引退騒動、顛末記
引退騒動その26:銀行や税理士協会が出している資料やパンフレット、そのた一般向けの書籍等を取り寄せた。ところが、それらに書き込みを行いながら精読していくと、どれもこれも全く同じところで、突然、文脈が途絶し、飛躍した表現がなされていることが分かった。それと分からないようにひっそりと
2015-02-01 12:59:56引退騒動その27:私は、その文脈の途絶したところを徹底的に追求していった。そして、そこが迷宮の入り口であることが徐々に分かってきた。極めて集中していたある日の真夜中、急にアイデアがひらめいて、その難所をグラフ化することに成功した。その後、急に空腹を覚え、片っ端から食べまくった。
2015-02-01 13:49:52引退騒動その28:そして自分でようやく相続税の計算ができるようになった。こちらが渡した資料に基づいて銀行がいくつかのパターンを試算した結果とほぼ、数字が一致したからである。
2015-02-01 13:57:03引退騒動その29:そして相続税が計算できるようになって、何が起きたかというと、これだけ多額の税金がとられるなら、子孫に残すより自分で気前よく使ってしまおうという気持ちが沸いてきたのである。たとえ少々、赤字になろうとも仕事を趣味として楽しめる余裕が出てきたのである。
2015-02-01 14:08:13引退騒動その30:それで譲渡をあっさり撤回し、従業員も元の鞘におさまって、現役を続行中と相成った次第である。他者から見れば、「一体、お前とこは、どないなってんねん」とけちをつけたくなるところであろう。譲渡を求めた家主さえキョトンとしている始末である。
2015-02-01 14:25:17引退騒動その31完:あっさりと譲渡を撤回できたのは、私が家賃を払い続けてきたことが背景にある。しかし、二転、三転したときの心境の切り替えは、正直なところかなり厳しかった。またお気に入りの従業員を翻弄する結果となったが、今後の現役生活を通じて罪滅ぼしをする他ない。以上。
2015-02-01 14:33:11