【訂正版】安替氏講演会「中国報道における構造的欠陥―日本メディアへの提言」津田大介氏実況ツイート #jfic '

津田さんの訂正ツイートを見逃していました。12/10の0時50分頃にご本人から修正が入っています。ご注意下さい。すみません。 【参考】津田大介さんによるネットジャーナリズムの授業実況。ゲスト:中国のトップついったらー安替さん http://togetter.com/li/70335 国際交流基金主催 @japanfoundation の安替氏 @mranti 講演会「中国報道における構造的欠陥―日本メディアへの提言」 続きを読む
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津田大介 @tsuda

安替「日本には中国のようにプロパガンダを担当する政府の部署はない。中国の公民社会は日本を知りたがっている。皆さんメディアを使って日本の姿を教えてください。最後に一言。中国人が石原慎太郎を好きになれるのだから、好きになれない日本人なんていないのではないか(笑)」 #jfic

2010-12-09 19:23:27
津田大介 @tsuda

質問「ツイッターを直接使うのか、ツイッターもどきを見るのか。どう両者は違うのか」 #jfic

2010-12-09 19:24:46
津田大介 @tsuda

安替「中国のツイッターと国内のマイクロブログの違いはGFWの中にあるか外にあるかという分別。新浪マイクロブログを例に取ると、自己規制という検閲に加えて、現実世界の有名人と一般人の関係がそのまま移し替えて使われている。新浪で人気ある人は現実社会の有名人ばかり」 #jfic

2010-12-09 19:27:22
津田大介 @tsuda

安替「新浪には、ツイッターにあるみんな平等なんだという意識がない。中国のツイッターは外の影響力をそのまま持ち込むものではなく、お互いが高めあう場所になっている」 #jfic

2010-12-09 19:28:29
津田大介 @tsuda

安替「社会を変えていく能力という意味では新浪に集まってくる人は社会のミドルクラスに位置する人たち。そういう人たちに影響を与えていくことで社会が変わることもあるだろう。新浪は野心を持っており、有名人から既存メディアまでほぼ新浪にアカウントを持っている」 #jfic

2010-12-09 19:30:44
津田大介 @tsuda

安替「政府でも今後新浪にアカウントを作ることもあるだろう。ただ、現実社会の影響力をネットに持ち込んだという意味では非常に中国的なサービスと言える。以前は政府から土地を取り上げられた農民が抗議を行うには北京に来る必要があったがそういう人は今はツイッターや新浪を使ってる」 #jfic

2010-12-09 19:32:08
津田大介 @tsuda

安替「中国のプロパガンダ当局がある国の報道と、記者クラブがある国の報道はよく似ている。しかし、今の中国メディアはネットを使って市民の声を伝えようとしている。日本のメディアは検閲はないが、ネットの情報を取り込まないという自己規制で人々が入手できる情報が制限されている」 #jfic

2010-12-09 19:37:03
津田大介 @tsuda

安替「しかし、日本に来てみてフリーランスの人やネットを使って情報を発信している人たちがいることもよくわかった。私も早く日本の記者クラブがなくなって欲しいと思っている(会場拍手)」 #jfic

2010-12-09 19:38:01
津田大介 @tsuda

安替「ツイッターの場合、クライアントのような第三者アプリケーションがある。ツイッターはウェブ経由はGFWで制限されているがAPIを使ったアクセスは制限されておらず、GFW内でもAPI経由でツイッターを使っている人はいる。ただ、それはGFWの制限とのいたちごっこ」 #jfic

2010-12-09 19:39:24
津田大介 @tsuda

質問「石原慎太郎は、その後どういう反応になっているか。あと、中国における宗教や文化などの単一性について教えて欲しい」 #jfic

2010-12-09 19:42:56
津田大介 @tsuda

安替「僕らは生の人が好き。石原慎太郎のインタビューを読んだときに中国人は彼が血の通った人だと認識した。もう1つ日本の右派と呼ばれる人たちも年を取ったんだなと思った(会場笑)。しかし、中国の人たちはこういう生の声を聞くことがない」 #jfic

