【ハウツー】キャラに感情移入できるマンガの描き方

かとうひろしさんのツイートが参考になりそうだったので、まとめました。
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かとうひろし @mangakato

マンガ家志望者の作品で、「誰が主人公なのか分かりにくいストーリーマンガ」を描く人を見かけます。 例えば、主人公は「魔物ハンター」なのだが、ストーリーの中心は「村を襲う魔物を倒そうとしている正義感のある村の少年」の話だったりします。

2015-05-04 07:01:22
かとうひろし @mangakato

「ストーリーマンガ」を描き慣れない人の作品には、「どんなキャラクターなのか」「どういう状況 なのか」という「説明エピソード」が省略されている事が多いです。 「自分の頭の中にある設定」は、「読者も分かってくれる」と錯覚するせいかもしれません。

2015-05-05 07:28:54
かとうひろし @mangakato

「どんなキャラクターなのか」が解らないと、共感が出来ません。 「どういう状況なのか」が解らないと、感情移入が出来ません。 実にもったいないです。

2015-05-05 07:29:44
かとうひろし @mangakato

「マンガを描きなれない人」は「どういうマンガなのか」を伝えるため、「出来事」を時系列に沿って丁寧に描きがち。 「何が起きているのか」は伝わるが、「キャラクターが見えてこない」事が多い。

2015-05-16 06:28:47
かとうひろし @mangakato

「どういうキャラクター」なのかが分からないと、共感する事が出来ません。 キャラクターに感情移入出来るからこそ「ストーリーマンガ」は面白くなります。

2015-05-16 06:29:40
かとうひろし @mangakato

「キャラクターが立っている」とか「立っていない」という言い方があります。 どういうキャラクターなのかが「伝わっている」か「伝わっていない」かという事なのですが、勘違いしてキャラクター設定を丁寧に考える人がいます。 血液型とか星座とか生年月日とか、好きな食べ物とか好きな色とか…

2015-05-16 08:03:48
かとうひろし @mangakato

無駄とは言いませんが、それだけではキャラクターは伝わりません。 「日頃どういう事を考え」ていて「こんな事が起こったら、何をするか」が読者に分かるキャラクターを描くことで、キャラクターは立ってきます。

2015-05-16 08:05:05
かとうひろし @mangakato

「どういう事を考えて」や「どういう行動をする」の内容が、読者にとって興味があればある程「キャラクターの立ち加減」が大きくなります。 キャラクターを立てるためには、基本的には「どういうキャラクターなのかが分かるエピソード」を描くのが一般的です。

2015-05-16 08:05:17
かとうひろし @mangakato

「マンガを描きなれない人」は、この「どういうキャラクターなのかが分かるエピソード」だけ描いて完結という作品を描きがちです。 「出来事だけ並べる」マンガと同様「キャラクターが分かるだけ」のマンガは、面白さが伝わりにくい「未完成なマンガ」としての印象を持たれます。

2015-05-16 08:06:23