2013年10月アニメスタイルイベント「少女革命ウテナを語る」の二回目レポート
5話のハダケでは小黒さんは「変だよコレ?」という感じで、作監の相澤さんは「コレですよ!」とノリノリ。→それを長濱さんが喜ぶ→長谷川「男でも裸を描くのは面白い!」 →ゲームへ・・・
2013-10-31 00:43:52セラムンの頃SD幾原特集をするに当たって、「声優さんはプロのカメラマンに撮ってもらうのにボクらスタッフは小黒さんの撮ったいい加減な写真なのはおかしいよ!」と言われ、パルコ劇場のポスターを撮ってる写真家に依頼して見開きいっぱいにイクニが載った。
2013-11-02 01:26:01小黒「それが発展して監督日記になるわけだが、毎度撮影の日には幾原監督にスタイリストやメイクがつき、メイクの人が「ミュージック!」と叫ぶとラテンの音楽が鳴り響き、音楽に乗ってイクニがメイクされるという漫画みたいな世界だった。」
2013-11-02 01:26:14この監督日記の写真を見た桜美かつしは「なんだこのカッコつけたヤツは!?」と憤慨し、後にビーパパスでチャンチャンコを着たイクニに「どーも幾原です」と握手され「なんだ、いいひとじゃん!」と2度ビックリした。
2013-11-02 01:26:56SD幾原特集→監督日記→ウテナのLDCMで小黒さんの中での「イクハラプロモーション」は完結した。→後に永野護とのセラムンコスプレ写真を見た時、自分の放った球が衛星軌道を周回してるのを目撃したような気分だった。
2013-11-02 01:27:10小黒「ファンはあまり気にしていないだろうけど、桜美かつしさんはビーパパスで結構大きな存在だった。ウテナのゲームやアキハバラ電脳組のグロスなどで活躍していた。アキ電の版権イラストは葦プロは2枚くらいで99%ビーパパスで描いてた。」
2013-11-02 01:27:23「うどん事件」①・・・ウテナの準備中、小黒さんはスタジオを探していろいろな物件を回っていた。そこで半地下で駅から遠くて月12万のだだっ広い1フロアの物件を見つけ、監督たちと見に行き、何も無い部屋でイクニ、榎戸、長谷川たちがハシャいでる写真を撮ったりした。
2013-11-02 01:28:13②その帰りか、腹が減ったので小黒、榎戸、長谷川の3人で通りがかりのうどん屋に入った所、その店は実は知る人ぞ知る名店で、偶然その日TV取材が入っていた。うどんをすする長谷川さんにレポーターがマイクを向け「おいしいですか?」と聞いてきたので→
2013-11-02 01:28:30③→長谷川さんはとっさに「なかなか、シコシコして美味しいですね!」とコメントし、小黒さんは食べたふり、榎戸さんはボーゼンとしてる場面が朝のニュースに流された。
2013-11-02 01:28:44④ だが実のところ、当時ビーパパスの面々には緘口令が敷かれており、自分達が「ウテナ」という企画に関わっている事や、スタジオを探している事などを、エヴァとか他のスタジオのスタッフには絶対に知られてはならないと厳命されていた。
2013-11-02 01:28:59⑤ そのため3人が一緒に居ることの説明が出来ず「長谷川が友人の小黒と榎戸をうどんの名店に誘った」という事になり、それからしばらく長谷川さんはアニメーター仲間から「うどん博士」と呼ばれていた。
2013-11-02 01:29:12小黒「僕にとって「ウテナ」とはメディアをふくめたヴァーチャルな物全般だったので、カードの中のかっこいいクリエイターを=バーチャルスターを作り出すことが自分の仕事だった。ウテナとは作り手のプライドをふくめた作品だった。」
2013-11-02 01:29:45小黒「エヴァとは売り上げが100倍も1000倍も違うが、別の所でエヴァに勝とうとした。そして、今もその点においては勝ったと思っている。」
2013-11-02 01:29:56錦織「ウテナ製作中、エヴァを意識した事は無かった。エヴァは1話のコンテを見た時エポックだと思ったし、周りの監督達はこんなの出来るワケないよ!と言ってた。」
2013-11-02 01:30:08… 後半戦は榎戸話が中心だったけど、タブーが多いのとメモをとる手が疲れたのと記憶が怪しいのとで細かい事は榎戸ファンの方に譲って幾原監督の話題を中心に書こう。
2013-11-02 01:30:33錦織「榎戸脚本は想像を掻き立てられる。ちょっとした会話に含みを感じさせる。本人はテーマ主義、一つの関係性を掘り下げて書く」「セラムンの頃からインパクトが強くて気になってた。5話の脚本を読んだときは感銘を受けた。」
2013-11-02 01:30:506話でカンガルーが出た時スタッフは盛り上がってたけど錦織さんは「ただカンガルーが出ただけじゃねーw」とシニカルだった。それに対し幾原さんがおこって「じゃあやってみろよ!」と牛回に。→結果、錦織さんはナナミ担当になって榎戸脚本とあまり絡めなかった。
2013-11-02 01:31:20小黒さん曰く、ウテナのファンが好きな「高潔さ」や「思春期の無力感」など、ウテナのストーリー上のテイストは榎戸さんの物。「世界を革命する」とか「変な表現をする」とか「皆にドーンとすごいものをぶつけたい!」とかは幾原さんの物。
2013-11-02 01:31:31イクニ「全話を榎戸に書かせる事は出来ないが、別の脚本家に榎戸テイストで書かせてパワーダウンするより、全然別のベクトルでパワーダウンしない話を作ろう」と考え、それが比賀昇と月村了衛だった。
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