたように見えるけど、そういう「心の理論が不器用な人の考え方」から生じる、不自然で微妙な言葉選びができる脚本がすごいな #imas_cg

2015-02-14 04:39:20
泉信行 @izumino

むろん「本人が諦めて受け入れる人生に慣れてしまっているから思わず相手にも受け入れさせようとした」な無自覚さもあれど、あの悩みながら言う感じは本気で「これは自然だから(つまり原因があるとすればあなたではなく大人や業界のせいだから)気にしないで」と言いたげに見える #imas_cg

2015-02-14 04:51:30
青木潤太朗(日曜日 東 “プ” 09b @aokijuntarou

シブリンだけは武内Pのスカウトだから、おそらく唯一ってくらいあのなかで(杏は除く)武内Pに「対等に」意見を伝えやすいポジションのはず。「もっと私達をこういうふうに扱わないとダメだよ」と武内Pにアイドル側からアドバイスできる貴重な人材。今後の絡みがホント楽しみ

2015-02-14 04:43:12
青木潤太朗(日曜日 東 “プ” 09b @aokijuntarou

@izumino あそこ武内Pが、気遣いつつも一瞬すこし叱ろうとしたようにも見えるんですよね「(そんな心がまえでやってたなら)当然です」みたいな

2015-02-14 04:56:37
泉信行 @izumino

@aokijuntarou そんな二重の意味にも取れるおかげで、ほんとに視聴者から心が特定できない、見守るしかないPのヒロイン度がめっちゃ上がる演出でしたね…

2015-02-14 05:02:37
泉信行 @izumino

「何を思ってああ言ったのかは誰にも特定できないけど、ああいう言い方に迷って勇み足を踏んでしまう感じだけは自分にも覚えがあってすごくよくわかる」というのが観客の同情とヒロイン度(=ほっとけない感じ)を高めてるんだな… #imas_cg

2015-02-14 05:06:42
泉信行 @izumino

観客がすでに「だめだこの子(P)ほっとけない」な状態に入ってるから、その感情に一番近く、ほっとけない存在に変わりやすいのがしぶりん、みたいな仕掛けか…。しかも感情の理解しやすさは「しぶりん>P」なのに、今回の演出はPに感情移入させるカメラになっていた異化効果もよく効いててうまい…

2015-02-14 05:16:07
泉信行 @izumino

これは某大学のワークショップで『風と木の詩』をテキストに説明したことだけど、読者を引き込む物語は「どうにかしてあげたい人」と「どうにもしてあげられない人」と「それに手助けしてあげられそうな人」を配置すると、どうにかしてやりたいほっとけないという読者の感情を作品内に招くことができる

2015-02-14 05:51:46
泉信行 @izumino

風と木の詩でいうと、救ってあげたいのにどうにもできないカップルがジルベールとセルジュで、彼らが困ったときに何か手助けしてあげられるのがパスカル。このパスカルが読者に一番近いキャラクターとなり、なんとかしてあげたいというやり場のない感情を引き受けてあげることができる

2015-02-14 05:54:40
泉信行 @izumino

そういう仕組みがさっき述べた twitter.com/izumino/status… twitter.com/aokijuntarou/s… twitter.com/izumino/status… 「しぶりん→武内P」は「きっとほっとかないであろう」という観客の期待感に働いてるわけですな。緻密な演出だ

2015-02-14 05:57:40
泉信行 @izumino

ちなみにそういう説明をしたものの、パスカルを意識していた読者はその場にあんまりいなくて、「とにかくお話が衝撃的だったのでただびっくりしながら読んでました」という感想もあったというオチが。「なんとかしてあげたい」とまで読者が入れ込むようになるのも、物語に対する「慣れ」が必要なのかも

2015-02-14 06:04:37
泉信行 @izumino

風樹とかバナナフィッシュみたいに破滅的なカップルが主役だとかえって周囲の親切な脇役が魅力的に映るようになるから面白いですね

2015-02-14 06:09:02
泉信行 @izumino

風と木の詩は読まれ方も多彩だし、特に寺山修司が「ジルベール、キミはたやすくセルジュの愛に負けたりしちゃいけませんよ!」とか全然セルジュ側の視点で読んでない解説書いててびっくりしたこととかある

2015-02-14 06:34:38
泉信行 @izumino

風木メソッドのRTのされ方がいろんなクラスタにまたいでいて、やっぱ万能すぎるんじゃという気持ちに…

2015-02-14 08:09:01
泉信行 @izumino

昨日のデレマスのみおの心の動き、あーナマモノのアイドルもこういう顔してヤバい雰囲気作ることあるよなーというナマモノ既視感が3話のようにあって、高望みしなけりゃ別に絶望もしない普通の結果なのに自分を責めすぎて立ち直れなくなっちゃうのとか、例えば総選挙で結果出せなかった光宗さんとかね

2015-02-14 08:52:33
泉信行 @izumino

「主人公の特徴だけで作品を特徴付けたつもりになれる言葉」の過ちと罠 - ピアノ・ファイア : d.hatena.ne.jp/izumino/201308… この記事を流しておきましょうか>RT

2015-02-16 02:28:16
泉信行 @izumino

ハリウッド映画の脚本術では、「バカのミスの責任を取る」方が観客のストレスが大きい、つまり「主人公が解決しようとしてやったことが事態を悪化させてさらなる解決を必要とする」トラブルが望ましい、という話を聞くしそれは今も有効だと思うけど、ゲームのプレイヤーと物語の主人公はそも別物だ

2015-02-16 02:32:10
泉信行 @izumino

艦これアニメの3話の如月轟沈も、「吹雪は何もしてない」「提督(ユーザー視聴者に本来近い立場)の愚かさが原因だがその提督は出てこない」が観客の不満の大元で、むしろ「悲劇なら自分で責任取れるようにしてくれ」「責任を感じる矛先がない」と感じていた感想を言語化していたのでは

2015-02-16 02:36:47
泉信行 @izumino

もちろん「主人公がすべて解決し責任を負う」のは一人称的な冒険譚であって、群像劇や組織劇でやるとかえっていびつになってしまう。主人公に責任を集約させないような脚本術が求められているのであって、別に責任をアウトソーシングした方が観客は楽しい、という安直な理屈は存在しないはずです

2015-02-16 02:42:15
泉信行 @izumino

SHIROBAKOは1クール目で、バカの責任を取らされることへのヘイトが高まってたのに対して、菅野さん訪問回あたりからイデポン宮森が自分で解決する話にシフトし、かといって彼女だけに集約するわけでななく「カッコいいスタッフ」の活躍を順番に見せていくという理想的な群像構造になっている

2015-02-16 02:49:33
泉信行 @izumino

こうした「主人公劇から群像劇へゆるやかにシフトさせていく脚本構造」というものが艦これアニメには何一つとしてなくて、観客が「5話以前はなかったことにしよう」と思った方が群像劇的な、視点を分散させた視聴がたやすいくらいになっている

2015-02-16 02:52:51
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