「自分勝手」⇒「自己責任」論

さらバシャ @D_RN_

世間一般が規定するステレオタイプな「男らしさ」とは、①自分の意志や感情を抑圧すること、②筋肉質、高身長などの身体的特徴、③高学歴、高収入

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①「男は背中で語るもんだ」「男は何があっても動じてはならない」というステレオタイプ的発想 ②「男は強くなければならない」というステレオタイプ的発想 ③「男は外で汗水流して働くものだ」というステレオタイプ的発想

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世間にしろ、親をはじめとする周囲の人間にしろ、その人達の期待や見られ方を気にするあまり、自分の意志に反する場合でも、世間体や周囲からの評価を優先して自分の人生を組み立てた場合、残るのは後味の悪い過去と、悲劇的な未来だろう。

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世の中には「自分がしたいと思うことは"自分勝手"だからやってはならぬのだ」という無言の圧力があって、自分だけでなく他人にもそれに従うよう強要する。そうしていつか、人は自分のやりたいことや言いたいことを抑圧し「空気を読む」の修辞で世間に迎合する、それが己にとって不利益であっても。

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その"自分勝手"という意識が裏返ると、"自己責任"に発展する。社会問題であるフリーターやニートの当事者を「自己責任」とし、社会側の福祉や或いは扱い方を検討せず、自己責任の一言で一蹴してしまう陋習。イスラム国に囚われた後藤さんにも、人の命の重さの問題であるのに、自己責任論が跋扈した

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そのような「自分勝手⇒自己責任」論者は、「自分は社会から不当に扱われているから、他人にも同じ苦難を味わせよう」という復讐心に由来するのではないか。「自分はこれだけ頑張っているのに、ラクをしている人がいる」と、「自己責任」や「甘え」という言葉で排除し、自己保身を図る態度。