ニンジャスレイヤー二次創作【ラン・コワード・ラン】#5

鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「ドーモ」真っ先にアイサツしたのは、ダークイエロー装束ニンジャ。「はじめまして。ザイバツ・マスターのランチハンドです。こちらはアデプトのディプレッション＝サン」「ドーモ」女ニンジャがオジギする。リフレックスもまた、ぎこちないアイサツを返す。46 #4215tk

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「ドーモ、はじめまして。リフレックスです」「ドーモ、ベリジェレントです」ランチハンドがわずかに目を細めた。「早朝からご苦労。これよりお前たちは私の指揮下で動いてもらう」「ハイ」リフレックスは頷き、ランチハンドの隣に立つディプレッションをこっそりと観察した。47 #4215tk

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（親愛なる読者の皆様：ほんやくチームに動きが見られたので、本日の投下をこれで終了させていただきます。続きはできるだけ早くやります。まとめも？まとめもだ！） #4215tk

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ドーモ、シカナです。これより昨日の続きを投下する。TLがドバッとなるのを避けたい方はタグ #4215tk をミュート推奨。これは実況タグとしてもご利用いただけるハイ・テックなシステムです。しかしなんか時々取得漏れがある気がするので、違和感があったら当アカウントのツイート参照重点！

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【 #4215tk 】

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「ドーモ」真っ先にアイサツしたのは、ダークイエロー装束ニンジャ。「はじめまして。ザイバツ・マスターのランチハンドです。こちらはアデプトのディプレッション＝サン」「ドーモ」女ニンジャがオジギする。リフレックスもまた、ぎこちないアイサツを返す。46 #4215tk

鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「ドーモ、はじめまして。リフレックスです」「ドーモ、ベリジェレントです」ランチハンドがわずかに目を細めた。「早朝からご苦労。これよりお前たちは私の指揮下で動いてもらう」「ハイ」リフレックスは頷き、ランチハンドの隣に立つディプレッションをこっそりと観察した。47 #4215tk

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コケシめいたオカッパ頭の、上品そうな女である。血色の良さから見てアッパーガイオン育ちか。リフレックスもさほど体格がいいとは言えない（ベリジェレントとはほぼ同じ背丈だ）が、彼女はそれよりも小さい。５フィート足らずしかないのではないだろうか？48 #4215tk

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（（（彼女はなぜここに？）））そんなリフレックスの疑問を読み取ったか、ランチハンドがディプレッションを手で示す。「お前たちは今日からこのディプレッション＝サンとチームを組むことになる」「チーム、ですか？」「うむ」ランチハンドが頷いた。49 #4215tk

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「近年、野良ニンジャの数が増えていてな。ソウカイヤが壊滅した以上、そちらの対策が必要となってきた」「野良ニンジャ……」リフレックスは眉をひそめる。ランチハンドが続ける。「故に警護チームの増員。地味だが重要な任務だ。しっかり励んでほしい」「ヨロコンデー！」50 #4215tk

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「……なお、チーム内ではディプレッション＝サンがリーダーだ」ランチハンドは傍の女ニンジャへと視線を向ける。「ディプレッション＝サン、まずは二人を今後の住まいへと案内せよ。そして警護区域の確認を頼む」「ヨロコンデー」ディプレッションが静かに答えた。51 #4215tk

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「アー……質問しても？」そう言って手を挙げたのはベリジェレント。ランチハンドは表情を変えぬままに彼女を見やる。「何かな？ベリジェレント＝サン」「なんでそいつ……じゃない、ディプレッション＝サンがリーダーなん……です？」ぎりぎり最低限の礼儀を保った質問だ！52 #4215tk

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「フム。まあ当然の疑問か」ランチハンドが腕組みをする。「理由はシンプル。ディプレッション＝サンはお前たちより長くザイバツに所属している。つまり、イクサの経験と状況判断がより優れている」「カラテもですか？」ベリジェレントの言葉は、いくらか挑発的だった。53 #4215tk

