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uchida_kawasaki
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内田
@uchida_kawasaki
燃料棒は束ねて燃料集合体とし、炉心の中に配置されます。燃料集合体の数 は400体（1号炉）および546体（2、3号炉）です。
2015-03-20 12:43:08
内田
@uchida_kawasaki
通常運転時には冷却材（水）は、燃料棒間を通り抜ける際に、核分裂による熱エネルギー を奪って蒸気となります。この蒸気を使ってタービンを回し、電気を作ります。
2015-03-20 12:43:55
内田
@uchida_kawasaki
第3の障壁：原子炉圧力容器（図1） （1号炉は内径約 4.8m、高さ約 20m、2、3号炉は内径約 5.6m、高さ約 22m。また 壁の厚さは約 16cm）
2015-03-20 12:44:52
内田
@uchida_kawasaki
被覆管が破損し放射性物質が漏れた場合には、冷却材中に漏れた放射性物質を鋼鉄製の 原子炉圧力容器内に閉じ込め、外部へ出ないようにします。
2015-03-20 12:45:04
内田
@uchida_kawasaki
第4の障壁：原子炉格納容器（図1） 圧力容器の外側に、さらに鋼鉄製の原子炉格納容器（厚さ約 3cm）を設け、主要な原子 炉機器を包んでいます。これは原子炉から放射性物質を閉じ込めておくとともに放射能を 減らし、周辺への放射線の影響を低く抑える役目を果たします。
2015-03-20 12:45:40
内田
@uchida_kawasaki
第1の障壁：ペレット ウラン酸化物（UO2）の融点は 2800℃です。冷却が上手く行かずこれが融けるように なる状態が、燃料溶融です。（炉心で大量に燃料溶融が生じた状態を炉心溶融と呼びます が、今は炉心溶融を燃料溶融の意味で用いている人が多いようです）。
2015-03-20 12:47:57
内田
@uchida_kawasaki
燃料溶融が生じる とペレットの中に閉じ込められていた多くの核分裂生成物が外部に放出されることになり、 また燃料溶融が拡大して炉心溶融状態が長く続くと、第3の障壁である圧力容器の破損を 来たす可能性も高くなります。
2015-03-20 12:49:42
内田
@uchida_kawasaki
第2の障壁：被覆管 冷却能力の不足により、燃料が部分的に露出する事態が続いており、さらにヨウ素やセシウムの放出があるので、被覆管の一部は破損しているものと考えられます。 第3の障壁：原子炉圧力容器 これまでのところ損傷などの兆候はありません。
2015-03-20 12:50:45
内田
@uchida_kawasaki
第4の障壁：原子炉格納容器 2 号機では圧力抑制室が損傷している可能性がありますが、他の号機では損傷などの兆候 はなく、その機能を果たしています。 第5の障壁：原子炉建屋 1～4号機の全て建屋の上部が水素爆発や火災で損壊または損傷しています。
2015-03-20 12:51:34
内田
@uchida_kawasaki
（3）今後の見込み 今事故の鎮静に国を挙げて取組んでいて、今後の展開については容易に予測できません が、特に第3、第4の障壁は何とか守らねばなりません。そのためには炉心溶融を防ぐこ とがすべてだと思います。
2015-03-20 12:52:39
内田
@uchida_kawasaki
「スリーマイルアイランド原子力発電所」という炉心溶融事故がありました。この時は 原子炉を止めてから2時間20分も炉心に水がないことに気づかなかったため、炉心溶融 となったとされています。そして燃料の45％が溶融したことがわかりました。
2015-03-20 12:53:47
内田
@uchida_kawasaki
この場合 でも原子炉圧力容器は損傷しませんでしたし、健康被害もありませんでした。 現在、原子炉の停止から既に300時間以上経過しています。燃料からの発熱量もかなり 低減している筈ですが、とにかく「冷やす」ことが優先事項なのは間違いないでしょう。 引用終わり
2015-03-20 12:54:10
上の日本原子力学会見解については、以下のまとめで言及されています。