《新「原子力災害対策指針」案に対するパブコメ》

「原子力災害対策指針(改定原案)及び原子力災害対策特別措置法に基づき原子力防災管理者が通報すべき事象等に関する規則の一部を改正する規則(案)に対する意見募集について」に、私が提出したパブコメをコピーし、まとめました。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

先ほど提出したパブコメを連続ツイートで。

2015-04-03 20:44:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

パブコメ本文1 今回の改定は、東京電力の原発事故が発生していることを教訓にして行われていると聞いています。 私は、東京電力原発事故に伴う放射性物質汚染により、避難指示範囲区域外の福島県伊達市から、北海道に避難している者です。

2015-04-03 20:45:30
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2 今回の改定は、日本政府、官庁、地方政府、科学者、電気事業者にとっては、確かに東京電力原発事故の「教訓」を踏まえていると思われます。それは、全体として、一般住民にとっては、全面的な後退となっている内容だからです。

2015-04-03 20:46:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

3 「この規則にのっとって行動した」と事故後に言い訳すれば、住民が損害賠償を請求しにくいような規定になっているからです。

2015-04-03 20:46:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

4 日本の原発は、30キロ圏内に作業員ではない多くの住民が住んでいます。その全てに、事故発生の危険が迫った段階や、事故発生後まもなくの段階で避難を実施させるのは、物理的に不可能だという事を東京電力原発事故は示しました。

2015-04-03 20:47:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

5 さらに、それ以前の段階で、原発付近の住民全員に原発の状況を連絡する手段を確保することさえ、困難である事が判明しました。

2015-04-03 20:47:34
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

6 そこから論理的に導き出される結論は、「事故発生に伴い半径30キロの住民を避難させることはできず、さらに放射性物質の拡散方向を見定めて危険な範囲の住民を避難させようとすると、人口数十万の都市からの避難が必要になる」という事です。

2015-04-03 20:48:03
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

7 住民の安全を考えるならば、安全に避難させる手段が確保できないので、原発の再稼動を断念する、という選択しかありえないはずなのです。しかし、あなた方は別の選択をしました。住民の安全確保を捨てて、実現できそうなことだけを並べて、原発の再稼動を進めることにしたのです。

2015-04-03 20:48:34
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

8 今回の改定は、住民の安全確保ができるかどうか以前に、原発を再稼動するにはどういう基準を設ければ良いかという考え方から導き出されたものだとしか思えません。

2015-04-03 20:49:06
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

9 この基準では、国民の生命と健康を守ることはできません。日本政府が、民主国家であるという自負を捨てないのならば、この改定は撤回し、私達被害者と話し合い、実際に可能なこと、必要なことを定めてください。 以上。

2015-04-03 20:49:46