M-Shingo

あ阿々。 @rainbow_solara

「髪型？似合ってたらなんでもええんちゃうん」伸ばすか切るか悩む私に、特に興味もない信五。予想してた答だけどね。「あ、でも」「髪の毛グチャグチャに振り乱して喘いでるお前見てるの、好きやで」ニヤリと笑いながら髪にキス。頬、唇、そして身体へ延びる手。「切る前に見せて？」 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

① 「ただいま」 『おかえり信五ーって、どうしたのその花束』 「撮影で使ったやつ。よかったらどうぞやって。やる」 『へー。ありがとう。花瓶どこだっけ』 やっぱり覚えてへんか。 背中を見て苦笑する。 本当は自分で買った。 今日は俺らが初めて会った日。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

② ツレの結婚式で、あいつはスタッフで。 記念日を祝ったりする仕事やのに、自分のことには無頓着。 辛うじて俺の誕生日は祝ってくれるけど、自分のは一番の繁忙期でそんな暇ないからって後回し。 俺の方が色々覚えてるって何やねん。 『ご飯出来てるよー』 「おー」 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

③ テーブルの上には温かな食事と、花瓶に綺麗に生けられた花。 『何かお祝いみたいだね』 嬉しそうに笑って向かいに座る。 「せやな」 「『いただきます』」 まあええか。 記念日なん、これからなんぼでも祝えるやろ。 コイツの笑顔見れるなら、花束くらい安いもんや。な。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

「なあ」 顔を上げると、いきなり信五に唇を奪われた。 突然のことに、されるがまま深いキスに翻弄される。 「風呂入ってくるわ」 呆然とする私を残したまま、去っていく背中。 誘われてる？ スキンシップ？ 中途半端に熱くなった体を持て余して、もう何も考えられない…。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

① 仕事で遠くにいる信五と、就寝前の電話。 写真送ってって言われたから自撮りしてみる…けど。 なんていうか、彼のために撮る写真って…恥ずかしい。 彼のことだけ考えてる自分の顔が、なんだか物欲しそうに見える。 グラビアって、撮影中何考えてるんだろ。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

② 信五のも欲しいってメッセージをつけて送った。 届いた写真は、雑誌で見る綺麗な笑顔じゃなくて。 明らかに欲望を孕んだ、数分前の信五。 熱っぽい瞳に射抜かれて、身体が熱くなる。 きっと彼も同じ。 私の欲望に気付いてる。 彼の唇や指を思い出して、一人身体が震えた。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

③？ 写真送ったやん 見ながら一人でシた？ …嘘やん あんな物欲しそうな顔して 俺？シたよ 写真見てたら勃ってもうたもん お前もシたんやろ？ 何想像しながらシたんか教えてや 同じ様にヤッたるから ほら 最初は？ 早よ言わんと俺の好きなようにすんで？ #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

① 『髪の毛、長いのと短いのどっちがいいと思う？』 滅多に美容院に行かない私だけど、毎回一応聞いてみる。 いつも、どっちでもいいって。 切っても特に感想もなし。 まあ、今回もそうだろうけど。 「長いの」 『…え？』 「長いのがええ」 答えが返ってきたのに驚いて…。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

② 「なんや？自分から聞いてきたくせに」 『初めて言ったから…っていうか、今更…？』 今更何でって？って。 「長い方が可愛え」 彼の手が伸びてきて、思わず身をすくめる。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

③ 「この黒くて真っ直ぐな髪、好き」 『ちょ…そんなこと…』 「顔、赤いで」 優しい目でふわりと笑う彼。 ドキドキして恥ずかしくて、目を伏せてしまう。 『からかわないでよ』 「からかってへんよ。本当のこと」 顎を持ち上げられて、チュッてキスされた。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

④ 「ずっと見てきて、長いのが一番可愛えって思た」 「長いのも短いのも、見てみなわからんしな」 髪の毛を撫でながら、おでこをくっつけてくる。 『いつも結んでるのに…』 「ええやん。一番可愛いのん、俺しか知らん」 急にそんなこと言うなんて、反則。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

