紅の魔王と白の姫【テドイア】

重音テッド×イアの物語。 随時更新。 続きを読む
0
大崎巧実(裏) @mboxtw2

そもそもテッドさんの顔と、紅の館の主人であるって事は一部の人にしか知られていない。 テッドさんもその辺ふらふらする時もあるけれど、殆どの人はそれが『紅の魔王』だとは思っていないというか。 だからイアも出逢うまではテッドさんが『そう』だと言うことを知らなかったのでした。

2015-04-20 00:29:21
大崎巧実(裏) @mboxtw2

イアが欲しくてどうやって手に入れようか、って考えていた矢先にイアの家が無くなった。 テッドさんがイアを好きになってからあまり時間はたってなかった。だからがくぽにおくれを取った訳なんだけど。 欲しかったイアが手に入って、すぐ近くで見ていられて、恋は加速するのです。

2015-04-20 00:30:51
大崎巧実(裏) @mboxtw2

魔物の寿命は長い。だからテッドさんも手を出すまでが物凄く長い。のーんびり構えてる。 どうせイアが死ぬまで俺が死ぬ事はないのだから、って。 イアの好きにすればいい。だが、俺はお前を逃がすつもりはない、ってはっきり告げられているけれど(笑)

2015-04-20 00:32:49
大崎巧実(裏) @mboxtw2

イアがテッドさんの気持ちを知るのもその所為で結構遅かった。 テッドさんは隠す気が無いからイアが好きだってメイドの殆どが知ってる。だから逆にイアがテッドさんの気持ちを知らないって事の方が驚きで。 「旦那様はあなたの事がずーっと好きだったのよ?!」って。

2015-04-20 00:34:29
大崎巧実(裏) @mboxtw2

メイド達が集まって談笑してた時にそんな話になったのだけれど、聞いたイアは仰天。 まだテッドさんの事を好きになってはいなかったけれど、いい人だなとは思ってた。 噂に聞いた『紅の魔王』ととても恐ろしい男だって言われてたけどそんな事全く感じないくらいに優しいし、館のみんなも優しくて。

2015-04-20 00:36:01
大崎巧実(裏) @mboxtw2

で、そんな話をしてた時にテッドさんがやってきて(テッドさんは良くメイド達に混じって話してる)旦那様はイアが好きよね、って言われてイアたんがそうなんですか?ってドキドキしながら訪ねるとはっきり「好きだ」って言ってくれるんですよ。 そして「お前を逃がすつもりは毛頭無いからな」って

2015-04-20 00:37:39
大崎巧実(裏) @mboxtw2

イアたんはテッドさんに借金で借りを作ったって思ってた。その為に縛られてるんだろうって。 だから働いて借金返そうって思ってたけど、金はいらないって言われちゃうんですよ。 そもそもテッドさんに人間の金は必要じゃないから。だから紅の館の給料はとても良い(笑)

2015-04-20 00:39:17
大崎巧実(裏) @mboxtw2

テッドさんの仕事で得られた報酬の殆どは館の維持費に充てられて、殆どが使われる事がないまま貯められてる。その貯金額はモモかキヨテルくらいしか知らなくて、テッドさん自身も興味がないから知らない。 だからイアに支払った金額もどうでもいいわけです。イアがいるのなら。

2015-04-20 00:41:13
大崎巧実(裏) @mboxtw2

まあ、イアたんがテッドさん好きになるのはその出来事がきっかけだったわけなんだけど。 イアがメイドの教育を終了して、テッドさんの傍にずっといられるようになるまで、辛抱強く待っていたのでした。魔物にとってはその時間は大した時間ではない。

2015-04-20 00:42:52
大崎巧実(裏) @mboxtw2

そうそう。テッドさんにとって人間の金にはさほど価値がないわけなんだけど、その所為で金遣いが荒い所があったりする。それをしっかり締め付けるのもモモとキヨテルの役目。 たまーに金持ってる事を嗅ぎ付けて営業しにくる商人もいるわけです。それが結構あくどかったりもする。

2015-04-20 00:44:14
大崎巧実(裏) @mboxtw2

ある日やってきたのは問屋。メイドに新しい服でもいかがですか、って。 たまには新しい気分になってみるのも良いんじゃないですかって言いながらテッドさんに勧めてくるわけです。紅の館の従業員は結構沢山居て、全員の制服を一新したら相当の額が動く。それを狙ってたわけです。

2015-04-20 00:45:40
大崎巧実(裏) @mboxtw2

商人が提示したデザイン画とかも結構可愛くて、テッドさんも気持ちが動かされる。でもそれを却下したのがモモ。 渡されたのがメイドの服。屋敷内の責任者であるモモにどうだ?ってテッドさんが聞いたんですよ。自分達が着る服なんだからって。 で、それを見たモモは即却下。

2015-04-20 00:47:09
大崎巧実(裏) @mboxtw2

見せられたデザインは見た目重視の代物で、確かに主人達の目を喜ばせるのには良いだろう。しかし、『仕事』から見ると華美だったり機能性が著しく悪かったりしてたわけです。 「主人の好みを十二分に取り込んだ点は評価致しましょう。しかしお断り致します」とはっきりきっぱり。

2015-04-20 00:48:57
大崎巧実(裏) @mboxtw2

テッドさんも信頼してるモモが言うならってあっさり却下。 そうやってたまにやってくる無駄遣いを管理するのもモモの仕事。ちなみに従業員の給料決めるのもモモの役目。 キヨテルは館の外を管理するので、テッドさんの『仕事』に関する収支は彼の仕事。

2015-04-20 00:50:44
大崎巧実(裏) @mboxtw2

テッドさんが仕事で使う材料の調達もキヨテルの役目で、らぶちゃんちが選ばれたのもキヨテルが許可を出したから。 テッドさんが必要な物を揃えていて、誠実に対応するだろう店舗。それが条件。 らぶちゃんちはダメモトで営業しに言ったので選んでもらった時はそりゃあ喜びました。

2015-04-20 00:52:35
大崎巧実(裏) @mboxtw2

あとらぶちゃんちのショップが紅の館から近かったのもある。 遠くなれば郵送費もかかってくるし、別の館の管理下に入る事もある。 紅の館は金払いがいいので結構商人の間ではなりたがる所も多い。商売相手が魔物だからと言って商人が引くわけもない(笑)

2015-04-20 00:54:20
大崎巧実(裏) @mboxtw2

ちなみにらぶちゃんちは小さな店舗なので、毎月多額の支払いしてくれるテッドさんちは大いに家計に役立ってくれてたりする(笑) その分、調達が物凄く大変だったりするのだけれど、もう毎回必死になって集めてきてるらしい。まあ大好きなテッドさんに見限られるのも困るしねw

2015-04-20 00:56:40
大崎巧実(裏) @mboxtw2

ちなみにがくぽの家とは結構いつきあいだったりもする。 紫の館は何処にも属さず、あくまで中立。商人達を取り締まるギルドの大元。たまにテッドさんと一緒に飲んだりする。 テッドさんはがくぽが小さい頃から知ってるし、魔物は裏切る事を絶対にしないから死ぬまできっと仲良し。

2015-04-20 00:58:49