『機動警察パトレイバー』を中心とした、ゆうきまさみに関するはてしない物語(ツイート群)

はてしなく長く、はしたないツイートも混じっています。 最終的にブログの記事にするためのツイート整理です。
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PSB @minimalblackcat

@highland_view 二課の雰囲気って、トレンディなバブル東京から、埋立地に都落ちした男たちが全員で田舎娘を応援する感じでしょう?あの中から泉が一人選んだら、もしくは二課の外に男を作ったら、あの世界って崩壊しますよね(笑)

2015-03-26 21:12:33
PSB @minimalblackcat

@highland_view イングラムって篠原と泉の子供と言えるかもしれませんが、その一方で、整備班含めた、みんなとの間に出来た子供なのかもしれません。だからより一層、泉にはイングラムを手放したり、二課を離れたり、恋愛に踏み出す動機はない。押井はそこを皮肉ってたかもしれませんが

2015-03-26 21:16:51
PSB @minimalblackcat

@highland_view リアルな仮定においては、泉が結婚や出産に踏み出す時、そこには自分のキャリアとどう折り合いをつけるのか、また、誰を選ぶのか、そしてどのような母になるのかという、女性にとっての生々しい現実が噴き出してくるとは思います。

2015-03-26 21:19:32
PSB @minimalblackcat

@highland_view そういった事を考慮すると二課の恋愛禁止の雰囲気は、もう半端じゃない(笑)。太田が進士を毎日罵倒するのも、ゆうきまさみの本心かもしれない(笑)。実際、隊長以下、ほとんど独身ですから。

2015-03-26 21:23:04
PSB @minimalblackcat

@highland_view 二課に唯一性の匂いを持ち込んだ熊耳は、銃で撃たれて倒れます。彼女の罪は男選びを誤ったこと。パトレイバーの世界では、政治的に正しい男以外は選んではいけない。基本的には男の子向けのヒーロー漫画であるパトの宿命でしょう。カテジナじゃあるまいし(笑)

2015-03-26 21:26:37
PSB @minimalblackcat

@highland_view 熊耳の罪は間違った男を選んだこともですが、それ以前に、そもそも男を選んだことですね。(押井のP2では嫌味なのか、南雲に男を選ばせますが)そして、その罪ゆえに熊耳は身体に一生残る傷を負います。本人が言うように、それはある種の烙印です。

2015-03-26 21:30:56
PSB @minimalblackcat

@highland_view それに比べると泉の傷は、ゆうきまさみにとって、正しい傷で勲章なのではないでしょうか。それは、熊耳の隠したくなくても、隠れてしまうことで、より罪の意識を感じてしまう身体の傷とは対照的ですね。という訳で、あの傷は、個人的には熊耳と比較してしまいます。

2015-03-26 21:36:32
HIGHLAND VIEW @highland_view

@takepon1979 興味深いお話なんですが一旦区切りつけると言いましたので、話を広げるのはやめにしておきます。少しだけ。野明はレイバー(子)を挟んで遊馬と3人でいる関係が安定しすぎていて、マンガ版はおろかパト2などに置いても関係性が変化していなかったので私も同感です。

2015-03-27 10:53:44
HIGHLAND VIEW @highland_view

@takepon1979 熊耳、南雲といいパトレイバーの女性たちは政治的に問題ある男性として関係してない(笑)しかし、野明の傷と熊耳の傷の比較というのは考えたことはありませんでした。なるほど。面白い。

2015-03-27 11:14:35
HIGHLAND VIEW @highland_view

@takepon1979 私は『おおかみこどもと雨と雪』で狼からつけられた傷が、ある種の聖痕であり呪いでもあったように、レイバーから付けられた野明の傷もその方向(レイバーとの結びつきが決定づけられ人間とは結婚しない)みたいなイメージで…いや、話が終われないのでやめます(笑)

