98-02年の頃のユース含めた日本代表のサッカーには、今ではなくなった日本の型があった、取り戻すことができるのか

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渡邉大 @dai_football

@zeek21 個の育成を重視してきたことで、サッカーの型からは離れてしまいましたもう一度、日本サッカーの型を定着させていく必要があり。それは、システムとかスタイルではなく、相手と味方が複数いる中での、攻め方、守り方、戦術的なアイディア、そういったものを身につけていくことですね

2015-03-20 01:19:41
渡邉大 @dai_football

先週のJリーグから素晴らしい戦術的プレーを2つ。鹿島の柴崎のゴール前&相手前にあるギャップを取りにいくフリーランで侵入から受ける動き、高崎のタメ&スキップパスで金崎のゴールに。マリノスの兵藤のゴール前&相手前にあるギャップを取りにいくフリーランからアラコルタで抜け出してシュート。

2015-03-20 01:38:11
渡邉大 @dai_football

湘南の2点目は右サイドからのクロスに持っていく繋ぎ方が上手いところ。右サイド1対1から、相手前のギャップかつ対峙するボールDFの1つ後ろの良位置にサポートし、当てて落としてクロスというスムーズな展開をダイレでできた。1対1から2対3という局面を、2対1から3人目でフリーに変えた。

2015-03-20 01:59:11
渡邉大 @dai_football

あとは、アリソンとファンソッコの1対1の空中戦バトル、マッチアップのところで、アリソンは単純なバックステップしか踏んでないのに、ファンソッコが全くマーキングができずに完璧に離してしまった上に、ボール軌道も誤り、背後取られ飛ぶこともできず、フリーで簡単に打たれてしまった。

2015-03-20 02:03:51
渡邉大 @dai_football

ただ、このシーン、ダイレ、ダイレ、ダイレとダイレ3つでシュートまで行ってる。遠藤のDFから消えておいてからの寄って受けにいくタイミングとキック、アリソンのバックステップを踏むタイミングとボールへの入り方。これが、合ってた。その前の繋ぎ。全部、サポートとタイミングが良かった。

2015-03-20 02:07:22
渡邉大 @dai_football

そして、思う。これ、ACLだと、どのチームもやれる欧州や南米ならさらに高速・高精度でやってくるし、その上クロス以外の侵入や崩し方もある。何より、キックとヘッドが強い。なので、Jのチームはこういう攻め方されると、厳しいのかなと。あそこに入って1対1の駆け引き勝負に負けたら終わり。

2015-03-20 02:12:52
渡邉大 @dai_football

守備の戦術&マインドとして、守備の守備と、守備の攻めがある。守備は限定&保険だけでなく、守備攻めをすることもある。より積極的な行為。また、前後の動きに関しては、攻撃は前に、守備は後ろにだけでなく、前に出ることが守備、後ろに下がることが攻撃という、方向とは逆の意味を持つ事もある。

2015-03-20 02:33:02
渡邉大 @dai_football

ロングボールでのプレス回避・クリアランスが相手のカウンターを誘発したり、攻撃で後ろから前に人数をかけて出ることによって相手のカウンターを防いだり、逆に後ろに人数をかけて下がって備え、少人数だけで前残りの攻めをすることが、実は保険にならずに相手のカウンターを誘発することもある。

2015-03-20 02:40:21
渡邉大 @dai_football

フットサルで、サッカーのマネをして、外に安全にクリアーして切ったつもりが、相手キックインから即失点に繋がることは結構多い。実は大変危険なプレー。また、コーナーやキックインでのポジション取りの基本やマークの仕方、ボール出てからが分からない人がいると、それもすぐ失点に繋がる。

2015-03-20 02:46:53
渡邉大 @dai_football

緻密なハリル流を歓迎する藤春、横一線からのアピール誓う | ゲキサカ[講談社] web.gekisaka.jp/news/detail/?1… #gekisaka

2015-03-26 13:44:10
渡邉大 @dai_football

98年~02年の頃のユース含めた日本代表のサッカーを見ると、可能性を感じずにはいられない。確かな型が存在し、原理・原則やセオリーに即して自由。良い監督と良い選手達がいて良いサッカーを志し成長。世界相手に日本らしく戦えていた時代。この後、日本はさらに飛躍・発展すると期待したのだが。

2015-03-26 14:07:47
渡邉大 @dai_football

チームとして目指すプレーモデルから考えられた日本の守備戦術は、3バックのゾーン(プレス)ディフェンスという先鋭的なもので、その挑戦に興奮したことを覚えている。これは世界を驚かせられると。それがチームのベースとして徹底されており、確かに、規律と秩序、組織力がそこには存在していた。

