中国古代宗教思想史の研究はなぜ必要か

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fukuebisu @fukuebisu_tao

(天皇の権威の絶対性の象徴・二種の神器‥天皇の宮殿・紫宮‥日本の国号・「大和(たいわ)」など‥) →こういったものが一連のものとして、中国古代の宗教思想、具体的にいえば道教もしくは原道教の思想ですが、その宗教思想と密接な影響関係を持つであろうことをもあわせ論じてみました。→

2015-04-05 12:13:56
fukuebisu @fukuebisu_tao

→p58(古代中国の‥)  道教において宇宙の最高神である天皇=天皇大帝は、天井の神仙世界にある紫宮、「むらさきのみや」に住んでいて、地上世界の官僚組織と同じように多くの官僚を抱え、その官僚組織の高級官僚が「真人」と呼ばれ、下級官僚が「仙人」とよばれる。

2015-04-05 12:16:07
fukuebisu @fukuebisu_tao

(古代中国では‥) →そういう神仙世界の最高の支配者である天皇(天皇大帝)の権威をシンボライズするもの、これが鏡と剣であって、そういった天皇もしくは天皇大帝の宗教的支配によって実現する地上の平和、これが「大和(たいわ)」であり「太平」である。→

2015-04-05 12:17:26
fukuebisu @fukuebisu_tao

(古代中国道教の‥) →こういった考え方や信仰は、西暦後2世紀から3〜4世紀にかけての初期道教の教理学で、その原型的なものは出来上がっているわけです。ですから、日本の天皇が中国の道教における天皇と密接な関係を持つとするならば、→

2015-04-05 12:20:17
fukuebisu @fukuebisu_tao

(中国で2〜4世紀に完成していた‥天皇の権威の絶対性の象徴・二種の神器‥天皇の宮殿・紫宮‥「大和(たいわ)」など‥) →こういった一連の事実がセットになった宗教思想としての古代の日本に持ち込まれていたと考えていいのではないか。これが私の「天皇と真人」と題する論文の要旨であります。

2015-04-05 12:26:56