2015-03-27 11:18:15
PSB @minimalblackcat

@highland_view 泉の傷に関して言えば、演出的には、角度によって時々見える=遊馬にしか見えないという形で、あの二人の今後を暗示はしていたと思います。

2015-03-27 22:07:46

『パトレイバー』以外の、ゆうき作品の話

『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』の話

PSB @minimalblackcat

@highland_view ちなみに、その後のゆうきまさみは、少年(遊馬)が北海道(泉の出身地)に出かけて自己実現するという、逆パターン漫画を描いていますね。

2015-03-27 22:11:36
HIGHLAND VIEW @highland_view

@takepon1979 ああ確かに。角度によって見える傷でしたね。『じゃじゃ馬』は作者もパト後なので、ああいうのを描きたかった気分が出ているなとは思いましたが、確かに構造的にそうですね。自分探ししたい少年が、家業で生産している馬に乗る少女と出会う。そして婿入りして生産者になる。

2015-03-28 10:13:31
HIGHLAND VIEW @highland_view

@takepon1979 最終的な構図は、遊馬&レイバー&野明と確かに変わらない。完全に外部から来たので屈折もない。遊馬的屈折に関しては、むしろライバル?の醍醐悟の方が持っている感じですね。やり手社長の父に有能な兄たち。

2015-03-28 10:18:49
HIGHLAND VIEW @highland_view

@takepon1979 でも渡会牧場の外部の男を捕まえる母系のシステムはpsb1981さん的にはどうなんですか?いやそれはむしろ題材である競馬の血統システムで考えた方が自然なんだろうな。競馬全然詳しくないけれど。だんだん、ゆうきまさみ論になってきて、話が閉じなくなってきた(笑)

2015-03-28 10:23:10
PSB @minimalblackcat

@highland_view 確かに渡会牧場って女系家族なんですよね。渡会会長は婿養子だし。 駿平もそれに近い。そして常に女性の方が男気があるという設定。みんな女性の手の内で自己実現するんですね。渡会牧場から脱出した男は居ないのかもしれません(笑)

2015-03-28 13:14:59
PSB @minimalblackcat

@highland_view 競走馬っていう設定どうなんでしょうね。無理やりこじつけると、血縁によって生み出される競走馬は、工業製品であるレイバーとは、ある意味で対照的な気がします。牧場と同じで、ある意味で閉じているんですよね。原理的に誰でも作れるレイバーとは違う。

2015-03-28 13:21:05
PSB @minimalblackcat

@highland_view 東京で男性的な(しかし外部に開かれた公的な)社会の中で揉まれて、成長するという話から後退して、どんどん私的で前時代的な世界に戻っている(ように見える)。そいういう意味で、ゆうき作品は、パトレイバーをピークに、どんどん閉じて行ってるのかもしれません。

2015-03-28 13:24:31
PSB @minimalblackcat

@highland_view 埋立地で働くバブル期の高卒公務員や、北海道にある競馬用の馬を育てる渡会牧場など、社会の外縁で自己実現する話が多いですね。漫画家になった作者自身の自意識を反映しているのかもしれません。

2015-03-28 13:05:23
PSB @minimalblackcat

@highland_view wikipediaで「渡会ひづめ」の人物紹介を読むと酷い設定ですね(笑)。作者が何を憎んでいるのかよく分かります。つまり上昇志向があり、女を武器に東京で自己実現しようとする女、ですね。

2015-03-28 13:29:54
PSB @minimalblackcat

@highland_view その一方、家事が苦手だったヒロインが、いや、渡会家の娘たちが、徐々に料理を覚える(または得意)っていう下りも、個人的にはちょっと…という感じです。作者は女性に何を求めているのかな、という感じが。

2015-03-28 13:43:01
PSB @minimalblackcat

@highland_view しかし「じゃじゃ馬~」を整理すると、受験エリートを断念した少年が北海道に逃げて、そこで日本一の”競走”馬を作るっていうのは、やはり結構屈折してる気はしますね。ある意味で、渡会牧場の女性たちに、父にしてもらう話なのかもしれません。

2015-03-28 19:26:37

『鉄腕バーディ』の話

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