2015-03-26 14:31:59
渡邉大 @dai_football

あの時、トルコに勝っていれば。。

2015-03-26 14:38:53
渡邉大 @dai_football

日本は相手の強さによって使い分けできる力も実は持ってる。ポゼッション志向にも、カウンター志向にも。ナイジェリアのワールドユースやアジアカップではしっかりとボールを保持して攻め勝ったし、五輪代表は相手がアルゼンチンなら組織でしっかり守ってプレス&カウンターで勝つこともできた。

2015-03-26 14:52:52
渡邉大 @dai_football

日本人にもボールを中心にしたゾーンディフェンスからのプレッシングはできる。それを示してくれてる。それを3バックのゾーンディフェンスというよりリスクの高い中でもできたのだから。もちろん、4バックでもできる。

2015-03-26 14:59:47
渡邉大 @dai_football

3バックの5バック化は戦術的な「後退」を意味するように思う。これは、進化ではなく、退化ではないかと。その先に待ち受ける未来は、衰退という危惧。一時非難的にそうなるのは現実的な対応・対策として止むを得ないにしても、常態としてそれを良しとする態度は、この競技の本質から外れているなと。

2015-03-26 15:10:50
渡邉大 @dai_football

映像で見てもらうのが一番手っとり早いと思うので、紹介します。日本が戦う集団であった時代のサッカーを。その組織のスピード感や迫力に驚くと思います。そして、あれから13年経って、今ようやく日本が世界で戦うために必要なそれを取り戻すために、原点からやり直そうとしてるわけです。

2015-03-26 15:20:01
渡邉大 @dai_football

トルシエ五輪日本代表 フルマッチ 日本vsアルゼンチン 1-0(得点・中村俊輔) 1998.11.23: youtu.be/K2LokVa1_ks @YouTubeさんから

2015-03-26 15:23:04
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渡邉大 @dai_football

超短期間で既にここまでできちゃう。これが、日本の適応力の高さを示してる。型があって本質を付いていけば、良いサッカーができる。では、次に、カウンター志向ではなく、ポゼッション志向でも、日本が世界で戦えることを示した2戦を紹介します。サッカーを知ってる選手達のスキル・戦術打開力も。

2015-03-26 15:34:47
渡邉大 @dai_football

日本vsウルグアイ 1999ワールドユース 準決勝 2-1(得点・高原、永井): youtu.be/dhQNmivUYVk @YouTubeさんから

2015-03-26 15:38:03
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渡邉大 @dai_football

システムは、3-3-2-2。キーパーに南、中田浩二・手島・辻本のゾーンの3バックで、遠藤、小野、小笠原の3センター(遠藤アンカーで、小野、小笠原のインサイドハーフも3枚は流動的)に、本山と酒井の両翼で、高原と永井の2トップ。バランスも、布陣も面白く、上手く、そして、強かった。

2015-03-26 15:45:38
渡邉大 @dai_football

しかし改めてみると、小野は本当やっぱり凄いし、遠藤、小笠原、本山と中盤に揃うと、とんでもないことするなと。高原も楽しかったろうな(笑)でも、これだけの素晴らしい選手がいても、型なしで無法地帯なサッカーをチームですると苦しむことになるのも、02の後の代表で経験してるんですけどね。

2015-03-26 16:01:01
渡邉大 @dai_football

やっぱり、才能は活かせる。そして、思うけど、この時、これだけの選手がでてきた検証がおざなりになってしまったなと。たまたまではなく、理由はあったはずで。日本には育成が成功し下からの突き上げがあってそれが代表に還元されていた時代があったんだなと。

2015-03-26 16:05:17
渡邉大 @dai_football

この時は、言葉としてエントレリネアスも何にもないんだけど、実際それできてるわけで。ちゃんと、間もギャップも使えてて出し入れしてるし、循環するしボールも進む。むしろ、今以上に、流れの中でエリア毎の対人スキルに優れていて、駆け引きや時間作りも上手い。スペース活用する。そんな世代。

2015-03-26 16:09:05
渡邉大 @dai_football

持ち手が前向くし、持ってない選手達が良いサポートするし、タメ、運び、パス、突破・崩しの良いサッカーしてるなあと。やってる方も、見ている人達も心躍らせてる。サポートはいつの時代もできる普遍のもののはずだけど。サポートには詰まってるんだよなあ。サッカーのエッセンスが。

2015-03-26 16:18:58