ブラック企業と岡田斗司夫のFREEexの類似点 ①組織の誕生と動機

以前から岡田斗司夫問題に取り組まれてきたニセ信者さんの考察です。
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ニセ信者 @harunachirojim1

1)「おたくとは『場』のことである」その言葉の誕生以来、さまざまな定義づけがなされてきた「おたく」ですが、それについて上記のまったく異なる意味合いを提唱したのは宝島社文庫「『おたく』の誕生」でした。

2015-05-19 23:54:08
ニセ信者 @harunachirojim1

2)「おたく」とは、マンガやアニメ等の趣味に嵩じる人々である、という従来の定義を否定し、その共通の趣味に集う人々の活動内容と、その活動を行う「場」であると認識したのが、宝島社の本です。

2015-05-19 23:54:30
ニセ信者 @harunachirojim1

3)おたくの人たちといえば非社交的でコミュニケーション能力が乏しく、集団であること嫌う、と思われがちです。しかし、実際に彼らは積極的に同好の士を求め、語らいを渇望して集団化を志し、コミュニケートを図るという意欲がきわめて旺盛です。

2015-05-19 23:55:04
ニセ信者 @harunachirojim1

4)彼らは、「自分と価値観の違う人たち」との交流には消極的なのかもしれませんが、「同じ価値観を共有する同志」との交流と結びつきには、渇望、という極端な言葉を使ってもいいほどに積極的で、さらには強い仲間意識を有しています。

2015-05-19 23:55:28
ニセ信者 @harunachirojim1

5)そうした彼らの行為はネット等のIT技術ときわめて相性が良く、ブログやFB、ミクシーやツイッター等SNSを使った趣味の交流や、コミケ等の同志との結び付きに積極的にその時間を宛てているようです。

2015-05-19 23:55:55
ニセ信者 @harunachirojim1

6)そこで出来上がったネット交流の「場」を支配し、君臨することが出来れば、という不埒な野心を持った人間が存在しました。その人間は自分を「オタキング」と僭称し、自らの野望の実現に向けての行動を起こします。

2015-05-19 23:56:15
ニセ信者 @harunachirojim1

7)過去ファンジンや同好会といった共通の趣味を持った人々と交わり、その凝集性の高さと、趣味に費やす労力への熱意、好きなものに対しては散財を惜しまぬ忠誠心の高さを身を以て学んだ彼は、自分だけのために組織づくりを志します。

2015-05-19 23:56:45
ニセ信者 @harunachirojim1

8)そこに寄生し養分を吸い取ることで、自己の欲求を満たし、経済的安定性を確保すること、自分のするべき役割を代わりに果たしてくる手足となる人材を確保すること、卑小な欲求を満たす対象を見つけること。

2015-05-19 23:57:04
ニセ信者 @harunachirojim1

9)それが彼の組織化されたおたくの「場」を支配する動機だったのではないか、と思います。ただ養分を与えてくれ、欲求を満たしてくれるために存在する人たちにはその自尊心を損なわない名称を与えました。

2015-05-19 23:57:23
ニセ信者 @harunachirojim1

10)その名称を「拡張家族」といいます。

2015-05-19 23:57:41
ニセ信者 @harunachirojim1

11)氏の「家族観」の歪さには前から注目していたのですが、氏が「家族」「結婚」観を語る時には必ず頻出する語句がありました。いつも目にするたびに違和感を覚えていたその言葉は「メリット」。愛情や感情とはまったく相反する語句と言っていいと思います。

2015-05-19 23:58:02
ニセ信者 @harunachirojim1

12)氏のために「メリット」を与えてくれる関係性、そのために必要な「家族」という概念、という氏の歪んだ家族観・組織観に基づいてつくられた組織集団、それが氏の主催していた「FREEex」です。

2015-05-19 23:58:36