山口昌男『歴史・祝祭・神話』を読んで…牧野さんのツイートまとめ

「『線引き問題』とか疑似科学とかニセ科学批判とかはやはりこういう枠組みで理解するべきものと思う」 「この辺の理論で割合重要な概念は中心・周縁 ( 周辺 ) というもの」 牧野さんの発言から、私があとで読み返したいと思っていた一連のものをまとめました。 もし同様の公開まとめが既にある場合はお知らせください。
6
Jun Makino @jun_makino

d.hatena.ne.jp/odd_hatch/2013… 山口昌男「歴史・祝祭・神話」(中公文庫 )

2015-01-14 22:18:18
Jun Makino @jun_makino

ちゃんと元の本をよまないといけないんだけど、いやまあのその、、、 以下ちょっと引用

2015-01-14 22:18:21
Jun Makino @jun_makino

引用 : 人間は、悪の形象なしに、自分の内なる統合感覚を得ることはできない。つまり、それは価値の両極化とでもいい表すことができるものである。『中心』を作り出し、できるだけ象徴的にこの『中心』近くに身を置き、『中心』の対極概念である『周辺』を遠ざけなければならない。

2015-01-14 22:18:24
Jun Makino @jun_makino

引用 : しかしながら『中心』が維持されるためには、絶えずあるいは周期的に『周辺』を眼に見えるものにしておかなければならない。政治的に支配的な集団から反逆者として扱われるような個人でも、同志を得ることによって、『未来』を基軸にすえ自らの集団を中心にイメージ化する。

2015-01-14 22:18:28
Jun Makino @jun_makino

引用 : したがって、『中心』を『周辺』の関係構造はほとんど変わらずに維持される。

2015-01-14 22:18:34
Jun Makino @jun_makino

引用 : 『権力者』は、ひそかにーー意識的、無意識的にーー『紛争』のみが人間の潜在的活力を引き出すことができると考えるために、いかに『紛争』を助長するかということが重要な課題となる ( 中略)紛争が国外の敵に向けて煽られているあいだには、国内の紛争は回避することができる。

2015-01-14 22:18:37
Jun Makino @jun_makino

引用 : ところが国外の敵が消滅するか、協定によって平和が達成するかすると、なんらかの形での敵は国内に見出されなければならない。なければ、つくり出されなければならない。悪意に満ちて、それも強力な敵の存在の承が権力の強化を正当化するからである

2015-01-14 22:18:45
Jun Makino @jun_makino

ここまでが本からの引用 ( 孫引き ) 以下は本からの引用をした人の文章

2015-01-14 22:18:48
Jun Makino @jun_makino

引用 : さて、もう一度自分の関心にもどると、この「中心と周縁」理論は後進資本主義国や家父長制の色濃く残っている地域を理解するのにはすごく便利。 1980 年代の中南米文学には、この理論を適用して説明できるものがたくさんある。この国の古い文学や文化、古代の政治などもそう。

2015-01-14 22:19:05
Jun Makino @jun_makino

引用 : でも、熟成した資本主義国家、アメリカや EU みたいな統合国家をこれでもって説明するには不十分。むしろ神話化することによって、現実の問題や責任を隠すことになるのではないかな。

2015-01-14 22:19:10
Jun Makino @jun_makino

まあ、科学共同体 ( 研究者コミュニティよりもうちょっと広いものとして ) というシステムは「熟成した資本主義国家」より「後進資本主義国や家父長制の色濃く残っている地域」に近いものであろう。

2015-01-14 22:19:14

Jun Makino @jun_makino

「歴史・祝祭・神話」は iwanami.co.jp/moreinfo/60030… 岩波現代文庫版 が入手可能と。

2015-01-16 01:02:43
Jun Makino @jun_makino

「歴史・祝祭・神話」斜め読みする。

2015-01-17 17:58:45
Jun Makino @jun_makino

「線引き問題」とか疑似科学とかニセ科学批判とかはやはりこういう枠組みで理解するべきものと思う。

2015-01-17 17:58:47
Jun Makino @jun_makino

こう、山口昌男とか構造主義とか記号論とかなんとかそういうものを使って話をするのは私の知識と能力をはるかに超えることなわけで誰か詳しい人にやって欲しいんだけど、ちょっとだけ。

2015-01-18 18:32:59
Jun Makino @jun_makino

この辺の理論で割合重要な概念は中心・周縁 ( 周辺 ) というもので、これを極めていい加減に説明すると、人間の ( 及び社会の ) 世界に対する認識は、自分を中心として自分を含む「内側」と「外側」に世界を区別する、という構造があるということになる。

2015-01-18 18:33:01
Jun Makino @jun_makino

これは、色々な部族 ( に限らず様々な宗教 ) における神話に共通に見られる構造で、さらに、この構造は静的なものではなく、侵入してくる外側を排除する、また内側に生まれた異分子を排除することによって動的に維持されるものである。

2015-01-18 18:33:03
Jun Makino @jun_makino

で、さらに、神話の中にあるだけでなく実際の社会構造に反映される、と。まあ、その辺からヨーロッパにおけるユダヤ人とか、そういう話になる。魔女狩りとか。

2015-01-18 18:33:05
Jun Makino @jun_makino

で、ここで適当なことをいうと、ここで排除されるものは、安全に排除でき、それによって秩序が維持されるものでないといけないわけで、そういう意味でエセ科学批判というのは、こういった、中心・周縁 ( 周辺 ) 理論で理解できる構造を持つ。

2015-01-18 18:33:06
Jun Makino @jun_makino

ついでなのでもうちょっと適当な敷衍をすると、こういう神話的な構造における中心・周縁の 2 分法には、「良き神」 ( キリスト教の唯一神みたいな ) と「悪しき神」の 2 分法に対応するわけで、自分達の側にあるものはなんでも「良き神」に属することになる。

2015-01-18 18:33:08
Jun Makino @jun_makino

まあそういうわけで、科学共同体に対応する神話的構造の中においては、科学共同体に属するとみなされるものは自動的に「良いもの」になり、そうでないものは「悪いもの」で排除されるべき、となる。

2015-01-18 18:33:10
Jun Makino @jun_makino

そうすると、原子力発電とか、新ワクチン、新薬とかは、科学共同体に属するとみなされるものなので「良いもの」の側にはいることになる。

2015-01-18 18:33:12
Jun Makino @jun_makino

エセ科学批判はそういう構造をもつ、と考えると、色々なことがすっきり理解できるのではないだろうか?

2015-01-18 18:33:14
Jun Makino @jun_makino

もちろん、このような神話的構造というのはあらゆる社会や共同体に共通に見られるものだから、例えば反原発運動にもそういう構造はあることになる。

2015-01-18 18:33:16
残りを読む(7)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?