「千の想いを」~番外編・天城がいた頃/夏の日(#6)~
- mamiya_AFS
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@AC_akagi @tiyodadayo 赤城一人で帰ろうとしたって帰宅できなそうだからね。それだけだよ。 レストラン見付ける度に道を外れていくでしょ。
2014-10-19 23:29:48@amagisane @tiyodadayo そっ、そんなことないですよっ ここに来るときだって…、ちゃんと来れましたし…… ………何度か寄り道しましたけど…
2014-10-19 23:30:59@AC_akagi @tiyodadayo ふふっ。その様子だと大勢の黒服が陰から見守っていた事に、気付いてないみたいね。人工衛星すら使って、赤城の行動は追われていたのよ。あたしもリアルタイムで見てたし。 屋台でカード出した時は腹抱えて爆笑したわ。
2014-10-19 23:34:20天城の言葉に目を剝く。良家のお嬢様として育てられ、一般の人とは生活水準が遥か違う事は充分に理解していたつもりだったが。あの父親ならそれくらいはするなとわかるだけに、思い至らなかった事が信じられない。
2014-10-19 23:36:42@amagisane @tiyodadayo そうだったのです?! 確かに、暑そうな人がたくさんいたなぁ…とは思いましたが…… って、そ、それは…っ///
2014-10-19 23:35:50良く言えば浮世離れした、悪く言えば常識はずれな赤城の行動を順に挙げて笑う姉に、顔を赤くして妹があたふたと言い訳を重ねる。 次々と出てくる実例の多さに、赤城はやがて気付く。 天城は、ちゃんと見守っていてくれていたんだという事に。
2014-10-19 23:39:44口で言っているだけでいざとなったら嫌がりそうな姿が容易に想像できるので、半ば強引に小指を絡ませて指切りを強制させる。 なんだかんだで約束は必ず守るのが天城という存在だと、妹である赤城はよーく知っている。 約束は、果たしてくれるのだ。何があっても。
2014-10-19 23:46:56艦隊の旗艦として赤城にもあれこれとよくしてくれている艦娘の笑顔が自然と浮かぶ。赤城がやってくるまでは天城も同じ艦隊だったと聞いている。 いきなりの質問の意図を計れずに、赤城が小さく首を傾げた。 姉は何を思っているのか愉快そうに瞳と口元を緩める。
2014-10-19 23:54:18それぞれの口振りからして仲が良いはずであり、連絡も取り合っているのだろうと思っていた。それならばわざわざ赤城に聞かなくてもわかる事ではある。 仮に連絡してなかったとしても、高雄の事だけを気にするのがわからない。金剛や最上、龍田姉妹の事は含んでいないように取れる。
2014-10-20 00:01:06@AC_akagi @tiyodadayo そっかそっか。そりゃ高雄にお礼言っておかないとだわね。 とりあえず、先輩の俺から戦いの極意を1つ教えてあげるわ。
2014-10-20 00:02:15話題を切り換えるようで気にもなったが、今の自分の状況を見れば聞かざるを得ない話を振られた。大好きな姉であり、歴戦の猛者にして最強と呼ばれる者の言葉である。思わず姿勢を正してしまう。 ただし小指は決してはずさない。
2014-10-20 00:04:07@AC_akagi @tiyodadayo どんな相手だろうと『戦う』と決めたのなら全力を出しな。もしも『戦わない』と決めたのなら何も考えずに全力で逃げな。 そんだけ。でも、それは絶対に守る事。いい?
2014-10-20 00:05:43