震災の記憶のとどめかた

いいたてミュージアム勉強会 2015.1.31 に参加した時のメモより。福島市AOZで開催されました。メモなので抜けもあります。
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(訂正)

hiroki @hirokiharoki

2年間。小差活動。 → 2年間、調査活動。

2015-02-01 21:17:49
hiroki @hirokiharoki

(3/3)震災発生から2年の時点で「東日本大震災の全貌」という本がたくさん出版。しかし、抵抗があった。起承転結。 被災地では、復興すら始まっていないのに起承転結とは。 我々は、起承転結ではない展示をすることに。

2015-02-01 20:12:02
hiroki @hirokiharoki

(1/4)見た人が、能動的に考える。 被災現場からのレポート。失われたもの、こと。被災者感情として、つぎへのそなえとして。みずから生み出した資料→客観的に分析。 自分自身が震災とどう向き合ってきたか。 被災現場写真。すべてに「撮影者レポート」をつけて展示。

2015-02-01 20:23:51
hiroki @hirokiharoki

(2/4)写真展とは考えていない。自らが体験したこと、その感覚や思考を。写真はそのための補助でしかない。 常識的には、時系列で展示。しかし、2年経ったが「長い1日としか感じていない」だから、時系列は適さない。 例えばこんな風に展示:気仙沼大川の写真、とその添付レポート。

2015-02-01 20:23:52
hiroki @hirokiharoki

(3/4)(※レポート内、実際は方言を多用。メモからは抜けてます)気仙大川の様子。春。人が溢れる。小学生がいる。桟橋に船。秋。はぜがよく釣れた。婚姻色の鮭が見えた。 写真:歴史ある商店街(だった場所)。思い出深い場所。色んな人と話した。そういう場所が消えてしまった。

2015-02-01 20:23:52
hiroki @hirokiharoki

(4/4)写真:H鋼の下に、銀色の自動車を見つけてしまった。思わずにはいられない。無人でありますように。はやく回収してもらえますように。

2015-02-01 20:23:52
hiroki @hirokiharoki

(1/4)被災物。展示方法。分類。津波や火災の被害を示すための物。日常の記憶を思い起こす物。 すべてに、(上記のような)レポートが添付されて展示されている。 記録。しかし、血の通ったものがたりを付けること。レポートは郵便はがきの形。津波被災資料の横につけた。

2015-02-01 20:36:24
hiroki @hirokiharoki

(2/4)電信柱の断片写真:「鉄筋だけ残ったのを見て、オラあきれた。こんなの押し流すなんて津波すげえよ。…ちょっとでも重いのさ。持ち上げられねえ」洗濯機の写真:「我が家はバラバラ。洗濯機は田んぼに流された。見に行った。やっぱり家のだった。

2015-02-01 20:36:24
hiroki @hirokiharoki

(3/4)風呂の脱衣所って身も心も清めるみたいな場所でしょ。洗濯機もそう。清めるものなのに泥が入ってて、見なきゃよかったって思ったのさ」 足踏みミシン:「子供たちの思い出が詰まってる。ただの台? でもいいの。私の宝物なの」 炊飯器の写真:「時々子供らくるから8号炊き。

2015-02-01 20:36:24
hiroki @hirokiharoki

(4/4)裏の竹のところにあった。ヘドロと、下から真っ白いご飯が出てきたの。夜の分、残しといたんだ。涙出たよ。」 シュガーポット:「何時も行ってた思い出の喫茶店の。シュガーポットに砂がつまってた。」

2015-02-01 20:36:25
hiroki @hirokiharoki

(1/3)オーブンレンジ:「亡くなった祖母のこと、新婚生活のこと。頭に浮かんできて涙が止まらなかった」  私の創作。震災前に聞いていた話、回収した資料、様々な人々の実際の話から、(特定されない範囲で)話の寄せ集めなどを元にしたもの。自分自身、身近な誰かを、投影する、

