西洋史若手研究者問題アンケート調査 最終報告会

2012年秋に西洋史若手研究者問題検討ワーキンググループが行ったアンケート調査の最終報告書が公表されたのを受けて、2015年5月17日に富山大学で開催された最終報告会のまとめです。
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FUJITA YUH @fujitayuh

発表者「大学院を修了した学生がすべて研究者のポストにつけるわけではない状況で、どのようなかたちで研究環境を改善して研究者ポストについてない研究者が研究を続けられるようにするかを考えて、いろいろな立場の人々が研究に関われるようにするのが重要。」 #西洋史WG

2015-05-17 18:46:52
FUJITA YUH @fujitayuh

会場「大学院生などの若手研究者を支援する制度があっても使われていないという問題もある。」 #西洋史WG

2015-05-17 18:47:25
FUJITA YUH @fujitayuh

発表者「情報共有が重要。」 #西洋史WG

2015-05-17 18:48:04
FUJITA YUH @fujitayuh

会場「大学院博士課程の学費を無料化にしている大学やポスドクを大量採用している大学の例など、ポジティブな情報を共有するのが重要。」 #西洋史WG

2015-05-17 18:50:09
FUJITA YUH @fujitayuh

発表者「私立大学の博士課程は国立大学の博士課程より授業料が安いところも多い。ポジティブな情報を共有するのは重要だが、どのように情報共有をするのかが難しい。」 #西洋史WG

2015-05-17 18:53:24
FUJITA YUH @fujitayuh

会場「大学院博士課程の無料化は、若手研究者問題の解決ではなく、大学の戦略にすぎないのでは?」 #西洋史WG

2015-05-17 18:54:17
FUJITA YUH @fujitayuh

発表者「若手研究者の自己責任にするのではなく、ポストが増える仕組みを考えて様々な対策をとる必要がある。」 #西洋史WG

2015-05-17 18:57:16
FUJITA YUH @fujitayuh

以上です。会場での議論をそのまま引用・再現したものではなく、僕が再構成したものなので、不正確なところもあるかもしれませんが、御了承ください。 #西洋史WG

2015-05-17 18:58:40
朝守飛阿弥 @heero108

若手研究者問題。2年前の京都での提言(twitter.com/heero108/statu…)を受けて、この2年間で知り合いの院生にはできるだけ学振を申請した方がよい旨を伝え、微力ながら書類の書き方などをアドバイスしてきたのだけれど、蓋を開けてみれば殆どが採用という結果。#西洋史WG

2015-05-20 01:08:45
朝守飛阿弥 @heero108

そろそろ組織的に対応しないと、日本の西洋史研究はもたない可能性がある。何をすべきか。大学院生はどんどん学振に申請する。申請数が増えれば採択数も増える。また各大学において特別研究員制度を拡充する必要。学会組織をあげた組織的な支援も必要。#西洋史WG

2013-05-12 17:49:30
朝守飛阿弥 @heero108

これはもちろん、申請者本人の努力の賜物であるのだけれど、やはりそうした情報やコツ、ノウハウを手に入れられる環境にあるかどうかに依るところも大きいし、もっといえば、研究者コミュニティのもつ共同の力がどれだけ発揮されたかという問題でもある。#西洋史WG

2015-05-20 01:24:10
朝守飛阿弥 @heero108

実際、私自身が申請書を書く際にも、多くの先生・先輩方からコツやノウハウを学んだし、実際に目を通してもいただいた。逆にそうした共同の力に頼らなければ、今より途方もなく大きな問題に直面していたと思う。だから今度は、自分ができるだけ多くの人にそうした情報を伝えねばとも。#西洋史WG

2015-05-20 01:33:09
朝守飛阿弥 @heero108

ごく少数の「卓越した」研究者しか生き残れない世界よりも、いろんな研究者が支えあいながら研究を続けられる世界の方が当然良いし、長期的にみて学問全体の発展にも寄与するだろう。そもそもそうした共同性を抜きにしては、学問自体が成立・存続しえないのでは。#西洋史WG

2015-05-20 01:43:59
朝守飛阿弥 @heero108

やはり「若手研究者問題は若手だけの問題ではない」という一言に尽きると思う。#西洋史WG

2015-05-20 01:53:36