塩分も温度も問題ありません。 ~黄色ブドウ球菌などなど~

ジャーサラダの話題の流れから。 皮膚や鼻の中でいつもは静かにしているのに、食品中に入ると恐ろしい毒素を生産する「黄色ブドウ球菌」について主に触れています。 途中、腸炎エルシニアや腸炎ビブリオ、そしてちょっと横道にそれてアルカロイドについても。
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「鼻の中ではエンテロトキシン作らない!」

Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 マジレスすると、多分鼻の中ではエンテロトキシンを作らないと思うの。もし作ったら、あれもスーパー抗原の一種だから鼻粘膜から吸収されて、猩紅熱みたいな病気を起こすはずで…

2015-04-29 09:54:14
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 黄ブ菌食中毒、ということで言えば、「食品中で」毒素を作るから、という。黄ブ菌それ自体は3割くらいの人が保菌する常在菌の一種で、体表や鼻、口、消化管とかにいるときはそれほど害がなく、傷口とかから侵入したときに病気を起こすもの。

2015-04-29 09:59:13
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 そんな感じ。まぁヤツらにとって、何が「通常」で何がそうでないか、というのも、また難しいとこだけどね。

2015-04-29 10:06:45
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 それと一応、熱に強いのはどっちかというと毒素(エンテロトキシン)ね。黄色ブドウ球菌も、細菌の中では割と熱には強めの方だけど、芽胞とかには遠く及ばないし煮沸くらいで十分に殺せるから。ただ、このとき菌が死ぬ条件でも毒素は壊れない。それくらいこの毒素は熱に強い。

2015-04-29 10:03:02
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 んで、その「豹変」の最たる例が「毒素性ショック症候群」ね。熱中教室のときにも話したネタだが、アメリカP&G社が新素材の女性用生理用品で起こした薬害事件のときに起きた疾患。

2015-04-29 10:11:04

皮膚や鼻のなかで一緒に暮らしている隣人が、突然環境が変わって殺人鬼になってみたいな恐ろしさ!

ぶたやま@「ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん」発売中 @Butayama3

@y_tambe 隣に住んでる人が包丁振り回してるみたいな怖さがあるねえ…。

2015-04-29 15:04:23
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