2010-12-09 19:44:06
津田大介 @tsuda

安替「僕らが触れることのできる、海外の政治家の言葉は外交部が用意した表向きの言葉ばかり。しかし、この雑誌によって日本の右派と呼ばれる政治家の生の声に触れることができた。これは大きな事」 #jfic

2010-12-09 19:45:16
津田大介 @tsuda

安替「2001年のWTO加入によって、中国は大きな転換を迎えた。中国の企業が自由に活動できるようになった。中国の経済成長が大きく伸びたのは政府権力が政府運営に失敗していた時期。中国政府は権力を強化しようとすると経済に大きな影響が出る」 #jfic

2010-12-09 19:47:19
津田大介 @tsuda

安替「経済がうまくいってるときはお金の分配に夢中になるので、権力の拡大を目指さない。中国経済の成長というのはグローバル化によるものであって、政府の統治がうまくいったからということではない。経済人の多くは共和党派。その意味でも政府の権力は薄まって欲しいと思ってる」 #jfic

2010-12-09 19:48:28
津田大介 @tsuda

安替「中国の農村政策が失敗していたときにWTOに加盟した。多くの農民が都市部に行って働き始めた」 #jfic

2010-12-09 19:49:02
津田大介 @tsuda

安替「それによって農村経済も動き始めたという部分もある。中国において世界的な企業になっているのはすべて私企業だ」 #jfic

2010-12-09 19:49:40
津田大介 @tsuda

質問「日本のYouTubeと2ちゃんねるの関係についてどう捉えてるか」 #jfic

2010-12-09 19:51:26
津田大介 @tsuda

安替「僕が言いたいのは日本の既存hメディアはYouTubeを紹介するとき、YouTubeに対して蔑んだ態度を取っているということ。既存メディアはネットを庶民のものと見下している。中国の場合はそういう態度でネットを語ると彼らのメディアを購読することはない」 #jfic

2010-12-09 19:52:44
津田大介 @tsuda

質問「安替さんは以前講演でウィキリークスについては比較的懸念を示す立場だったが、ここ数日米国がニューヨークタイムズと相談しながら情報統制を行っていることなどについて最新の考えをお聞きしたい」 #jfic

2010-12-09 19:54:41
津田大介 @tsuda

安替「今回の事件はネットメディアにおける911事件だったと思っている。将来的にメディアの人はウィキリークス以前、ウィキリークス以後と状況を分けて考えるのではないか。ビジネス上の競争にさらされたとき、既存メディアはウィキリークスに勝てるわけがない」 #jfic

2010-12-09 19:55:53
津田大介 @tsuda

安替「ウィキリークスは自由を喧伝しているように見えるが、あれはインターネット時代における共産主義。共産主義が出てきたとき欧州における影響は大きなものがあった。手を握りあった時代を経て長年我々はそれをどう潰すかということを考えている」 #jfic

2010-12-09 19:56:51
津田大介 @tsuda

安替「もし、これからすべての国家が自分たちの国家機密を守れないということになったら、僕らはどうやって外交をすればいいのか。これは根本的な問題だ。将来は開放すべきものは開放し、守っていくべき情報はもっと守っていくという方向に向かっていくのではないか」 #jfic

2010-12-09 19:57:48
津田大介 @tsuda

安替「各国はますます守るべきものをきちんと守らなければならないという時代になる。我々はウィキリークス以降の時代、どう機密流出に対処していくべきかということを考えなければならない」 #jfic

2010-12-09 19:59:09
津田大介 @tsuda

安替「僕自身はいろいろなメディアを見ているうちに、ポストウィキリークス時代に外交・政治をどうやっていくべきかということを考えるようになった。しかし、今のところはまだまだそうしたことを考えてる人は少ない」 #jfic

2010-12-09 20:00:14