『艦これ』アニメの形の理由

アニメ『艦隊これくしょん』は、なぜ現状のような形になったのか。 TLに流れていた分析とか想像とか邪推とか色々。 その1~6とありますが、時系列順というわけではないです。
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oyomot @oyomot

通常海域攻略に付随するなら、吹雪主人公シナリオというのは別段、ものすごくガッチリしたオリジナルシナリオというわけではなく、「モデルとなった海戦や海域などを提督に順繰りに紹介してく」ような吹雪がアドバイザー兼業の主人公兼業で進んでくか、そこまで煮詰めてない程度の形か

2015-03-19 18:42:35
oyomot @oyomot

ここでゲーム中の赤城についてみると、「知らない子ですね・・・」といった記憶の欠落を示す台詞が出てくるし、大食い設定前は戦闘に関連することしか言わない真面目な性格だったことから、シナリオ途中で必ずドロップするのと台詞は連動していたと推測しうる

2015-03-19 18:44:53
oyomot @oyomot

そーすると、深海棲艦の、駆逐艦のうちは怪物で、次第に人間を歪んだ形で模したようになっていき、空母あたりで完全に人間にそっくり、という登場の形と、赤城の配置は連動していたのではないか。

2015-03-19 18:50:04
oyomot @oyomot

赤城は「深海棲艦の空母を倒すと出現」「第二次大戦時からの記憶の継続が強く意識されてる(途中の記憶が欠落)」あたりがシナリオの痕跡として、そっから出てくる吹雪と赤城のシナリオ内の描写は深海棲艦の描写と連動してたと思われる。

2015-03-19 18:48:17
oyomot @oyomot

で、赤城を拾って通常海域を二次大戦の記録を追いかけるように進めていき、ミッドウェーが転換点(MI作戦以降、赤城加賀の台詞が実際大きく変わった)、というあたりまでが現時点で想定しうる「幻の吹雪シナリオ」か

2015-03-19 18:51:43
oyomot @oyomot

とまあ、こんなふうに妄想をたくましくしてみたのち、その「幻のシナリオ案」がアニメにどの程度まで反映されてるのかと考える。どうもゲームのコンセプトである「日本海軍の艦艇を紹介する」とか「戦史を順繰りに追っかけて紹介する」あたりを反映してるのかな、と想定する。

2015-03-19 18:54:00
oyomot @oyomot

アニメ制作で求められたのは「人気キャラは必ず大きく出せ」「予算は控えめに」「原作ファンの怒りを買うな」あたりじゃないかなあ、と思うのだが、商売上の都合でいえば「戦史を追っかける」必要は全くない。で、さっきの「ゲームのシナリオを踏襲した」のが戦史を追っかけた根拠ではないか

2015-03-19 18:56:15
oyomot @oyomot

さて、幻の吹雪シナリオが戦史を順繰りに紹介してくようなものだったとして、それは単にゲームの海域攻略との連動の都合で、そうなったのではないか。

2015-03-19 18:58:53
oyomot @oyomot

だとすると、「原作通りにやってます」が「戦史を追っかけてます」に、実は大して根拠のないまますり替わったのがアニメの全体構成だったのだと妄想する。ここまで妄想の十段重ねだが、そうでも考えないとポリティカルなネタを避けなきゃいけない代物で戦史を追いかける理由が見つからない

2015-03-19 19:04:43
oyomot @oyomot

で。あえて戦史を追いかけなければならなかったのか。まあ、原作シナリオがそういうものだったとしても、それを「原作シナリオ」だとしてアニメ化の骨組みにすべき「大人の事情」など、思いつかない。吹雪シナリオは戦術シムのシナリオモードと同程度の代物だったろうから

2015-03-19 19:10:03
oyomot @oyomot

そのあたりを判断しなかったのは、まあプロデューサー監督シリーズ構成含め全員の決定だろうから、誰かを責めるのはお門違いだとして、「大人の事情」じゃないよね、とは言える。むしろ戦史をネタに取り込むことで、気にしなくていいほうの「大人の事情」を勝手にしょい込んだよね、と

