私的メモ:「消えてしまった職業たち」

「消えてしまった職業たち」という本だか、データベースの必要性について。
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next49 @next49

日の下に新しいことなしと言われるわけなので、今存在するいろいろな職業のほとんどは昔に存在した職業の諸条件をちょいといじったものであると考えられる。

2010-12-16 18:58:03
next49 @next49

機械化と情報化の本質は、これまで人間が行ってきた(比較的)簡単な仕事を機械と計算機に行わせて、人間をその仕事からはずすことになる。なので、人間はもっと難しいことに取り組むか、まだマニュアル化、あるいはアルゴリズム化していない仕事に取り組むしかない。

2010-12-16 18:59:48
next49 @next49

また、我々人間は学習できるので、同じ仕事をより短時間でできるようになる。この結果として、生じているのが第一次産業や第二次産業から、第三次産業への労働者の鞍替え。別にわれわれが怠惰で怠け者になったり、汗をかくことを嫌がったからではなく、学習して効率をあげられるからこうなった。

2010-12-16 19:02:00
next49 @next49

放っておけば、第1次産業と第2次産業では労働者がどんどんいらなくなる。一方で、第3次産業でも新たなサービスが考えられなければ、新たな職が生まれず、第1次、第2次であぶれた労働者を吸収できない。

2010-12-16 19:03:36
next49 @next49

不況や好況というのを無視するならば、一番、重要なのは第3次産業において新たなサービスを作り出すというのが、みんなが食い扶持を稼いで生きていくためにとっても重要なポイントトとなる。

2010-12-16 19:05:33
next49 @next49

「新しいサービスっていったって、既にもう何でもあるじゃねぇか!」という考えは当然思い浮かぶのだけど、良く考えてみるとアニメ産業というのウォルト・ディズニーの前には存在しなかった。ネットカフェというのもWWWができる前は存在しなかった。

2010-12-16 19:07:41
next49 @next49

5年くらい前、ソフトバンクの孫さんのビジネスモデルが「タイムマシン商法」みたいな呼ばれ方をされていた。これは、アメリカで流行ったやり方を日本用にカスタマイズし、日本で流行らせるという方法。文化的、技術的、経済的に日本がアメリカに追いついてきたあたりからこれが使えないという話。

2010-12-16 19:10:01
next49 @next49

話戻って、アニメ産業というのはディズニーの前になかったわけだけど、映画産業は既にあった。アニメと映画は違うものだけど、かなり似ているところが多い。映画の前には舞台(劇)があった。映画と舞台は違うけどかなり似ているところが多い。

2010-12-16 19:11:24
next49 @next49

「日の下に新しいものなし」という話に戻ると、孫さんのタイムマシン商法を100年、300年、1000年のスパンで、また、アメリカだけでなく、いろいろな地域において適用してみたら、条件をちょいと現代風にカスタマイズしたら、新たなサービスを生み出しやすいんじゃなかろうか。

2010-12-16 19:13:17
next49 @next49

世の中には誰にとっても役にたたないようなことを調べて、整理して、体系化している人がいある。そういう人たちは研究者と呼ばれている。たぶん、200年前のオーストリアの**という町で流行った職業についての研究者が必ずどこかにいる。

2010-12-16 19:15:18
next49 @next49

「13歳のハローワーク」という本があったけど、似たような感じで「消えて言った職業たち」という本かサイトかデータベースがあったら、とてもおもしろそう。ある時代、ある地域では当たり前の職業だったのに今ではまったく消えて(廃れて)しまっている職業がたくさん紹介されている本

2010-12-16 19:17:55
next49 @next49

いつの時代、どういう地で、どういう職業が存在したのか。その職業はその社会においてどうして成立していたのか。どういうサービスを提供していたのか。それが職として成り立っていたのはなぜか。なぜ、廃れてしまったのか。こういう点について記述されていて欲しい。

2010-12-16 19:20:07
next49 @next49

工学の基本は制約条件下でのデザイン。制約条件が変われば、最適なデザインが変わる。ある制約条件の下で適切なデザインを集めたものがデザインパターンと呼ばれる。いろんな工学分野においてデザインパターンは非常に重要な武器となっている。

2010-12-16 19:22:04
next49 @next49

民俗学、史学、経済学、経営学などの人文学研究者(民間研究者含む)の研究成果を生かして、「消えてしまった職業たち」をまとめることができれば、第3次産業へシフトする社会において非常に役にたつものになると期待できる。

2010-12-16 19:24:05
next49 @next49

私が小学生のころ(今から20年前くらい)は、靴磨きが職としてなりたっていた。今は成り立っていない。一方で、その当時は思いもつかなかった爪を飾り立てるというサービス(ネイルアート)は職業になっている。私が子供のころなら「単なる無駄」とみなされるような爪飾りが…

2010-12-16 19:26:53
next49 @next49

爪飾りが無駄でなくファッションになった背景に家事の簡単化、外食産業の隆盛、経済の進展、女性の高学歴化などがあると思う。でも、美容室からの流れで考えれば、そんなにびっくりする話しでもない。条件が整ったので単独で職業になれたのだと思う。

2010-12-16 19:29:14
next49 @next49

レンタルビデオ/DVDは貸し本屋のリバイバル。ケーブルテレビやネットの普及、DVD価格の低下によって、レンタルビデオ/DVD屋が再び貸し本屋に戻ろうとしている。条件が変われば、昔、消えた職業が復活するかもしれないという一例。

2010-12-16 19:31:24
next49 @next49

田中芳樹さんの本だったか「ある一時期は、クリーニングするYシャツを太平洋を横切ってある島で洗って、それを再び太平洋を横切って持ってくる。これで採算がとれた」という話があったように記憶している。これが本当なら、これもサービスの成立は条件次第であるという一例。

2010-12-16 19:35:00
next49 @next49

今は、不況によりお金が回っていない。だから、新たなサービスも広まりづらいだろうけど、お金が回るようになれば、条件は変わる。生活が苦しいときは「無駄」にみなされていたものが「まあ、お金払ってもよいかな」になる可能性も高い。

2010-12-16 19:36:30
next49 @next49

経済状況、技術革新、既存のサービスからの連想によって、サービスは無限に生み出していける可能性がある。基本は、欲望と想像力の結合だから。そういう意味で、細かい多様なサービスがひしめきあいながら、共存しあえる可能性はあると思う。

2010-12-16 19:38:42
next49 @next49

そう考えると、文系の大学生が多いというのも別にそんな悪いことでもないような気がする。問題は、多様なサービスを生み出す基本となるそれぞれの分野の教養(世の中の見方)が身についていないという点だけで。

2010-12-16 19:41:00
next49 @next49

とりあえず、夕食時に思い浮かんだのはここまで。

2010-12-16 19:41:26