2013年10月アニメスタイルイベント「少女革命ウテナを語る」の二回目レポート

メモとうろ覚えの産物の為資料性皆無ですが楽しめるところだけ楽しんでいただければ幸いです。なおこのまとめは当方の日記という側面が強いので無駄と思える文章もかまわずまとめました。(4/10ヌケがあったので修正)
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戸田 @9889141

錦織「ウテナ以降、イクニがプロデューサーになるような空気があったが、自分としてはイクニ自身に作品を作ってほしかった。だからピングドラムが発表された時は本当に嬉しかった。」 小黒「出来れば幾原さんには1年に一本は新作を作ってほしいよね。」

2013-11-02 01:32:37
戸田 @9889141

…レポートってのはダラダラ長くても面白いもんじゃない事は承知しているんですが、どうしてもメモの記述に縛られて冗長になりますなあ。やはり忘却によって強制的に精査される記憶でレポートは書くべきだ。次の更新で終わらせます。

2013-11-02 01:38:04
戸田 @9889141

アニスタのウテナイベントレポ続き。 その前に以前書いた、監督日記の写真に驚き、後にビーパパススタジオで活躍されたのは「桜美かつし」さんではなくアキ電劇場版の監督をなさった「桜井弘明」さんの間違いでした。申し訳有りません。御指摘ありがとうございます。

2013-11-03 00:14:39
戸田 @9889141

ウテナという作品のファンが好きな成分は榎戸の物と言ったが、小黒「暁生のはだけ大回転だけはイクちゃんが居なければ生まれなかっただろう。」

2013-11-03 00:15:27
戸田 @9889141

・・・「直接見たわけじゃないが、会議室でイクニが「こーするんだよ!!」とスタッフを前にガバッとワイシャツを開く様が目に浮かんだ。」

2013-11-03 00:15:43
戸田 @9889141

・・・嘘か本当かイクニは昔、喫茶店とかでも「暑いねぇ・・・」と、おもむろに胸元を開いたことがあったとかなかったとか・・・

2013-11-03 00:17:20
戸田 @9889141

小黒「幾原さんは基本的に監督というよりプロデューサー気質。全体のコンセプトや人を驚かせよう!という仕掛けをつくる天才。」「・・・対する細田さんは宮崎駿タイプ。」

2013-11-03 00:17:58
戸田 @9889141

錦織「『目標獲得能力』が庵野さんとイクニはずば抜けて強い。なにがなんでも自分の獲得目標を手に入れるために努力する。」

2013-11-03 00:18:17
戸田 @9889141

錦織「庵野さんや幾原さんは純粋な表現を出してこれを守っていくタイプというより「こーゆうものが見たいんだー!」という事に関して、自分がそれを見る(それに出会う)ために手段を選ばない。それをプロデユーサー的といえるかも知れないが、自分のイメージする監督というのはこっちだ思ってる。」

2013-11-03 00:18:33
戸田 @9889141

・・・コレ良くわからない文章だが、要するに細田・宮崎タイプは自分の追い求める表現で映画を細部まで埋め尽くしたい、映画の全シーンを自分のコントロール下に置こうとする監督で、庵野・幾原タイプとは自分が受けたい衝撃とか体験を得られるなら具体的なビジュアルは問わないって感じか。

2013-11-03 00:20:00
戸田 @9889141

…言い直すと前者はまず頭の中に具体的なビジュアルが出来てて、その理想を完璧に表現出来れば世間に受けるはずだ(ウケて欲しい!)という感覚で、後者は自分の求める感覚が得られるなら具体的なビジュアルはスタッフまかせでもいい(無論要求に合わなかったら許可しないだろうけど)というか。

2013-11-03 00:20:47
戸田 @9889141

・・・つまりはスタッフを自分の理想の表現に奉仕させるタイプの監督と自分の要求に合った表現をスタッフから求めるタイプの監督ってことか。スタッフの個性が否応なく出る個々のカットを取りまとめて映画全体で監督の色を出すという意味では後者は押井守が代表的。

