「朝鮮人虐殺はなかった論」のトリック

工藤美代子/加藤康男「虐殺否定本」を検証する。 @01sep1923 さんのツイートまとめです。
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「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

「証拠史料編その14/拷問による『自白』が暴動の証拠?」をアップしました。kudokenshou.blogspot.jp/2015/02/blog-p…

2015-03-10 15:17:15
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

「その14」は避難者の談話を北海道の新聞がまとめたもの。「多数の人」が朝鮮人を捕らえ「竹槍で」「死ぬ程責め」たところ、「暴動」の計画を自白したのを見た、というものだ。工藤夫妻はこれを朝鮮人テロリストが自白した例として引用している。(続く

2015-03-10 15:42:15
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

これについては多言を要すまい。集団で竹ヤリによって暴行して得た「自白」なるものを証拠として提示する工藤夫妻の神経を疑うだけである。激しく暴行され、殺されるかもしれないと思えば、たいていの人間は、どんな内容でも拷問者の求めるままに「自白」する。(続く

2015-03-10 15:42:32
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

ましてこの記事は、①情報の混乱が続く震災直後に、②被災地を遠く離れた北海道の新聞が、③避難者の談話をまとめただけの記事である。拷問云々の前に、「自白」そのものが本当にあったかどうかさえ確認できない。(続く

2015-03-10 15:42:44
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

そしてこの記事の内容が事実だとすれば、ここに描写されているのは“朝鮮人テロリストの自白”ではなく、“朝鮮人に対する迫害”の情景である。竹槍で死ぬほど責められていた彼は、おそらくは生きてその場を離れることはできなかっただろう。(終わり)

2015-03-10 15:43:06
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

「証拠史料編その15/省略の悪用で噂への言及を事実の描写のように見せかける」をアップしました。kudokenshou.blogspot.jp/2015/02/blog-p…

2015-03-12 14:46:49
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

「その15」もまた、遠く北海道の新聞が、震災直後の混乱期に、避難者から聞き取ってまとめた談話記事である。『なかった』では先日紹介した「その14」同様に、「朝鮮人テロリストが自白していた例」の一つとして引用されている。(続く

2015-03-12 21:05:45
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

ところが奇妙なことに、この中には朝鮮人が何かを自白する場面が一つも出てこない。その代わりに、談話者の認識として「鮮人が団体を組んで来るとか爆弾を投て、焼き払ふ計画を立ててゐる」とか「鮮人は何れも多大の金を持つてをり」という言葉が出てくる。(続く

2015-03-12 21:06:17
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

ところがいずれも、その後に続く「~などの流言が行われ」「~と言はれてをりました」という言葉を、工藤夫妻は省略する。噂ではなく事実を記録したかのようにミスリードしているのである。「その15」はこの短い引用の中に、(略)が2箇所と、“こっそり省略”が3箇所もある。(続く

2015-03-12 21:08:39
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

これらを全て復活させると、現れるのは流言による集団ヒステリー状況と、その中での朝鮮人虐殺である。たとえば次のように。(続く

2015-03-12 21:09:35
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

「田端より乗つた汽車中一人の男が配つてくれる芋を貰へませんでした。其時誰かが朝鮮人は芋を食はぬと云つたら汽車の中の罹災民は其者が次の列車に乗つて逃げくるのを打つやら叩くやらして殺して快を叫んでゐるのです」。工藤夫妻はこういう箇所を“こっそり”削除しているのである。(終)

2015-03-12 21:10:27
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

「証拠史料編その3/品川を偵察した軍部隊が「朝鮮人来襲は虚報」と報告している」をアップしました。kudokenshou.blogspot.jp/2015/02/blog-p…

2015-03-13 17:43:09
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

「証拠史料その4/舞台は東京・音羽町なのになぜか横浜とカン違い」をアップしました。 kudokenshou.blogspot.jp/2015/02/blog-p…

2015-03-25 17:35:27
バージル @vergil2010

芥川龍之介には執着するが志賀直哉は無視する朝鮮人虐殺否定本 - 読む・考える・書く vergil.hateblo.jp/entry/2015/03/…

2015-03-29 21:24:14
リンク http://vergil.hateblo.jp/ 芥川龍之介には執着するが志賀直哉は無視する朝鮮人虐殺否定本 - 読む・考える・書く 芥川龍之介は、田端の自宅で関東大震災に遭遇した。このときの経験を、芥川は「大正十二年九月一日の大震に際して」という文章にまとめており、これは全文をネット上でも読むことができる。[1] 工藤美代子『関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実』(産経新聞出版 2009年)(以下、「真実」と呼ぶ)は、この芥川の文章を引用して、次のように書いた。(P.30-32) 「僕は善良なる市民である。しかし僕の所見によれば、菊池寛はこの資格に乏しい。戒厳令の布しかれた後、僕は巻煙草を喞くわへたまま、菊池と雑談を交換してゐた。尤もつとも
「朝鮮人虐殺はなかった」はなぜデタラメか @01sep1923

証拠史料その5、6,9を合わせてアップしました。下記リンクは「その5/単なる伝聞を 朝鮮人一団に遭遇した恐怖の体験と強弁」です。kudokenshou.blogspot.jp/2015/02/blog-p…

2015-04-02 18:24:31
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