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日本のどこかにあるインターナショナルスクールの生徒さんたちが、三年間の英語の学習をそれぞれ総括しているという設定。 pic.twitter.com/pp5bLDVlXa
2015-01-10 21:56:58ぱっと見て「ええっ今の中学英語ってこのぐらい話せるところまで生徒さんをしごくの?」と旋律、ではなくて戦慄。ところが左上の隅を見ると USE Read とあるのでもくじにあたってみたら[続く]
2015-01-10 21:59:35「そのレッスンで学ぶ題材を深く理解するために、まとまった分量の英文を読みます。」 読めればOKだそうです。 pic.twitter.com/CIKKAs4Osd
2015-01-10 22:02:07ざっと眺めるに、やはり発信の力はつきにくい教材かなーという印象。母語頭から外国語を発するのは、引力に抗うのと同じ。反対だと引力に沿う。くみかおる流引力理論。
2015-01-10 22:09:56今どきの中学英語の教科書に目を通してみて衝撃を受けたのは、oral communication 重視の文が並んでいたこと。私のときも一応会話文だったけど、ミドルスクールの教室のなかで同級生とThis is a pen.とかやり取りする不自然な内容。それが今のはこなれている。
2015-01-11 18:25:09たとえば How was your test? Don't even ask. みたいな、実際にありそうなやり取り。これ自分には衝撃でした。
2015-01-11 18:31:01ただ、一見使える系の教材ですが、実際にはoral communication の能力には結びつかない。なぜか。例文(会話例文)が圧倒的に足りないから。本当にこの能力を生徒につけるのなら、この百倍は必要。ニュアンスの違いの解説もやはり百倍要る。
2015-01-11 18:35:21エッセイとか評論とか小説とかを読ませる(和訳するのと同義)のは、授業時間の上では効率がいい。文法とは数学でいえば解法の暗記だから、一度身につけさせれば使いまわしが効く。
2015-01-11 18:51:28そのうえ、一度日本語の土俵に持ちこんで考えるわけだから、日本語というインフラが使える。
2015-01-11 18:53:01oral communication 重視だと解法の使いまわし的な手が使いにくい。日本語の土俵に持ちこまないで、その言語のまま、つまりアウェイの試合を戦わされる。北京のスタジアムで中国代表とサッカー勝負させられるみたいなやりにくさ。
2015-01-11 18:56:31火星の軌道はケプラー法則とわずかに違う。なぜかというと木星の引力に引きずられるから。いわゆる摂動。外国語を学ぶ怖さに通じる。母語の引力に引きずられるのです。
2015-01-11 19:07:37