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「成る程。そういう意味合いか」ランチハンドが肩を揺らす。苦笑したようだった。「サラマンダー＝サンの元でカラテを積んできたのだったな。しかし、彼女は」「ランチハンド＝サン」彼の言葉を遮ったのは、他ならぬディプレッションだ。「語るより見せるがハヤイかと」54 #4215tk

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「それは模擬戦の申請か？ディプレッション＝サン」「ハイ」ランチハンドはため息をついた。「……許可する。ただし怪我人を出すな」「ヨロコンデー」ディプレッションが一歩前へと進みでる。「改めまして。ドーモ、ディプレッションです」アイサツし、緩やかにカラテを構えた！55 #4215tk

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「ドーモ。ベリジェレントです！」ベリジェレントもまた臨戦態勢！事の成り行きを見守るつもりだったリフレックスも、ディプレッションに目で促されていることに気づき慌ててアイサツ！「ド、ドーモ！リフレックスです！」「イヤーッ！」先手を打つはディプレッションだ！56 #4215tk

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彼女は両の掌を二人へと向ける！「イヤーッ！？」リフレックスは己のニンジャ第六感に導かれるまま側転回避！「グワーッ！？」悲鳴をあげたのはベリジェレントだ！突如として彼女はその場に膝をつく！「なんだ、これはッ！？」「オモミ・ジツです。ベリジェレント＝サン」57 #4215tk

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平然と答えるディプレッション！彼女のジツにより、ベリジェレントの体には非ニンジャであれば耐えられぬであろう重圧がかけられているのだ！「しかし、初撃を察知されたのは初めてですね」ディプレッションが興味深げに退避したリフレックスを見やる。その時だ！58 #4215tk

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「ウ……オオオーッ！」気合とともにベリジェレントが両手を掲げ、ディプレッションを睨む！「ショウブ！」そしてキリングフィールド・ジツ！瞬く間に超自然の霧が二人を包み込んだ！「オ、オイ！」狼狽するリフレックスの隣に、ランチハンドが移動してきた。59 #4215tk

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「成る程。これがキリングフィールド・ジツか」ランチハンドが冷静に呟く。「悪くない判断だが、連携が取れないというのは考えものだな」「エッ？」怪訝な声を上げるリフレックスに、ランチハンドは目を向けた。「お前も退避だけでなく、味方のカバーをしろ」60 #4215tk

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「し、しかし」「これは組手ではないぞ、リフレックス＝サン」反論しようとするリフレックスの言葉は、ランチハンドに遮られた。「より実戦に近い。複数人で行うイクサには、個々のカラテはもちろん、連携もまた重要になる。覚えておけ」「ハ、ハイ！」61 #4215tk

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「さて。そろそろお前の番だ」「エッ」リフレックスは反射的にキリングフィールド・ジツの霧へと向き直る！「イヤーッ！」「グワーッ！？」それとほぼ同時にベリジェレントが霧の外へと吹き飛ぶ！「エッ！？」霧が晴れる！ディプレッションは……いない！？「イヤーッ！」62 #4215tk

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「イヤーッ！？」頭上から響くカラテ・シャウトに、リフレックスは緊急退避！ちょうど彼のいた場所にディプレッションが高速落下、着地！自然落下ではありえぬ凄まじい速度。もし退避が遅れていれば、ベルトコンベアに乗せられたバイオイカめいてプレスされていただろう！63 #4215tk

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リフレックスはジュー・ジツを構える。霧に紛れて跳躍し、オモミ・ジツを使った落下アンブッシュ。リフレックスのニューロンはディプレッションの挙動を解析する。なんたる相手のジツをも利用したフーリンカザンか！「イヤーッ！」ディプレッションがチョップ突きを放つ！64 #4215tk

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「イヤーッ！」リフレックスは顔を狙って放たれたチョップ突きを捌く！「イヤーッ！」ディプレッションのカラテ・シャウトとともに、彼女の手が急激に重量を増やしリフレックスの肩口を狙う！「イヤーッ！」リフレックスは危うく体を捻ってこれを回避！65 #4215tk