「英語を覚えたいんだったら外国で暮らすのが一番いいよ」の落とし穴

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けんちゃま @rodomangreat

今日の毎日新聞の朝刊の11面に載ってる英語学者の渡部昇一さんと元政治家で5ヶ国語が理解できる平泉渉さんの「英語教育」についての対談はけっこう面白いこと書いてた。 pic.twitter.com/v1TJPj0IlI

2015-01-13 21:06:54
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けんちゃま @rodomangreat

特におもしろかった考察が渡部さんの 「試案は英語強化案のようでいながら、結局は大学受験からの英語追放案だ」 「入試は修学適正度の判定で、英語はそれに最も有効な科学だ」 「学校教育は潜在能力の開発に尽きる」 というのと、

2015-01-13 21:08:09
けんちゃま @rodomangreat

平泉さんの 「あれだけの英語勉強を全国民の子弟に事実において強制しながら、読めないのはあたまりまえ、ということでよいのか」 という考察。

2015-01-13 21:09:08
けんちゃま @rodomangreat

「小学校への英語導入について、両大家(渡部さん&平泉さん)は奇しくも同じ注文をつけた。」 渡部さん「条件がある。出席自由の課外授業では点数はつけないこと。先生は必ずネイティヴスピーカー(母国語として英語を話す人)で、少なくとも母国で小学校の教員免許程度は持っている事。

2015-01-13 23:53:03
けんちゃま @rodomangreat

「でなければ、子供の「日本語」がダメになる。母国語でどんな学問もできるのは西洋の先進国と日本だけだ。それを捨ててはいけない。」 平泉さん「先生が語学教師の資格を持ったプロのネイティヴスピーカーでなければ意味がない。無論、強制して教えるのは反対だ。」

2015-01-13 23:55:41
けんちゃま @rodomangreat

大学生の頃なんかは大学教授や学者や研究者の人達ってとても遠い存在で何言ってるのか分からない事も多々あったけど、最近少しずつだけど所々理解できるようになってきた気がするし、こういう人達の意見はとても勉強になる。

2015-01-13 21:10:08
けんちゃま @rodomangreat

よく、英語を身につけたい人に対して「英語を覚えたいんだったら外国で暮らすのが一番いいよ」みたいに簡単に言う人がいるけど、その方法ってウエイトトレーニングの上級者がトレーニングに取り入れるネガティブレップ法とよく似てる感じがするんだよね

2015-01-13 22:32:40
けんちゃま @rodomangreat

筋肥大の効果を高めるテクニック(ネガティブレップ法) - NAVER まとめ matome.naver.jp/odai/213991428…

2015-01-13 22:33:22
けんちゃま @rodomangreat

ネガティブレップ法を簡単に説明すると、普通ウエイトトレーニングって例えば50キロのバーベルをようやく1回持ち上げる事ができる筋力があったとすると20~30キロくらいのバーベルを5~10回くらい持ち上げたり落ろしたりするのが通常のやり方。

2015-01-13 22:33:41
けんちゃま @rodomangreat

それに対してネガティブレップ法は60キロのバーベルを1回も持ち上げられない筋力だとすると80キロのバーベルを補助人の力を借りてとりあえず持ち上げる。

2015-01-13 22:34:08
けんちゃま @rodomangreat

でそこからゆ~っくりスタートポジションまで戻していきその負荷でトレーニングをする、というやり方(1レップ目からネガティブレップレップ法でやるやり方は上級者向け)。

2015-01-13 22:34:33
けんちゃま @rodomangreat

中級レベルのトレーニーだと最初の5回はポジティブレップ法(自力で挙げるやり方)であげて残り5回はネガティブレップ法で、とか、9回は自力で持ち上げて最後の1回は補助付けてネガティブレップ法で、みたいなやり方もある。

2015-01-13 22:34:42
けんちゃま @rodomangreat

ネガティブレップ法のメリットとしては 「通常のトレーニングでは使われにくい速筋線維が優先的に使われる事」 「 筋肉へのダメージが大きいので筋肥大・筋力アップ効果が高い 事」 「筋細胞増加効果がある事」

2015-01-13 22:36:22
けんちゃま @rodomangreat

あと専門的なところで言えば 「通常のトレーニングに比べて同化ホルモンの生成をより刺激する」とかがあるけど、結果的にネガティブレップ法は「筋力」も「筋肉サイズ」も両方レベルアップが見込めるというメリットがある。

2015-01-13 22:36:54
けんちゃま @rodomangreat

対してネガティブレップ法のデメリットとしては 「自分の限界を超えたポジションからトレーニングをスタートするのでオーバーワークのリスクが高まる 事」 「回復が遅くなる事」 「1人では1回も持てない重量を扱うのでケガの危険性が高くなる」 など。

2015-01-13 22:43:11
けんちゃま @rodomangreat

ほんでそれらを英語習得に置き換えて考えてみると 外国で暮らして英語を覚えるメリット 1:母国で英語を学習する環境では補えない潜在能力を引き出す事ができ自発的に勉強しなくても受動的に勉強できたりする。

2015-01-13 22:46:57
けんちゃま @rodomangreat

2:英語を覚えて喋れるように、聞き取れるようにならないとこの国で平静に暮らしていけない、といった危機感が生じ、モチベーションが受動的に高まる。 3:母国で英語を勉強するより、外国で暮らして覚えた方が英語に対する知識が広く浅くバランスよく増えていく。 といった感じ。

2015-01-13 22:47:50
けんちゃま @rodomangreat

対して外国で暮らして英語を覚えるデメリットは 1:母国にいた時とは比べものにならないほど英語漬けの生活になるので慣れるまでは精神的に疲労困憊状態が続く。

2015-01-13 22:48:26
けんちゃま @rodomangreat

2:部屋に引きこもらない限り、今週は4日勉強して3日休む、というようにできないので常にテンションが張った状態に陥り疲労が貯まりやすく抜けにくい状態になる。

2015-01-13 22:49:34
けんちゃま @rodomangreat

3:自分1人の力では、母国で暮らして英語を勉強していた環境下では生じないストレスが多々襲ってくるので、場合によってはノイローゼや精神病にかかってしまうリスクが高まる。 といった感じ。

2015-01-13 22:49:53
けんちゃま @rodomangreat

でそういうメリット・デメリットがある中で、ある程度の英語の基礎が身についていて、英語を覚えるモチベーションもそれなりのレベルで、精神的にもそれなりにタフで、というくらいの状態そこで初めて「外国で暮らしながら英語を覚えていくか」という選択肢が出てくるわけだし、

2015-01-13 22:52:15
けんちゃま @rodomangreat

ひとつの手段として効果的だと思うんだけど、大して英語の基礎も身についていない、外国は苦手、精神的にもちょっと脆弱なところがある人がもしいきなりポンっと外国に行ったら....というのがおれの結論。

2015-01-13 22:52:33
けんちゃま @rodomangreat

だから外国で暮らしながら英語を覚えていくやり方というのはネガティブレップ法と同じで、ある程度のトレーニー歴があって、ある一定レベル以上の筋力や知識やメンタルがある人向けなのかなあと。

2015-01-13 22:53:51
けんちゃま @rodomangreat

まあ3ヶ月くらいまでの留学だったら英語素人でもなんとかなるけど、1年以上となるとそれなりのレベルに達していない人には向いてないやり方なんじゃないかなと思う。

2015-01-13 22:54:34