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Ninja_lily_san
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Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
「アバーッ！」「アハハハハ！ 今まで人を虐げていたニンジャが抵抗も出来ずオモチャになる……インガオホーねぇ！」
2015-03-12 23:15:19
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
「アバーッ！ ヤメロー！ ヤメロー！ アバーッ！」 必死で叫ぶグレースモッグ。 しかしカタストロフィアにとってはただの愉悦にしかならない。 彼女は更に拷問を続ける。
2015-03-12 23:15:52
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
彼女は更にスリケンを生成してグレースモッグの中にねじ込んだ！ 「アバーッ！」 スリケンをねじ込んでグレースモッグの体内でドアノブめいて捻り続ける！
2015-03-12 23:16:05
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
「アババババババッ！」「アハハハハ！」「アバーッ！」「アハハハハ！」「アバーッ！」「アハハハハ！」「アバーッ！」「アハハハハ！」「アバーッ！」「アハハハハ！」「アバーッ！」 ナムサン！ カタストロフィアは止まらない！
2015-03-12 23:17:29
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
「も、もうやめて……死にたくない……」消え入るような声で懇願するグレースモッグ。それを聞いたカタストロフィアは拷問の手を止めた。た、助かったのか？ グレースモッグは僅かに安堵を覚えた。しかし次の瞬間、ニンジャソードが握り直される音が静かに響く。
2015-03-12 23:18:06
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
「死ぬのが嫌？ 死ぬのが恐い？ 恐ろしいの？ そんなに死ぬのが嫌なら死なせてあげる！」「アイエエエエエエ！？」 そして無情に振り下ろされるゲキリン！ グレースモッグの首が空中へと舞い上がった！ 「サヨナラ！」 爆発四散！
2015-03-12 23:18:54
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
体を海老反りにして哄笑するカタストロフィア！ 「アハハハハハハ！ アハハハハハハ！」 爆発による血霧の中で鳴り響く少女の狂気に満ちた笑い声！ そして何ということか！ そこに通りかかってしまった不幸なモータルがいた！
2015-03-12 23:20:23
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
「あら……」 哄笑を止めてマイコを見つめるカタストロフィア。 マイコはこれから自分に起こるであろう最悪の運命を想像し、絶望した。 彼女へとゆっくり接近するカタストロフィア。 殺される――そう思った時だった。 カタストロフィアはマイコを一瞥しただけでその隣を通り過ぎていった。
2015-03-12 23:20:51
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
「……？」 そのままカタストロフィアは路地の奥へと消えていった。 あれほど恐ろしい拷問をして喜んでいた残忍なニンジャがマイコには何の感心も抱かず立ち去った事が、マイコ本人にも理解できなかった。
2015-03-12 23:21:10
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
だがカタストロフィアにとっては何の疑問もない。 彼女はすれ違うだけのモータルに興味はないのだ。 彼女はオモチャとして面白いニンジャやモータルでも唾棄すべき悪党を狙って拷問するのだ。 弱者を虐げていた者が彼女に拷問されて情けなく悲鳴を上げ、命乞いをする様がこの上ない愉悦なのだ。
2015-03-12 23:21:30
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
路地を歩くカタストロフィアのメンポの呼吸孔から冷酷な殺気が息と共に漏れ出している。 新たな獲物を求めて彼女は街を彷徨っているのだ。
2015-03-12 23:21:54
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
彼女は罪の無い一般人には無害だが、もし日頃人を虐げていながら平然と生きている者ならば、見つかれば容赦なく拷問にかけられてオタッシャされてしまう。 そうして彼女は何人ものニンジャや暗黒メガコーポの重役、政治家を手に掛けてきた。
2015-03-12 23:22:19
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
彼女は心に巨大な虚無を抱えている。 家族に愛されたことのない少女は誰かに愛されるということを経験していない。 それが彼女の心に容赦なく孤独という苦痛を与えているのだ。
2015-03-12 23:23:03
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
ニンジャとして明日無き人生を送ることは、孤独な少女の身には重すぎた。時折涙を流しつつ、ネオサイタマの路地を歩く。 そんな時ふと足下に転がっていたゴシップ雑誌の見出しが目に入った。
2015-03-12 23:23:28
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
「美少女の死体の盗難相次ぐ……？ 闇に蠢くネクロフィリア達の欲望……？」雑誌を拾い上げ、その記事の詳細を読む。メンポの奥で唇を歪めるカタストロフィア。 次の獲物は決まった。 彼女の流した涙は、顔に降りかかる重金属酸性雨に溶け込んで流れてしまっていた。
2015-03-12 23:24:14
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
その時、彼女の背後に何者かの気配が接近してくる。 「誰かしら……？」 ゆっくり振り返ると、そこには一人のニンジャがいた。
2015-03-12 23:24:38
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
「ドーモ、ソルダートです」 ニンジャはオジギをしてくる。 「ドーモ、ソルダート＝サン。カタストロフィアです」 オジギを返すカタストロフィア。
2015-03-12 23:24:51
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
「何者？」「俺はここ、アダチ・ディストリクトを拠点とするトナリグミの者！ 貴様は我らトナリグミのお膝元で狼藉を行った！ 俺に与えられた権限で貴様を捕縛し、ショーグンの元へと連行する！」
2015-03-12 23:25:15
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
ソルダートのニンジャ装束には十字に組み合わされたヤリのマークにオ・オ・エ・ドと記されたエンブレムが付けられている。 これがトナリグミのエンブレムだ！ トナリグミとは何者なのか！？ それは後に語られる事となるだろう！
2015-03-12 23:25:32
Mega_Ninja
@Ninja_lily_san
トナリグミとは何なのか。ソウカイ・シンジケートも、ザイバツ・シャドーギルドさえも知らないカタストロフィアは、そんな事を気にも留めずにただ新しいオモチャの出現に愉悦の笑みを浮かべていた。
2015-03-12 23:25:50