「天に願いを」（3）～『千歳の真意-暴露編-』～

第十五支援艦隊　天龍 @15tennryuu

…誰を殴りたいって、納得している自分自身をだろう。 だから今千歳に対して何もできないんだと決め付ける。 これで話は終わりらしく、千歳はそれきり口を開きはしなかった。

第十五支援艦隊　天龍 @15tennryuu

「…オレは、止めるぞ」

第十五支援艦隊　天龍 @15tennryuu

今のオレが言える事は、それだけだった。 ごちゃごちゃと、様々な感情や言葉が渦巻いてはいたが、はっきりと実現したいと思える未来は、それしか浮かばなかった。 千歳は答えず、ただくすりと優しげに笑った。

第十五支援艦隊　天龍 @15tennryuu

その微笑の意味が。 止められるものならどうぞ、とも。 貴女ならそう言ってくれると思っていました、ありがとう、とも。 どっちとも取れるのが、ムカついた。 こいつは本当に本当にどうしようもなく。 千代田を憎んでいて、そして、愛している。

第十五支援艦隊　天龍 @15tennryuu

オレはどうすればいいんだ。 誰もが笑ってくれている結末が、現状全く見えやしない。 どうしたらいいんだ。 誰か、教えてくれよ。

第十五支援艦隊　天龍 @15tennryuu

【『千歳の真意―暴露編―』　完】 【続く】