渡邊芳之先生ynabe39の「血液型性格判断については「血液型と性格とに関係が見られないデータ」を示すことだけが心理学者としての仕事。それ以上のことは余計。」
「ニセ科学への批判にふれることで科学リテラシーが高まり,他のニセ科学にも騙されにくくなる」みたいな話は,血液型性格判断批判に長年携わってきた身からするとあまり信じられない。
2015-02-25 14:39:09@ynabe39 問題はプラセボのエビデンスを実証するための研究デザイン(RCT)で、プラセボに対する「プラセボ対照」をどうやって設定するかということだと思います。
2015-02-25 14:42:08自分が苦労して説得して「血液型と性格は関係ないんだね〜」とわかってくれた人が別の「ニセ科学」はまた頭から信じ込んでいるのを見るとまあ無力感である。
2015-02-25 14:43:08というより,この世にはニセ科学と同じような構造でありながら社会的に妥当とされているものがたくさんあって,それらは疑わないほうが暮らしやすいということですね。 “@nsetz: .@ynabe39 結局ニセ科学の世界のなかでぐるぐる回ってしまっている、ということでしょうか。”
2015-02-25 14:45:19@ynabe39 たぶん、実際上は、「有効だとみなされている方法に対して非劣勢である」というような知見を複数レビューすることから「推定」されているのだと思います。このような研究は、出版バイアスの犠牲になることが多いのですが・・。
2015-02-25 14:47:31科学という和製漢語は「科に分かれている学問」という意味で西周が作った造語で,自然科の学が自然科学,人文科の学が人文科学,社会科の学が社会科学ということになる。
2015-02-25 17:02:52西周は最初psychologyに「性理学」を宛てて,「心理学」はmental philosophyの訳として考えたとされるが,のちにpsychologyが「心理学」になる。
2015-02-25 17:09:00もっとも「自然科学」「人文科学」「社会科学」という日本語は西周が作ったものではないし,どうもそんなに古いものではなく戦後の新制大学の教養課程を作るときに文科省のお役人が考えたのだという人もいる。
2015-02-25 17:11:26われわれは(当時の)「躁鬱病」と「精神分裂病」はまったく別の精神障害で相互の移行も併発もないと習ったけど双極性障害と統合失調症ではもうそういう考えはないよね。
2015-02-25 19:17:38ふつうに立てるとすれば「知識生産の営みを科学と呼んだのは誰(いつ)なんだろう」だが、科学論者がこぞって「科学=知識生産」というスキームに引っかかってなかなか逃れられないという現象が見られるのは、なんとなくとても20世紀的な現象という感じがする。
2015-02-26 02:13:58