【ザ・ボイス　そこまで言うか！】有本香さんの解説 2015/02/18

こと💉💉💉💉 @coto_labo

【異なる文化や宗教への無知が招く危機】（１２）有本：いまやはり世界中、とくに欧米でイスラモフォビア、「嫌イスラム感情」がものすごく強くなっている。だからイスラム教徒の人たちの疎外感が非常に強くなっている。これはまったくよくないことだと私は思っている。 #ザボイス

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【異なる文化や宗教への無知が招く危機】（１３）有本：日本人にとってイスラム教徒はとくに敵ではない。歴史的にも。だから彼らの文化のごくごく基本的なところを理解して、あまりおかしな刺激などをしないというところさえ弁えていれば、大変楽しく友達づきあいはできるんじゃないか。 #ザボイス

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【異なる文化や宗教への無知が招く危機】（１４）飯田：じゃあ逆に、無神経に日本と同じ感覚でいると、意外なところで地雷を踏んでしまうことも……。 有本：日本にいるイスラム教徒の人たちは、もう日本の習慣をよく知っているのでそんなにピリピリと気をつかうことはないと思う。 #ザボイス

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【異なる文化や宗教への無知が招く危機】（１５・了）有本：でも、彼らにとっての「どうしても」というポイントが、そんなにたくさんではないがいくつかある。それくらいはちょっと知っておいてもいいんじゃないかと思う。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（１）飯田：マレーシアへ旅行に行ったとき、歯磨き粉を買ったらそこにもハラール認証がついていた。口に入るものは全部つけないといけない？ 有本：歯磨きのようなものもそうだし、最近は化粧品にもハラールのマークがついている。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（２）有本：たとえば動物原料の中にダメなものがあったりするが、そういうのを使っていないという意味で。 飯田：お酒もダメ。 有本：でも、飲んでいる人もいる。それは人によってとか出身によって、かなりゆるい人もいる。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（３）飯田：アルコールがダメというので聞いたのが、ホテルなんかでまな板をアルコール消毒するのもダメなんだと。それから最近、トイレに消毒用のアルコールが置いてあるが、あれもダメと。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（４）有本：でもシンガポールでSARSが流行ったとき、消毒はやっていた。あのときは命に関わる問題だったので。そこは状況によって、納得感の問題もあったりするのだろう。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（５）有本：「あなたはイスラム教の宣伝をしているんじゃないか」と私に言った人もいるが、そうではなくて。なんでもかんでも譲ればいいという話ではなく、お互いにうまく住み分けるために、基本的なところは知った方がいいということ。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（６）飯田：シャルリー・エブドの事件も、一方で表現の自由との兼ね合いというか。 有本：あれは両方の原理のぶつかり合い。 ムハンマドという人が神の啓示を受けたといって、彼がいろいろ言葉を発しはじめた。これがイスラム教のはじまり。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（７）有本：ムハンマドは人間だけれども、預言者。そして神はもちろん預言者もふくめて一切の偶像崇拝をしない。だからモスクには人の形をした像などは一切ない。描いてしまうこと自体がそもそもダメ。これも基本なので尊重すべきと私も思う。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（８）有本：ヨーロッパはイスラム教との間で「失敗」をすでにしている。移民として受け入れて都合よく使おうと思ったけれども、彼らの人数が増えてきたときに、同化政策という意味でも失敗した。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（９）有本：またフランスではあらゆる宗教の人が、公的な場では宗教性を排してやっていこうとしたが、しかしフランス独特の風刺文化みたいなものが、時にああいった「原理と原理のぶつかり合い」を起こしてしまう。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（１０）有本：日本はもうちょっと柔軟だが、そうは言っても私たち多神教的に育ってきた人間はそう簡単にイスラム教徒になれるわけでもない。ただそういう轍を踏まずにうまいつきあい方をするために、私は知った方がいいと思っている。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（１１）飯田：もちろん移民の是非については議論もいっぱいあるが、そういうリスクもある。受け入れる側の主張をする人も、そういうところまで本当は詰めないといけないのだろう。 有本：だから申し訳ないが、あまり深く考えていないと思う。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（１２）飯田：経済合理性ばかり。 有本：その通り。移民の受け入れに関して言うなら、他国でいろいろな失敗事例がある。日本は後発なのでそれをもうちょっと細かく見ていく、ということは必要だろう。私は今の段階では反対だが。 #ザボイス

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【続・異なる文化や宗教への無知が招く危機】（１３・了）有本：他文化を尊重し学ぶ必要はあるが、私は移民政策というものには反対。一気に政策で、人間の数のバランスを変えてしまうわけだから。 #ザボイス

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【テロ対策】（１）有本：今朝（１８日）の新聞。毎日新聞だけが「自衛隊派遣、恒久法で公明が容認」と書いている。 飯田：これはすごい。公明党はけっこう反対していた。それこそ、中東へ機雷の掃海に行く可能性だってあるぞというような危惧をしていた問題。 #ザボイス

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【テロ対策】（２）有本：公明党はこの前の選挙あたりからずいぶん変わってきている。権力としっかり組み合っていこうというように、もう腹をくくったんだろうか。 飯田：公明党は前回の選挙で目一杯議席を獲得した。 有本：ただこれは公明党がというよりも、恒久法であるべきだろう。 #ザボイス

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【テロ対策】（３）飯田：今までは特別措置法という形で、一個一個事案にあわせて作っていた。 有本：やっていたが、やはり緊急対応ができないのはその通りだし、どこにどう飛び火するかわからないという状況になってきた。だから、やはり恒久法であるべきだろうと私も思う。 #ザボイス

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【テロ対策】（４）飯田：安全保障の議論も今国会でやっていくという話だが。 有本：ただ、このテロ対策という言葉。テロの根絶に貢献していくんだけれども、テロと戦う国に対する人道支援は今までもやってはいた。それ以上にもっといろいろやっていきますよということになるだろう。 #ザボイス

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【テロ対策】（５）有本：それから日本自体が情報収集能力をどうやって高めていくのか。というのも各国がみんな連係しないと、どこに飛び火するかわからない、ということになるわけだが。ただ日本の情報収集機能の強化は、実は相当大変だと思う。 飯田：一朝一夕にはできないと。 #ザボイス

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【テロ対策】（６）有本：日本にはちゃんとした情報のための機関がない。でも個々の人員、たとえば内閣調査室、あるいは公安もふくめて、個々の人の情報収集能力は相当高いと、外国のほかの機関から言われてもいる。よくあの体制で、あれだけ情報を取っているなと。 #ザボイス