「Rewrite論 -可能性を使い果たして-」をめぐるやり取り
- colstrains002
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@grassrainbow @colstrains002 読んでくれてありがとうございます!ひと言感想でもつぶやいていただけたら、なお嬉しい。部分的にでも手厳しい批判や反論などいただけたら、もっと嬉しいです!(マゾ
2015-02-25 23:49:20@sprout333 お言葉に甘えて、オレRewriteやってないんですけど、スプラウトさんのあの捉え方って、逆説的かつ皮肉的にKeyはあの作品を生み出したっていう筋じゃないですか。ビジュアルノベルゲームとしては、なにか新しさを増やし加える作品じゃなく、減退的に見えると(ry
2015-02-26 00:05:55@sprout333 その減退的な進み方が、この作品のテーゼに非常に深く関わっているっていう。それはつまり、商業的に売れなくても構わない、ある意味ではKeyはビジュアルノベルゲーの旗頭という立場から一歩引いたところで、自身の美意識追求をスタンスに置いたっていう認識でもいいのかなと
2015-02-26 00:10:23@grassrainbow 私の文章はある意味、アンチ以上にRewriteを酷評しています。またおっしゃる通り、アイロニカルあるいはサタイア的な位置づけの作品として、この作品をクールに楽しむことはできると思います。でもしかし、そういった消息さえも包括する「豊穣さ」もあると見ます。
2015-02-26 00:15:54@sprout333 ええ、多分そんな感じだろうなと読みながら思いましたw そんで、超根本的な話をぶちあげると、「結局Kanon問題にずっとい引っかかったまま麻枝さんは作品を作りつづけてた、じゃあそれ以外のレーベルはそこに引っかかることなく制作すれば良くないか?」っていう(続
2015-02-26 00:22:03@sprout333 可能性におけるAを選択し、ありえたであろうA’ A''・・・・etcの世界っていうのを、ただ執拗に描き続けるっていう作品があってもいいんじゃないのかなと思うんですよ、正直その作品は既にあって、マジ恋シリーズになるんですけどw
2015-02-26 00:24:24@sprout333 「ありえたであろう可能世界」を、アペンドディスクや二次創作に依拠しながら、オリジナルのストーリーを作り続ける。それがKanon問題に引っかかってしまっても仕方ないとは思います(というかこの問題って文学全般に言えるでかすぎる問題なのは言うまでもなく)
2015-02-26 00:27:03@sprout333 P.S こうしてみると、keyってエミヤシロウ的なんですよね。だからこそ、奈須きのこさんはあんな言葉を使ったんだとも思います
2015-02-26 00:28:03@grassrainbow マジ恋のような試みにはフィクション史において価値もあるし、異化効果もあると思います。足し算や掛け算で、水平方向に増殖・繁殖する生命力。ただ、その方法論は「文脈病」におちいってしまいがちです。つまり、それは面白い。けれど、救済的な手触りはないわけですね。
2015-02-26 00:32:44@grassrainbow 救済された、というか厳密には、ここから救済的な何かが始まった!というのはベタですがAIRとC†Cでした。私はそれらからの必然的帰結として、ガチで信仰に入りました(これでも敬虔なキリスト者のはしっくれw)。それが良いからではなく、それしかないからでした。
2015-02-26 00:39:17@grassrainbow 他に選択肢が無いという確信。可能性を使い果たしたからこその、唯一の選択肢。それがよりによってガチ信仰だったわけですがw ある意味、すごく消極的。でも、これこそが最も豊かなことだったし、そこに私は逆説的にですが「可能世界論」的なものを感じているのですねw
2015-02-26 00:42:10@sprout333 ああ、よかった、スプラウトさんがそこまでお気づきならあんまり言うことないですね・・・w(ry
2015-02-26 00:45:07@sprout333 つまるところ、ビジュアルノベル批評でいうところの「救済」を闇雲にも求めていくベクトルって、ストーリーライン上のキャラクターに齎されるモノからプレイヤー側にまで波及するようなミラクルについてであり、本来は掠め取っていくつかしか残らないもののはずなんですよね
2015-02-26 00:45:54@sprout333 「たかがゲームじゃん、肩の力抜けよ」っていう話をしたいわけじゃないんです。「では、掠め取った救済によって、ゲームの外に出て行った僕らは何ができる?何かを行おうとする力に還元されるか」。音楽含めたカルチャーに手を付ける時、僕はこれこそが重要だと思っているんです
2015-02-26 00:48:51@grassrainbow ビジュアルノベルは「詐術」が十八番ですし、私の批評ももしかしたら論考というよりはイメージ操作としての「詐術」かもしれません。ビジュアルノベルは元々、とても貧しいものです。で、その貧しさがよかった。その消尽され蕩尽されたリアリティを、本稿にも込めました。
2015-02-26 00:50:09@grassrainbow AIRとC†Cだったわけですから、その合いの子としての希望があるかもしれないRewriteについて、いつかは何かを書かなきゃ感があったわけです。そのチャンスを今回、こるすとれいんすさんに頂いたわけでした。草野さん、読んで感想を述べてくださって多謝です!
2015-02-26 00:50:52@grassrainbow カルチャー(文化)という概念自体が、もしかしたら西洋近代のキリスト教世界が生んだ産物で、かなり歴史の浅い現象なのかもしれません。でも、そのことの「可能性の中心」を射抜きつつ「二次創作」的に更新していくため、再度、救済的な何かを注いで満たしていきたいと。
2015-02-26 00:54:55@grassrainbow うー、話がでかくなりすぎちまいましたw 私の電波にお付き合いくださって有難うございました。草野さんももっとガンガン書いていってください。ご健勝とご検討をお祈りしています(←ガチ祈り)。
2015-02-26 00:58:28@sprout333 カルチャー(文化)という概念自体が西洋近代のキリスト教世界が生んだ産物 ってすっげぇ居抜き方でマジで驚きました、というかまさに史学的に見てもその通りだと思いますし、キリスト教はその中で尤も古いものだと思います。
2015-02-26 00:59:31@sprout333 まぁ僕自身が横断的にカルチャーを歩く人なので、プロやスペシャリストから見ると「ただのアマチュア」みたいに見られる人間なので・・・がんがん書けるほどの時間と金があれば・・・ありがとうございます(ガチ凹み
2015-02-26 01:00:50@grassrainbow 文脈病の著者・斎藤環氏が「批評を書くことは本来、副業でしかありえないのではないか」みたいなことを言っていたような。これも逆説的で消極的な語り口ですが、でもたしかに事実かも。私も何か書けそうな時にだけ、書けることを書き尽くす批評がしたいです。消極的にw
2015-02-26 01:06:48