⑤ ていうか、今までちゃんと見てたんだ…。 恥ずかしくて嬉しくて、言葉にならない。 「明日か？可愛くして貰ってき」 またチュッてされて…。 他にも言われてないことってあるのかな？ ずるいなあ、もう…。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

① 明日は２人ともオフ。 外で晩御飯を食べて、お風呂も済ませて、寝る前に少しお酒。 ソファに座る信五の膝に寝転がって、２人でテレビを見るまったりとした時間。 アルコールも手伝って、音が少しずつ遠くなって来る。 あー寝そう…なんて思ってたら、胸の上に手が乗せられた。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

② ん？って上を見ると、なに？って目線で返してくる。 んーん、と、瞬きをしてまたテレビに視線を移した。 手慰みに動く手。 またトロトロと瞼が重くなる。 稀に乳首を掠って体がピクリとと反応する。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

③ それを繰り返してるうちに、いつの間にか手が意識を持って頂点に触れて来るようになって。 『…っ、ぁ…』 声を我慢して、堪えて吐く私の息も熱くなって行く。 うっすら目を開けて見ると信五と目が合って、思わずギュッと目を閉じた。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

④ 疼き出す体の奥。 優しく弄る手に意識が集中する。 もっと、もっと触れてほしい。 『ああっ！』 いきなり乳首をギュッと摘まれて、体が跳ねた。 その声を合図に激しく手が動き出す。 待ちわびた刺激に私の体も声も止まらない。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

⑤ 膝枕のまま、口元に信五のが差し出される。 そのまま顔を寄せて、舌を這わす。 「お前は俺の下で喘いどったらええねん」 いつもそう言ってさせてくれないから、嬉しくなって体勢を変えて口の中に飲み込んだ。 更に熱と質量を増して、口内を満たされる。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

⑥ 信五の手も私の中に入ってきて、水音と荒い息づかいと喘ぎ声だけが部屋に響く。 いつの間にかテレビは消されていた。 「ん…ぁ…」 漏れる信五の声。 もっと聞きたくて、喉の奥を開いて更に飲み込んだ。 頭を押さえて突き上げてくる腰と、私の中を犯す指。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

⑦ 嬉しさと苦しさと快感で涙が滲む。 朦朧とする意識の中、口の中を必死で吸い上げる。 グッと一番奥に押し込まれて、熱いものが喉の奥に広がった。 同時に私の頭も真っ白になって体が痙攣する。 ドクドクと脈打ちながら射精される精液を飲み込んで行く。 この苦みさえ愛しい。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

⑧ 「大丈夫か？」 心配そうな声。 『ん…好き…』 ボーっとしてると、抱き抱えられてベッドへ。 「今度は俺の番な」 キスをしながら、信五がゆっくり入ってくる。 『あ…あ…んぁ…』 ゾクゾクと背筋を這い上がる快感にもうイきそう。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

⑨ 「そう…その顔好きやねん」 「もっと、もっとグチャグチャなって」 私もね、信五が私で気持ちよくなってる顔、好き。 皺寄せた眉間とか、唇を舐める舌とか、ほら、その余裕なく私を見下ろす目とか。 全部で私を犯してくる。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

⑩ 後はもういつも通り。 信五の好きなように攻められて、喘がされて、泣かされて、何度もイかされて…気付いたら朝だった。 隣で寝息をたてる信五。 夜とは違う、少し口の開いた無防備な顔。 そっと唇をなぞってみる、と身じろぎをしてそのまま抱き締められる。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

⑪ 「も、少し…」 寝言？ お休みだもんね。 もう少しゆっくりしようか。 信五の腕の中、私ももう一度目を閉じた。 #エイトで妄想

あ阿々。 @rainbow_solara

① お風呂上がり。 ソファに座って今日買ってきた本を開く。 「あれ、寝えへんの？」 『うーん、先寝てていいよ』 「んー」 少しの間、集中して時間を忘れていたみたい。 ソファが揺れて我に返った。 顔を上げると、隣には缶ビール片手の信五。 #エイトで妄想