りんそうさんお題:ぬくみずシリーズ

山骸小噺。http://togetter.com/li/79523の続き。同じ想い、と思っていいのでしょうか。※ぬくみずシリーズ…正式名称『水温む日まで』シリーズ。ヒバツナ←骸前提の山骸話のこと。
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ワトは歩く城 @watokadu

『天泣』というお題を見て私が骸が泣くシーンを思い浮かべたのと同時にゆっきーさんが山本が泣くシーンを会話文で書いてくれました!それを文章に起こしてみた。山本も骸も一緒に嬉し泣きしてりゃいいよ!

2010-12-16 02:35:02
ワトは歩く城 @watokadu

→あえてはぐらかして問うてみる。山本武は手の甲で目尻を乱暴に拭う。「んーん…けど、もうちょい待って」こつりと左肩に預けられたのは額、右肩は柔らかくしかし甘えるように抱かれる。「…仕方のない人ですね」本当に子供のよう。しかしその甘やかさがいとおしく、その背中に己から腕を回した。

2010-12-16 02:32:21
ワトは歩く城 @watokadu

→しかしその雫の意味に気付くと途端に胸の奥から暖かいものが込み上げてきた。目の端を指で拭ってやる。「ほら、さっさと泣き止みなさい、図体ばかりが大きい子供じゃないですか」「だって、嬉しかったのな」「何か言いましたか?」呟かれたそれは聞こえていたけれど、→

2010-12-16 02:31:28
ワトは歩く城 @watokadu

ぽかんと間抜け面を晒した山本武につい笑ってしまう。この男は本当に僕の気持ちに気付いてなかったのか。―と思ったら瞠目した山本武の目から涙がほろりと流れた。思わず息を飲む。「どうして、君が泣くんですか」「や、だってさー…」山本は掌で口元を覆う。その目からはぽろぽろと涙が溢れてくる。→

2010-12-16 02:29:15
ワトは歩く城 @watokadu

そんなわけで事前予告!今からぬくみずシリーズ書くよ!苦手な人は注意してね!お題【天泣】。さっきの山本告白話の続きで骸視点。元ネタはゆっきーさん!

2010-12-16 02:27:10