2015-03-19 19:13:18
oyomot @oyomot

「大人の事情」を勝手にしょい込んだ上で、これはもう背景世界の説明は一切なくキャラだけで持ってくんだろうなと世評から判断。鎮守府内の会話は鎮守府内で完結するんだろう。台詞の背景に何かが浮かび上がることは期待できそうにない。

2015-03-19 19:20:51
oyomot @oyomot

そこで花田シナリオは基本的に「少女漫画みたい」「同人誌のシナリオみたい」なものというか、内面優先でもってくだろうな、という想定と重ね合わせると、戦闘シーンいらね、ってなるんだろうなというか、戦闘シーンがむしろ邪魔になるんだろうなとか、戦闘と日常がチグハグになるだろうなとか

2015-03-19 19:25:11
oyomot @oyomot

けど「売り」は本来は戦闘シーンのはずであり(パイロットフィルムでアピールしたように、あるいは出撃シーンで無駄に気合を入れてるように)、そういう「本筋」無視して鎮守府内で心理描写が丁寧ですね、とやったら互いに相反するしかないんじゃないかな。という想像

2015-03-19 19:31:10
oyomot @oyomot

と、実際の現物をろくに見ないで断じて、自分の退路を断ったので、頑張って見る動機ができました、といったところで切り

2015-03-19 19:32:49

その3

 『艦これ』というコンテンツを取り巻く状況(主に版権周り)について
 この段に関しては http://togetter.com/li/792224 にもう少し長いまとめがあります

ktgohan @ktgohan

艦これ(ゲームのほう)は、原案を持っていたのが田中P(角川ゲームズ所属)であるものの、実際に開発予算を出したのはDMMである、というのは既知の話である。DMM側の窓口であったのが、田中氏の知り合いでもある、POWERCHORD STUDIOの岡宮氏。

2015-03-07 23:23:02
ktgohan @ktgohan

この経緯もあって、艦これのゲーム制作については角川ゲームズこそある程度関わっていた格好にはなっているものの、角川本体は何もしていないわけである。ここがちと重要なポイントその1。

2015-03-07 23:24:45
ktgohan @ktgohan

そして、ゲームとしての艦これは、DMMと角川のレベニューシェア「ではない」。そりゃあそうだ。角川は開発予算出してないもの。シェアする道理がない。なのでゲームそのものの収益はDMMがほとんど持って行ってるはずだ。開発にあたってリスクをとって仕事したんだから当然だ。

2015-03-07 23:27:26
ktgohan @ktgohan

ここでビジネスとしてのねじれが生じているように見える。原案を持っているのは角川ゲームズ(角川の子会社である)の中の人なのだが、開発と運用は外(DMM)に握られた形になる。角川ゲームズの中の人である田中氏にしてみれば、ある種のダブルバインドに陥りやすい構図であろう。

2015-03-07 23:29:52
ktgohan @ktgohan

一方で、キャラクターライセンス自体は窓口はDMMではなく角川側にある。ちなみに窓口そのものは角川(KADOKAWA)にあるようで、角川ゲームズではなさそうだった。その後ろにエスカレーション先としてゲームズがいるのかもしれないけど。

2015-03-07 23:33:44
ktgohan @ktgohan

このあたりの話を見たり聞いたりして思ったのは、要はライツについては既に角川ゲームズ側がハンドリングする余地はかなり少ないんじゃなかろうか、という気がしてならない。意味わかんないこと何度か起きたもんな。一番意味わかんなかったのはライツの窓口が数週間音沙汰なしになったときだ。

2015-03-07 23:37:18
ktgohan @ktgohan

思えばほんとに変な揉めごとが少なくなかった。電子書籍版がある日突然消えたとかコミカライズの連載が消えたり止まったりとか連載始まらなかったとか。おまけに、ほとんどが締切踏み倒したとかそういうトラブルではない。

2015-03-07 23:44:54
ktgohan @ktgohan

どう考えても角川本体の社内で何かおかしなことが起きてるだろこれ。特に電子書籍絡んだやつ。これはごまかし効かないもんな。

2015-03-07 23:46:40
ktgohan @ktgohan

もうひとつ気にかかっていたのが、角川歴彦氏のコメントである。m.huffpost.com/jp/entry/40018… この角川歴彦氏のコメント自体は至極真っ当でなおかつ理想的なことがらである、とは真っ先に言っておく。

2015-03-07 23:52:49