10周年のSPコンテンツ!

ジオパークのナラティブ

最近いろんなとこで使われてる「ナラティブ」ってのをジオパークの話に絡めてブレスト。あと、こびわ様がみてる。
自然 地質学 地理学 地球科学 ジオパーク ナラティブ
6
職人/げるびらりあ @gervillaria
「ナラティブ」という言葉は色々な要素を包含するが故にこそ、扱いを慎重にしたい。良いナラティブ、悪いナラティブもあるのは容易に想像がつく。「物語」という原義に即せば、エドシグサ、EM菌、親学なども立派なナラティブであろうことは容易に想像がつく。
職人/げるびらりあ @gervillaria
ジオパークにおける「好ましいナラティブ」としては、気候と暮らし、植生と地形、地理と文化などの、各個独立に見える事象を、スケールや分野や時間や空間を飛び越えて関連付けて語る、尾方先生(@s15taka )おっしゃるところの「シームレス」な地域語りこそが該当するだろうと思う。
Takayuki Ogata @s15taka
「オール・ジオを目指して切れないようにいかに長く繋ぐか」が楽しくも難しい。先週発行になった地学雑誌の口絵で紹介した喜界島のストーリーでは、気候景観→モンスーン→降水→浸透→溶解→炭酸塩化→化石→隆起→プレートテクトニクス→地震→自然災害→防災と繋げました。@gervillaria
職人/げるびらりあ @gervillaria
まるで「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいですねw でも実際そうやって地球のことはすべてつながっているわけなんですよね。そうやって、地域の暮らしから発し、地域の暮らしへと回帰するストーリーがやはり今の時期に必要な題材のように思います。 @s15taka
職人/げるびらりあ @gervillaria
建物の工夫、暮らしのなかのちょっとした地域独自の所作、そういった地域住民にとっての「身近でアタリマエ」を起点と終点にして、つまり今まで想像や「こういうもんだ」で簡単につないでいたストーリーを別の迂遠で確からしいストーリーに置き換える?
Takayuki Ogata @s15taka
例えば室戸の吉良川では、集落景観から風土を語るような話を聞いています。それは文化・風土と気候の繋がりで大変面白いのですが、まだまだ要素に過ぎず、さらに切れないように慎重に引っ張り続けオール・ジオを目指すことが大事かと。あとは時空間にこだわらないことですね。@gervillaria
Takayuki Ogata @s15taka
そこは重要で、決して「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな怪しい部分があっちゃいけない(あれはちゃんと論理的に繋がってるんだっけ?)。口絵を解説した論説でも、繋がりに地球科学の担保がなければジオストーリーではないと書きました。査読付きジオストーリーを増やそう。@gervillaria
職人/げるびらりあ @gervillaria
ずーっとストーリーを練り続けている地域のジオパークでは、最初に「地質」が出てくることが少なくなり、「景観」「表象文化」「草木花」など、簡単に見て認識できるものが前に出てきているように思います。厄介の一つは、地域内差によって生じる途中でのストーリー分岐です。@s15taka
職人/げるびらりあ @gervillaria
そうすると、ジオパークにおける(ある意味で本質的な?)ジオとは、シームレスな地域のナラティブを担保するものこそである、とも換言できそうですね。そこに担保されてこそのジオストーリーやジオツアーやジオパークである、と。 @s15taka
職人/げるびらりあ @gervillaria
地域にある物的エビデンスについてはクリティカルな問題がないけれど、地球科学一般における概念なんかはどうにも纏める機会がなく、専門員の持ち出しと化していることに些かの問題を感じている。かといって担保は、となると確かに「査読」が必要だなぁ。
こびわ⚒ @kobiwa_net
(「風が吹けば桶屋がもうかる」って、「風が吹く→埃が立つ→目に入る→目が不自由になる人が増える→三味線弾きが増える→三味線の材料の猫の皮が必要になる→猫が減る→ネズミが増える→ネズミが桶をかじる→桶が減る→桶屋がもうかるだっけ?)
職人/げるびらりあ @gervillaria
ジオ◯◯を担保する地球科学的エビデンスこそがジオパークのジオである(コアな人向けの説明)、って感じに今整理している。
こびわ⚒ @kobiwa_net
(最初は「風が吹く→ほこりが立つ→目を洗いたくなる→桶が必要→桶が売れる」だと思っていたのは内緒です)
職人/げるびらりあ @gervillaria
