「職場を生き抜け!」シリーズでおなじみのライター 吉田典史@katigumi氏の語る、「エントリーシート、面接」講座
- Eric_Ridel
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就活でも転職でも、面接の1つのやりとりで答えることは、1つ。1つの質問に1つ。2つは答えてはいけない。でも、面接官をするとわかる。8割くらいは1つの質問に3~5つくらいに要素を盛り込んでいる。あれではわからない。
2010-12-07 22:00:04面接でもエントリでも、業界や会社の「状況解説」をする人が多い。それはするべきだけど、あえて話すことも書くこともしなくていい。そうではなく、あくまで自分を判断させることができる「具体的な経験」や「事実」などを話す。それならば差別化になり、判断しやすい。
2010-12-07 22:26:34絶えず、自分の得意な経験とかに引きずり込んでいくこと。業界とか世の中の動きなど、一般論を話すと、不利。ほとんどの人が同じことを話す。面接に限らず、作文も同じこと。いかに他人と差別化を図るか。
2010-12-07 22:29:33面接官はいくつかの基準で受験生を見ている。それを踏まえ、自分の売りを1つに絞り、それを裏付ける事実を3~5つ用意。それをあらかじめ書いておく。いつでも答えることができるようにリハーサル。面接官の質問はいくつもあるが、聞いてくる意味は2つくらい。
2010-12-07 22:35:40学生のゼミで教わったことを延々と話す人も多い。そんなものは、面接官は聞いていない。ゼミで学ぶことは尊いが、それほど会社員は甘くない。ゼミについて話すならば、その内容ではなく、そこで経験した事実や体験など、自分を「使える」と思わせるネタをわかりやすく伝えること。
2010-12-07 22:38:47就活でも転職でも、面接の場で話すことはわかりやすく。難しい漢字ではなく、平仮名で答える。「検討します」ではなく、「考えます」という具合に。たまに面接に立ち会うけど、学者みたいな人が目立つ。ふだんは、あんな言葉を使わないでしょう。
2010-12-07 22:43:35経験とか事実を盛り込むべき。だけど、マイナスの印象を与える体験や事実はまずい。自分も就活や転職でそんなことを書いたり話していた。面接官をすると、わかる。あくまで自分を「使える」と思わせる材料を提示することに尽きる。
2010-12-07 22:46:452年半前、著名な中小企業の経営者の回答「転職者は、前職をさんざんに否定してうちの会社に来る。だけど、うちでは前職の仕事のやり方のまま。 どれだけ言っても、前のやり方を変えない」わかるな~。
2010-12-08 00:24:16心の中で迷いがある会社には行かないほうがいい、と思う。自身の経験と、ほかの人を観察していて、そう感じる。仮にそこで働くと、その迷いはどんどん大きくなる。
2010-12-08 00:30:25周囲の人と、特に上司たちとあまりにも意識(価値観など)の面で差が大きい場合は、そこでは、あまり花開かないかもしれない。そういうものを感じる職場には、就活も転職も行かないほうがいい。
2010-12-08 01:08:20就活でも転職でも、自分の最大のセールスポイントを1つに絞るべき。ただし、相手から見てそれが「使える」と思わせるものであること。自分で勝手に思い込んだ、セールスポイントでは弱い。
2010-12-08 14:48:01特に転職の面接では、採用の意図、ねらいを調べ上げ、それを満たす、セールスポイントであるべき。なんとなく思いつきのセールスポイントならば、意味がない。相手が「書いたい」と思える材料を提示すること。
2010-12-08 14:50:30就活や転職で、相手に「こいつを買おう」と思わせる材料は、どんな人もあるはず。それを1つずつ冷静に書き出してみる。さらにその中で、相手がいちばんほしいと思う材料を選び。それをわかりやすく説明。あくまで、相手が決めるのだから。
2010-12-08 16:37:10自分を売り込む事実を話すだけでは弱い。そこから、何をつかんだのか。それを入社後、どこでどのように生かすのか。ここまで踏み込んで考えないと、セールスとしては弱い。大体、事実を話して終わってしまうんだな。
2010-12-08 17:27:58まぁ、人事部など経営サイドが話したことをそのまま受け入れる、ということも安易なんですよね。いま、OB訪問の記事が増えているけど、これも人事部発でしょう。そこには、ふつうの会社員とか、学生の声がない。つまりは、創りこまれた記事ともいえる。
2010-12-08 18:02:12自己分析をするのはいいけれど、オタクになるとまずい。ほとほどのところで、スタートしないと。学生時代、自分のまわりにもそんなことをしているがいたが、なかなか内定が得られない。それもそのはず。受験していないから。
2010-12-08 20:27:38自分のPRとか、志望動機はあなたのことを否定的にとらえている人には見せないほうがいい。自分の場合は姉と、同じゼミの友人だった。要は、自分のことが気にいらなかったのだろう。そんな人に見せると、悪いことを言うにきまっている。だから、自分を肯定してくれる人に見せていた。
2010-12-08 22:47:57自分は、かなり倍率の激しい会社ばかりを受験していた。いい結果が出ない。就活で知り合った、神戸大の女性と、成城大の女性、当時の朝日新聞の編集委員の3人に作文やエントリをよく見せた。いいことを言ってくれるんだね。それで前に進むことができた。
2010-12-08 22:50:39本や雑誌を書くときも同じく。明らかに相手が自分を否定的にとらえていると感じる場合、私は原稿を見せない。泥仕合になるから。原稿もエントリも、このあたりは変わらない。まぁ、だからこそ、直観でウマがあう、という人と仕事をするべき、と思う。
2010-12-08 22:57:22就活も転職も、直観は大切。相手と会って、「なにか違うぞ」と感じた場合は、それをノートにメモ。数年以内に、そのなにかがわかる。そこには 行かないほうがいい。20数年生きてきた経験、感覚はささやかなものだが、それを大切に。その直観は、間違っていない。
2010-12-08 22:59:50話す内容の差別化、個性、特徴は明確にするべき。書く内容も。私のころは「海外での探検」を書く奴がいたけど、大体、落ちるんだな。もっと、日常生活にあると思う。親の給与が減額になり、働くことの意味を考えた。働くってのは自分を捨てることだ、と。これにさらに加えると、質問したくなるけどな。
2010-12-08 23:26:16理屈を書くと、不利だ。つまり、新聞の社説とか、ゼミで学ぶ、あの本に抱えてあるようなこと。そうではなく、日々の生活で経験したこと、そこからこんなことを感じ取り、それをこうしたいからこそ、御社に行きたい!と言う。こうしないと、差別化なんて無理。
2010-12-08 23:29:17転職だって同じこと。いまの仕事をこうしてきた。そこでこれができるようになった。今後、こうしていきたいが、いまの会社ではこういう理由でそれができない。御社では、それができる。たとえば、こういう具合に。だから、志望した。といったことぐらいは、立て板に水にならんと、いかんよ。
2010-12-08 23:31:54ただ、転職の面接に立ち会うと、ほとんど全員がいまの職場の不満を言うんだね。あれは、微妙。あえて不満を言わずとも、だれもがわかるよ。自分が希望する仕事ができないが、御社ではこういった具合にできる、という切り口で迫らないと、厳しいだろうな。
2010-12-08 23:35:35結局、OB訪問はこういうシナリオ、セールストークのネタを集めるためのもの。相手は、OBではなく、会社員だから。もう先輩じゃない。その意味がわからない人は、たぶん、就活でいい結果は出ないように思う。先輩なんていないよ。
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