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元々付喪神は当て字で、元来は九十九髪と書き、九十九髪とは老婆の白髪のこと(百から一を抜くと白というシャレ)で、人間の紙が白くなるまで存在した器物が動き出すという類のものであって、付喪神という字が使われだしたのは室町後期でございますよ
2015-05-11 22:49:42喪に付くって葬式の時に使う道具以外にも動く奴はいっぱいいて、そういうものを総称した器物の妖怪なのに良くわからん名前やなと思ってたんですが、調べてみて納得してました。神という字が使われたのは後世からで元々はそういう意味があると。
2015-05-11 22:53:57器物百年を経て、化して精霊を得てより、人の心を誑す、これを付喪神と号すと云へり。 という文章があるのですが、これどう見ても妖怪の類の文章だよな・・・
2015-05-11 23:32:17古来から神事や刀を打つためのそれを陽の火、食べものを調理する竈に宿るそれを陰の火としたように、「刀を打つ」という行為自体を神聖視していた流れは草薙の御世以降確実にあるのだと思います。たぶん!
2015-05-11 23:47:59昔から神社に奉納される器物として刀は代表格なのと、にっかりさんの例に漏れずそういった怪異を斬るのは刀のお役目でもあったので、そのお役目を持った器物が妖怪化するというのはあまり考えられなかったことではあるのかもしれない
2015-05-11 23:49:30刀が神社に奉納される器物の代表格だって言うのは多分三種の神器の中に草薙の剣があることにかなり影響受けてるような気がするんだけど、そこら辺の事情に詳しい方いらっしゃらないかな。絶対関係あると思ってはいるんだけど
2015-05-11 23:52:48草=串(奇)、薙=蛇(ウナギなどに通ずる長いものの総称古語)であり、ヤマタノオロチの尾からできた剣で、もともとの伝承では蛇の剣だったのではないかって考えられているんだけど、ヤマタノオロチといえば生贄としてささげられる寸前だったクシナダヒメを連想するし、語感もすごく似てるよね。
2015-05-12 00:03:55生贄になる人間って実は限られてて、屋根に白羽の矢が立てられた家、もしくは「その神を祭っている司祭」、もしくは異邦人と古来から相場が決まってるんですが、クシナダヒメはこの内の神を祭っていた司祭、ヤマタノオロチの巫女であったっていう一説は昔から結構あったんだよね。
2015-05-12 00:08:44その巫女の名を冠した剣が、日本で初めて神社に奉納された神の刀であるって、なんだかすごく感慨深いことのように思うんだけど、どうよ。
2015-05-12 00:10:39女審神者として部隊を纏めていたとしても、そこら辺の故事に明るい刀から見たら、審神者ではなく巫女なんだろうと思うし、平安あたりに打たれたり神社に奉納されていた刀はそういうところからいっても女性好きそうだなって思う。
2015-05-12 00:13:55女性に接するのは古来先祖(草薙の剣)の歴史に触れることでもあるのだってインテリジェンスぶった三条刀たちが言うのだと思うと夢界では結構なごほうびっぽいのでぜひお使いくださいフリー素材です
2015-05-12 00:16:48スサノオがヤマタノオロチを切り刻んだ剣は十拳剣といって草薙の剣ではなくて、十拳剣でヤマタノオロチをザックザックしてた折に尾の部分から出てきた太刀が草薙の剣なんだけど、これを自分が所有する剣ではないといいスサノオは天照大神に献上したのよな。
2015-05-12 00:35:01天照に献上されたことから考えてみても、クシナダの名を冠していることからいっても、草薙の剣は「女の持ち物」なんだわ。太刀なのに。
2015-05-12 00:35:47そしてスサノオが持っていたという十拳剣にはなんとなく男性性を髣髴とさせる感があるので、個人的にはこちらのほうの性質を戦乱の世に台頭した刀が周到、受け継いだのではないかと思っている。
2015-05-12 00:38:03様々な場面で登場していることや、「10束(束は長さの単位で、拳1つ分の幅)の長さの剣」という意味の名前であることから、一つの剣の固有の名称ではなく、長剣の一般名詞と考えられ、それぞれ別の剣であるとされる(ウィキペディア引用)
2015-05-12 00:43:20