理科嫌いな大人にはこれこれこのようなデメリットがある、って感じだから役に立つ、という文脈だと難しいなぁ。就職先の選択肢が増える、ってのは。しかしそれを言うなら国語社会英語算数を同じ基準に照らして分析してみたい。
Takayuki Ogata @s15taka
ジオパークの本質だと思います。柚洞ほか(2014)で似たようなことが書いてあるのですが「地質学的ストーリーだけでなく地理学的ストーリーも必要」のような書き方だったので私は納得できなかった。その両者を学術的担保のもと繋げないとと、尾方(2015)で書いた。@gervillaria
職人/げるびらりあ @gervillaria
地理学のエビデンス、担保の一つが地球科学であって、地理学、地質学と言ってしまうと、ジオのエビデンスたる諸要素の部分列挙になってしまいますね。地質学もまた広義の地球科学によって一部なりと担保されているものかと思います。その先に当然物理化学数学も。@s15taka
Takayuki Ogata @s15taka
いまのジオパークからはコンテンツの羅列を感じるのです。地質・生態・文化を繋げたコンテンツ。たぶんそこが壁で、それを乗り越えられれば化けると思うんですよねぇ。@gervillaria
職人/げるびらりあ @gervillaria
激しく首肯です>羅列 地域の人は地元の価値を伝えたい、でも直戟に良い悪いを語っても何も伝わらない、価値を納得してもらえるナラティブとその担保たるジオが必須。そのジオは大量の知識・エビデンスのバックヤード。ジオの共有には地域のジオの概念マップみたいなのが必要です。@s15taka
職人/げるびらりあ @gervillaria
もう5年近く前に、パンフレット用に地域のアレコレがどのように「つながっているか」の概念図モデルを書き、「わかんねぇよ」と速攻没食らいました。当時は文字だけでしたし、関係を線で繋ぐだけの極めて稚拙なものでしたので宜なるかなでありますが。 @s15taka
職人/げるびらりあ @gervillaria
(◉ ◉)とかでいいですよ?w RT @kobiwa_net: 興味深くTweetを拝見いたしました。 (I'm not "マリア様" とでもコメントしておきましょうかww).(略) togetter.com/li/790275
こびわ⚒ @kobiwa_net
「風が吹けば桶屋が儲かる」の原理(こじつけジオ風) 風が吹く:盆地から吹き出す局地風(ex:阿蘇のまつぼり風) ↓ 風をネタに地域活性化 ↓ 盆地を模した桶がお土産として売れるようになる (ちと苦しいw) @gervillaria
職人/げるびらりあ @gervillaria
けばかる!(ラノベ風 北西季節風が吹く  ↓ 高い波しぶきが立つ→海岸植物の生育制限  ↓             ↓ 塩類風化・凍結風化の激化→侵食の激化→地すべりの激化→岩礁の発達→奇岩景勝  ↓ タフォニが発達  ↓ 鵜が住み着く @kobiwa_net
Takayuki Ogata @s15taka
ひとつ誤解があったかも。喜界島の事例は、必ずしも全てを因果関係で結びつけてるわけではなくて、スムースに話題を展開させる工夫というべきかな。詳しくは論文を読んでいただければ。近々J-STAGEで全文公開されるので、またお知らせします。@gervillaria @kobiwa_net
Takayuki Ogata @s15taka
ナラティブという言葉は、私も最近になって人文系の研究者から聞きました。「ジオのナラティブ」と言ったら、ジオストーリーとほぼ同義になるんでしょうか。私は不勉強で、ナラティブの意味をまだ完全に理解できてない。@gervillaria @kobiwa_net
残りを読む(9)

コメント

職人/げるびらりあ @gervillaria 2015年3月3日
「風が吹いて」と「ジオによるナラティブ」は、両方とも筋が通っているように見えて、スケールの大小の認識の有無という大きな違いがある。時間や空間のスケールを全く無視しているのが前者で、時間や空間のスケールを常に意識しながら記述されるのが後者。
職人/げるびらりあ @gervillaria 2015年3月3日
一つの事象の要因が一つであることはない。しかし各種要因の中でも特に要素としての重要性が高いものをピックしてなければ「ジオ的」とはならないだろう。ごくわずかに関連する事象を引っ張ってきては桶屋が儲かってしまう。これはいただけない。その見定めの匙加減は機械的にできるものではない故に、「査読」という手法が必要になるのだろう。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする