近代的自我をめぐって ロマン主義・ダダ・ユンガー

山本桜子(ダダイスト)と千坂恭二(思想家、戦後日本におけるエルンスト・ユンガー研究のパイオニア)氏の対話
3
前へ 1 ・・ 3 4
山本桜子🐓 @saqrako

@Chisaka_Kyoji …全く個人的処世の域を出ないつまらん感情にとらわれる前に本家本元近代的自我について考え直すことが先だと思いました

2015-06-12 16:55:35
千坂恭二 :『哲学問答2020・ウィルス塹壕戦』 @Chisaka_Kyoji

@saqrako ツァラに限らず、当時の徴兵忌避は、好意的、肯定的に紹介されていると思う。なぜなら、ダダは左翼文化圏から捉えられていたから。今でも、露骨に左翼的ではないとしても、やはりリベラル左派的な観点がダダを見る背景にはあると思う。しかし、この背景が実は崩れているように思う。

2015-06-12 19:18:32
千坂恭二 :『哲学問答2020・ウィルス塹壕戦』 @Chisaka_Kyoji

@saqrako ユンガーの「戦士・労働者」の観点からすれば、個々のダダイストは、市民的秩序を否定しようとしている最後の市民になるのかもしれない。

2015-06-12 19:21:26
千坂恭二 :『哲学問答2020・ウィルス塹壕戦』 @Chisaka_Kyoji

@saqrako 分かるのは自分のことだけで、他人は分からないという意味で個人主義なのではないかな。そして個人の壁を厚くしておけば、憂いも疎外感も無いかもしれない。しかし、そこは自我の牢獄かもしれない。

2015-06-12 19:27:36
千坂恭二 :『哲学問答2020・ウィルス塹壕戦』 @Chisaka_Kyoji

@saqrako 思想は、処世的立場になると絶対に理解出来ないと思う。僕も近代的自我については、20代半ばの頃、徹底した独我論に至るほど浸ったことがある。近代的自我は、近代が続く限り否定出来ない。しかし、否定できない近代的自我は否定神学的な存在でしかないということ。

2015-06-12 19:33:22
前へ 1 ・・ 3 4