ニンジャスレイヤー二次創作【ジャスト・レップウ・ブロウイング】#6&エピローグ

鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「そうだな。悲しいことだが」メフィストフェレスが言った。「死んだ者に敬意を捧げ、我々は前へと進まねばならない。…ソフトマインド＝サン。君にはこれよりスターゲイザー＝サンの指揮下へと入ってもらう」「ミッションですか」「その通りだ」6 #4215tk

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メフィストフェレスが指を組む。「サークル・シマナガシは知っているな？近々、彼らの掃討作戦を行うそうだ」「それに、私のジツが必要になる」「そうだ。行ってくれるね」「ヨロコンデー」ソフトマインドは頷き、席を立った。そのまま居間を退出する。7 #4215tk

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「…メフィストフェレス＝サン。これを」ソフトマインドが屋敷を辞した後。オルトロスは不意に沈黙を破った。懐から取り出した短冊を取り出し、メフィストフェレスに差し出す。「これは？」「レップウ＝サンのハイクです。自分が死んだ時に渡してほしいと」8 #4215tk

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「そうか。律儀だな、彼は」メフィストフェレスは短冊を受け取り、そこに書かれたハイクに目を走らせる。「ポエット」彼は呟いた。「レップウ＝サンらしい、奥ゆかしいハイクだ。そう思わんかね、オルトロス＝サン」「ハイ」メフィストフェレスは短冊をオルトロスに手渡す。9 #4215tk

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「額に入れて、居間に飾っておいてくれ」「ヨロコンデー」「それが済んだら、サケを開けよう。グラスを二つ用意してくれるか」「弔いですか」「ああ。君にも付き合ってほしい」「ヨロコンデー」オルトロスがオジギをする。…彼は手早く短冊を額に入れ、居間の壁へと飾った。10 #4215tk

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オルトロスはサケとグラスの用意をするため、その場を離れる。もう読者も見ることができるはずだ。壁に掛けられた、その簡潔なハイクを。11 #4215tk

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『風が吹き／闇夜を揺らし／ただ去りぬ』12 #4215tk

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【ジャスト・レップウ・ブロウイング】終わり #4215tk

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◇客電◇…以上で、レップウの物語は終了です。最後までお読みくださったヘッズの皆様に感謝を。いろいろ反省点も多い作品だったが、書き上げられてホッとしています。なるべく早めにまとめます。改めまして、オツカレサマドスエ◇客電◇ #4215tk

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最後の最後でケジメ案件とは…しまらねえなあチクショウ！◇以上です◇ #4215tk