2015-02-01 20:48:28
hiroki @hirokiharoki

(2/3)共有できる。 置き換えて、考えてもらうために。普遍的なもの。被災物。 被災物の展示手法。→一から考えるしかなかった。 ただの汚れた炊飯器(ではない!) 例えば、油絵のこと。油絵を見て、単なる布に油を塗り固めた(特に意味のない無機質な)もの、と見る人はいない。

2015-02-01 20:48:28
hiroki @hirokiharoki

(3/3)→意味を見いだそうとする。 同じように、被災物から、人々のイメージや記憶。 美術品。一種のインスタレーション。 赤いタグ。ポストカードの展示の上の演出。ビニール袋に入った展示物。 108点を展示:キーワードパネル。言葉の問題について。108に特に意味はない。

2015-02-01 20:48:28
hiroki @hirokiharoki

(1/3)ずれ。「がれき」「想定外」「きずな」「勇気」…。 言語の共有。「未曾有」→過去に一度もないこと。→対して、南三陸には40年に一度津波が来ていた。だから「未曾有」は不適切ではないか。津波の石碑も残っていた。しかし、関心は低かった。

2015-02-01 20:57:48
hiroki @hirokiharoki

(2/3)2006年に110年前の津波についての展示をした。しかし、1ヶ月半で1200名のみ。関心がない。津波に関する継続的な取り組み。「想定外」も違う。想定はされていた。我々が無視していただけ。多く、埋め立て地、津波が来るから家を建ててはいけないという場所にも。

2015-02-01 20:57:48
hiroki @hirokiharoki

(3/3)「未曾有」も違う。 歴史に学び反省してゆかなくてはならない。未解決の課題。山積み。震災で明らかになった。取り組んでゆかなくてはならない。 まとめ。

2015-02-01 20:57:49
hiroki @hirokiharoki

記録。主観的事実としての記憶。まだ、人の中にあるままであり、あまり顕在化されていない。震災の記憶。一様ではない。意志を宿す物。震災遺構。形や音、器物?。表現物。記憶。文化財。人の意志。表現物。  終わり。  以上、山内宏泰さんのご講演でした。メモなので内容は飛び飛びです。

2015-02-01 21:03:47

ここから山内明美さんの講演

hiroki @hirokiharoki

(1/3)山内明美さん:気仙沼、南三陸は「山内」名字が多い。以前、学芸員してたことがある。会津に2年。飯舘、相馬にも調査に行った。福島は第二のふるさと。夕べも悩んだ。何を話すか。気仙沼、南三陸の被災状況。南三陸町の出身。2011.3.11は東京の大学院にいた。

2015-02-02 21:47:34
hiroki @hirokiharoki

(2/3)南三陸は70%壊滅。農村30%の集落。自分の家は流されていない。家族も無事。自分は東京で「南三陸の人」。しかし、被災者ではない。自分の立場、難しい。いつも最初にそのことを言う。 私的な話をする。写真。2012。南三陸に1年間。

2015-02-02 21:47:34
hiroki @hirokiharoki

(3/3)宮城大学が南三陸復興ステーションを作った。 飯舘村の中学生に何かしてあげられないか? 2011年。飯舘の中高生を連れてイタリアへの研修旅行があり参加。セッションとかを行った。 里山。里海。 村を作ろう。

2015-02-02 21:47:34
hiroki @hirokiharoki

(1/3)海外、欧米の、村の作り方。飯舘村も、参考にした。2011冬。自分に何ができるか。管野村長もこられた。いいたての中学生。250人ぐらい。何かおいしい食べ物を食べようか。南三陸のお母さん方に、地元の物でお弁当を作ってもらった。裏山から竹を切ってもらってきて、

2015-02-02 21:56:25
hiroki @hirokiharoki

(2/3)お弁当をつめた。みんなで食べた。 高山先生。きれいな色紙。みんなで並べてワークショップをした。 高山先生。線路、しずかわ駅、レールが無くなった。がれき…ではなくて、被災物、でしたね。全部、なくなった。今、JRはBRTのバスで走ってる。まくら木の写真。被災物。

2015-02-02 21:56:25
hiroki @hirokiharoki

(3/3)高山先生は、まくら木を材料に、いろいろ作られている。

2015-02-02 21:56:25
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