『壁際の魔術師』高田繁 小話

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

ちなみにかなり長いので途中でわけるかもしれませんね・・・

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

『壁際の魔術師』高田繁　小話 pic.twitter.com/bp010DUcAH

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ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

えー、ベイ山城が往年の名選手を紹介する謎コーナー第3回をこのあと急遽やります。 今回はこの方！ジャイアンツ栄光のV9を支えた名外野手にして引退後も大活躍。ジャイアンツとファイターズとスワローズとベイスターズファンは面白いかもしれません pic.twitter.com/i6bt5HnWXv

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ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

高田繁さんは大阪出身。幼い頃は南海ホークスの試合をよく見に行く野球少年でしたが、非常に学業も優秀でした。今のインテリな一面が既に垣間見えますね。 府内随一の進学高への道もありましたが野球の情熱を忘れられず当時の名門浪商高校へ進学し、野球部の門を叩きます

ひだまりスレッジ @HidamariSledge

@Bay_yamashiro 　今度は高田さんか。 確かに長くなりそうだね。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

この浪商高校の主な出身選手としては張本さん尾崎行雄さん、高田繁さん、星野仙さん、牛島さんらが挙げられますが まぁこの人らをあげればほとんどの方がわかるかもしれませんが『荒くれもの集団』として非常に恐れられていました…… 特に高田さんは……

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

いくつか有名なエピソードを…… 星野(闘将にして最多退場記録保持者) ｢高田さんが温厚？いやいやいやいやいやいや、本当の高田さんを知らないだけだよ(やべえよやべえよ……)｣

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

明大監督　島岡吾郎(通称『御大』大学野球史上最も厳格でスパルタ) ｢教え子はほぼ全員ぶん殴ったりしてきたが高田くんだけは一回も殴らなかったね。すごく優秀な子で真面目で怒る必要がなかったしね。ははははは｣

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

張本勲(球界屈指の武闘派にしてご意見番) ｢オラァ！高田ァ！ワシは年上にして浪商の大先輩やぞ！？敬語使わんかァ！｣←この時東映から移籍 高田｢たしかにアンタは年上で浪商の先輩だが 巨　人　で　は　俺　が　先　輩　だ　ぞ　｣ 張本｢オッ、そうだな(震え声)｣

コウディエ@🍈ブックスさん委託中 @KohDIER52

高田繁はハリーを恫喝してるからなあ・・・後輩なのにｗ

紅さかな(故) @kurenaisakana

ヒエッ・・・

ひだまりスレッジ @HidamariSledge

@Bay_yamashiro 　ササキ様に願いをのササキ様みたい(^_^;)

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。。。 た、高田さんは一年生の時からレギュラーとなり、1つ上の後に東映フライヤーズで100勝を達成する尾崎行雄さんと甲子園に出場し、準決勝では宿敵法政二高を破り優勝を飾ります。 この時の法政二高のエースは後に同じ外野手としてV9を支えた柴田勲さんなのも運命かもしれませんね。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

順風満帆に見える野球人生。 しかし、入団したジャイアンツは当時V9時代に突入しており、厳しい競争を勝ち抜かなければなりませんでした。 また、自身の中堅手のポジションには歴代盗塁数3位にしてかつて甲子園で死闘を演じた柴田勲さんがおり、左翼手としての活躍を余儀なくされました。

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そして運命のドラフトはジャイアンツが指名権を獲得し、高田さんはドラフト一位でジャイアンツへ入団します。 この時、南海ホークスの鶴岡監督はこの自身が高校生の頃から目をかけてきた選手を宿敵のジャイアンツに取られることに地団駄を踏むほど悔しがったそうです。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

その後、当時から自身の大ファンで尊敬する南海ホークスの名監督鶴岡一人さんからホークスへ誘われますが『勉強をしておきたい』との理由で明大へ進学。 明大でも一年からレギュラーを掴み、 通算127安打と7度のベストナインは現在も六大学野球記録として残っています。

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それでも高田さんは左翼手として一年目からレギュラーを掴み優勝に貢献。打率3割に盗塁20で新人王を獲得します。 選手に厳しい川上監督ですら高田さんの真摯に野球に打ち込む姿を手放しで評価するほどでした。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

現役時代は打者としては俊足好打の選手でしたが特に素晴らしいのが左翼手の守備でした。特にフェンスの跳ね返りを予測する能力に長け、二塁打を単打にしてしまうそのクッション処理に打者からは『壁際の魔術師』として恐れられていました。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

高田さん自体はクッション処理よりもクッションに入らないことを最優先しており、レフトへ抜ける球を打者や投手の特性や打った瞬間の角度で判断し、最短距離で捕球することを最重要視していました。 そんな高田さんの有名なプレーがあります。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

ある日のタイガース戦。 田渕｢ﾌﾝｯ！｣ 審判｢ﾌｪｱ！｣ 長嶋｢おい！どう見てもファールだろ！ﾌｧｰﾙﾌｧｰﾙﾌｧｰﾙ……は！？｣ 高田←なぜかレフト線で捕球し既に二塁へ送球している 審判｢ｱｳﾄ！｣ 長嶋｢……よしっ！フェアだ！高田いいゾ！｣ 高田(ﾆｯｺﾘ)

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

なんと投手の投げるコースと田渕さんの打球を予測してあらかじめ左翼線いっぱいで守っていたため、通常ではフェンスへ到達するほどの打球を捕球し、ツーベースの当たりをシングルヒットにしたのです。 この時走塁死した田渕さんは巨人戦でレフト線へ打っても二塁へ走るのはやめようと思ったそうです

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

長嶋さんに｢オレの後ろにもう一人長島茂雄がいる｣と評される高田さんはGG賞常連となります。 また、当時としては珍しい青のグラブを使用しており、同じく赤のグラブをつけていた中堅手の柴田勲さんととに『仮面ライダー』と呼ばれ子供達の人気は王さん、長嶋さんの人気にも劣らなかったそうです

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

こんな感じです。当時はほとんどの選手が茶色でした。 pic.twitter.com/pVVugwwsVR

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ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

その後、選手からの信頼も厚くジャイアンツの中心選手として活躍しますがV9時代が終わり、長嶋さんが引退し監督に着任すると長嶋さんは優勝を奪還するために大規模な補強をしなければなりませんでした。 そんな中、史上屈指の『安打製造機』の男が東映フライヤーズから移籍してきます。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

張本勲さん。 屈指のヒットメーカーである彼の入団は貧打に喘いでいた当時のジャイアンツが喉から手が出るほど欲しい人材でした。 しかし、そこには大きな問題もありました。 守備難な張本さんは左翼しか守れません。 そこにいたのは高田さんでした。