一つと二人(仮)

レミリア「ねぇフラン、ここに一つのケーキがあるわね」フラン「そうね」レミリア「咲夜が急用で１つしか用意できなかったケーキがあるわね」フラン「ええそうね」レミリア「さて私はお姉様よね」フラン「そうだったわね」

2015-01-26 22:13:49

レミリア「そう、私がお姉様だから」フラン「一人で食べようなんてお子様ね」レミリア「ではフランは食べたいの？」フラン「私はお姉様よりお子様だもの」レミリア「」フラン「お姉様はお姉様だものね？」レミリア「」フラン「どうせ咲夜が帰ってくればもう１つ用意してくれるわよ」

2015-01-26 22:16:59

レミリア「」フラン「だからここはお姉様なお姉様がお子様な妹に譲ってあげるべきだわ」レミリア「待ちなさいフラン」フラン「いただきま「待って、待ってよフラン」レミリア「そう、ここは私がお姉様らしい判断を下してあげるわ」フラン「ほう」

2015-01-26 22:18:42

レミリア「美鈴！」美鈴「はい、何でしょうか」レミリア「お前はいつもよくやってくれてるわ。うちに侵入者が少ないのはお前のおかげだ」美鈴「ありがとうございます！」レミリア「少ない休憩時間で申し訳ないわね。褒美にこのケーキをやろう」美鈴「それ私も食べられますか？」

2015-01-26 22:20:34

フラン「ねぇ美鈴、私それ食べたいわ」美鈴「ふふふ、これは私がいただいたのですよ」フラン「それね、元々私のものなの」美鈴「え？」レミリア「え？」フラン「お姉様がね、自分の分がないからって私に食べさせてくれなかったの」美鈴「本当ですかお嬢様？」レミリア「ねぇ話を聞いて」

2015-01-26 22:25:54

レミリア「咲夜が急用で１つしか用意できなかったのよ。だからどっちのものというわけではないの」美鈴「なるほど」フラン「ちっ」美鈴「ではお出掛け中の咲夜さんに代わって私がもう１つ用意しましょう。まだ休憩時間はありますから大丈夫です」レミリア「悪いわね」

2015-01-26 22:28:48

美鈴「はいお二方、どうぞ。新しいものを２つ用意しましたよ」レミリア「あら、気が利くのね」フラン「美鈴はその古いのでいいの？」美鈴「問題ないですよ」フラン「じゃあいただきまーす！」レミリア「ふふふ、ありがとね美鈴」美鈴「いえいえ」

2015-01-26 22:30:30

咲夜「ただいま帰りました──ん？」レミリア「お帰り咲夜。美鈴が用意してくれたのよ」咲夜「……まぁ私が抜けたのが悪いのでそれは良いのですが。……美鈴」美鈴「ふぁいっ！？」咲夜「あとでケーキの材料買い出しね」美鈴「はい……」咲夜「ま、私も一緒に行ってあげるわよ」めでたし

2015-01-26 22:33:38