平成27年1月21日付『中外日報』社説「シャルリー・エブド事件」について、島薗進先生コメント

島薗進 @Shimazono

１「シャルリー・エブド事件　異なる世界観の対話を」1/21中外日報（社説）chugainippoh.co.jp/editorial/2015…「フランスのオランド大統領は「テロとの戦争」を宣言し、「自由のために一切の妥協を排し戦う」と述べたと伝えられる。」

島薗進 @Shimazono

２「シャルリー・エブド事件　異なる世界観の対話を」1/21中外日報（社説）chugainippoh.co.jp/editorial/2015…「新聞にはムハンマドの新たな風刺画が掲げられもした。幅広い範囲のイスラーム教徒を敵視するような姿勢に、世界のイスラーム教徒は驚いて懸念を表明している」

島薗進 @Shimazono

３「シャルリー・エブド事件　異なる世界観の対話を」1/21中外日報（社説）chugainippoh.co.jp/editorial/2015…「報道の自由、表現の自由を脅かしている要因は過激派だけから来るものではない。政府や政治的な力を持つ勢力が金や様々な手段を用いて自由を脅かしている例も多い」

島薗進 @Shimazono

４「シャルリー・エブド事件　異なる世界観の対話を」1/21中外日報（社説）chugainippoh.co.jp/editorial/2015…「イスラーム対表現の自由、宗教対表現の自由といった対立図式は危うい。「世界観の対立」という分かりやすい図式に、いつの間にかはまってしまっている」

島薗進 @Shimazono

５「シャルリー・エブド事件　異なる世界観の対話を」1/21中外日報（社説）chugainippoh.co.jp/editorial/2015…「宗教的世界観を持つ人が、崇敬対象に対する冒涜的な表現をやめてほしいと意思表示する」「それに耳を傾けて、相互理解の道を求めることもできる」

島薗進 @Shimazono

６「シャルリー・エブド事件　異なる世界観の対話を」1/21中外日報（社説）chugainippoh.co.jp/editorial/2015…「他方、それが自由や人権に反するので、世界観として受け入れられないとして、挑発的に対抗することもできる。後者は「世界観の対立」を好む姿勢だ」。

島薗進 @Shimazono

７「シャルリー・エブド事件　異なる世界観の対話を」1/21中外日報（社説）chugainippoh.co.jp/editorial/2015…「そのようにして相手に攻撃的に関わり不信感を増幅するのは、対話や融和・和解にではなく、敵対と暴力への動向を後押しすることになりかねない」

島薗進 @Shimazono

８「シャルリー・エブド事件　異なる世界観の対話を」1/21中外日報（社説）chugainippoh.co.jp/editorial/2015…「宗教の中に外部を敵視し攻撃的に関わる傾向が見られることは、かねて強く意識されている」「だが、非宗教的な世界観も同様の方向に向かうことがある」

島薗進 @Shimazono

９「シャルリー・エブド事件　異なる世界観の対話を」1/21中外日報（社説）chugainippoh.co.jp/editorial/2015…「これら多様な宗教・世界観の間の対話と融和・和解がますます必要になってきている」「宗教界も言論界もこうした重い課題を意識し、自らを省みるとともに」

島薗進 @Shimazono

１０「シャルリー・エブド事件　異なる世界観の対話を」1/21中外日報（社説）chugainippoh.co.jp/editorial/2015…「他者と意見の対立を避けずに関わりながら、地道な相互理解の歩みを重ねていくことが望まれる」宗教対立と同じように、宗教対反宗教という対立も危ういという論。