2013-11-03 00:21:47
戸田 @9889141

小黒「『目標獲得能力』という言葉が出たけど、ウテナという企画は何度も潰れそうになった。だって後ろ盾が無いし、幾原さんはスポンサーに「あなたが監督をしていいよ」と許可をもらってウテナを作ったんじゃない。誰も望まないのに(売れる裏づけもないのに)オリジナルのテレビアニメを作った。」

2013-11-03 00:22:48
戸田 @9889141

小黒「企画を通す事でも、僕なんかは既存のフォーマットの中で手段を選ぶ訳だけど、幾原さんは常に「何か別の方法があるはずだ!…こーすれば通るんじゃないか!?」と、今までに無い様々なアプローチを常に考えていた。」

2013-11-03 00:22:58
戸田 @9889141

イクニの話を通す能力を物語るエピソードとして「夜を走る王子」の話題が出た。

2013-11-03 00:23:30
戸田 @9889141

庵野さんの場合、エヴァの加持とミサトのラブホ場面のアフレコをスポンサーが帰った後で行うというゲリラ的戦法で作ったが、(当然、後で問題になった。)ウテナ33話の時、イクニは凄まじい政治的裏工作(?)によってテレ東のプロデューサーの目の前でアフレコをやり遂げた。

2013-11-03 00:23:35
戸田 @9889141

アフレコが終わった時、スタッフが恐る恐る見守る中、テレ東プロデューサーはニコニコと笑顔で帰っていった。…イクニ恐るべし。

2013-11-03 00:23:46
戸田 @9889141

庵野話ついでに書くと、エヴァを始めるに当たって庵野さんに良い脚本家はいないかと聞かれ、榎戸さんを紹介したのは小黒さん。

2013-11-03 00:23:57
戸田 @9889141

小黒「ちなみに庵野さんが渚カヲルの声優をイクニにオファーしたのは事実」

2013-11-03 00:24:12
戸田 @9889141

・・・確かこれは書いても良かったはず。会場が笑いにつつまれた。

2013-11-03 00:24:26
戸田 @9889141

小黒「幾原さんほどコンテを描くのを嫌がる監督はいない。セラムンの頃からイクちゃんは辛そうだった。「イエーこんな表現やっちゃったぜー!」みたいな事はぜんぜん無い。自分のやりたい事と上から求められる事、そしてファンの喜ぶ事のはざまで、意志を通すことに苦しんでいた。」

2013-11-03 00:24:39
戸田 @9889141

小黒「最後に、ウテナを通しての自分の仕事は、幾原邦彦という才能をプロモーション出来たという意味ではとても満足のいく仕事が出来た。でも作品に自分を込めるという意味では途中でブレーキをかけて距離を置いてしまった。そのことに今でも屈折がある。」

2013-11-03 00:25:07
戸田 @9889141

錦織「幾原さんは何年もアニメを作ってなかったけどピングドラムをやって、これからまたいくつか企画してるみたいだけど、最後にまた榎戸さんと組んで一本作って欲しいよね。」 小黒「そう、べつにウテナの後で何かあって二人の仲が悪くなったってわけじゃ全然ないからねー。」

2013-11-03 00:25:53
戸田 @9889141

小黒「今日の会でウテナに関してはしばらくやりません。5年後か10年後、今度は榎戸さんや幾原さんを呼んで会ができると良いね。(会場拍手)」 ・・・最後の〆はメモしてなかったのでかなりザックリですが、以上でレポート終わります。

2013-11-03 00:26:23
戸田 @9889141

個人名が場所ごとにバラバラだったり小黒さんと錦織監督のどちらが語った言葉かごっちゃになったりと、結局正確なレポートとは程遠いものになってしまいましたが、コレが自分の限界であるし、信用にならない情報として適当に楽しめるところだけ楽しんでいただければ幸いです。

2013-11-03 00:31:01