ニンジャスレイヤー二次創作【ラン・コワード・ラン】#3

鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「リフレックス＝サン。お前のカラテは、生き残るためのカラテでもある。アブナイを知り、かつ鍛錬せよ。そうすればお前は大成する」「ハ……ハイ！」リフレックスは三たびドゲザ！サラマンダーが笑みを浮かべた。「お前はこれから、ベリジェレント＝サンとも組む機会が多くなる」66 #4215tk

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驚いて顔を上げるリフレックスに構わず、サラマンダーは続けた。「彼奴のカラテは鋭いが、いかんせん狂暴すぎる。踏み込むべきではない場所に踏み込みかねん。そうした時は……気絶させてでもいい。引き際を知らせてやれ」「アッ……ハイ」リフレックスは頷いた。67 #4215tk

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「ヨロシイ」サラマンダーは鷹揚に頷いた。「話が長くなったな。以上だ。鍛錬に戻れ」「ハイ。シツレイします」リフレックスはドゲザ姿勢のまま後ろへにじり下がり、退室。彼の前で、同じく退室したバンシーが静かにフスマを閉めた。68 #4215tk

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「オヤブンに認められるアプレンディスなど、久方ぶりだ」エレベーターに向かう間際、バンシーが不意に呟いた。「有難く思え、リフレックス＝サン。有難く鍛錬に励め」「ハイ！では、シツレイします」「うむ」リフレックスはオジギし、エレベーターへと向かう。69 #4215tk

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生き残るためのカラテ。成る程、そういう考え方もある！エレベーターの中で、リフレックスはサラマンダーの言葉を反復していた。そして不意に思い出す。ベリジェレントの組手相手に選ばれたことを。そもそも、彼女にこのマキモノを渡しに行かなくてはならないのでは？70 #4215tk

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「マジかよ……」リフレックスは思わず呟いた。最高に相性が合わないであろうベリジェレントと、長い付き合いになるのか。とりあえず彼女がちゃんとこのマキモノを受け取るかどうかから心配を始めねばならぬのでは？「ブッダ」リフレックスは天井を見上げ、嘆くのだった。71 #4215tk

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【ラン・コワード・ラン】#3終わり #4へ続く #4215tk

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◇客電◇以上で、本日の投下は終了しました。続きは書き上がり次第なんかします。ニンジャアトモスフィアのためにも、HoEの下巻が欲しい。それはともかく、まとめはなるべく早めにやります。以上です◇客電◇ #4215tk