PROTOTYPE04・ symposium02

2010年12月25日(土)、「PROTOTYPE04」展に合わせて開催されたシンポジウム第二弾のまとめ。
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加藤純 / Jun Kato @jpjun

石井:これはセンサーライト。すべてアルミでつくられていて、普段自分たちでつくるものとは全く違う。これはシーリングやペンダントのライト。熱の問題が発生して、ABS削りだしで作った筐体が歪んでしまった。 #proto_s2

2010-12-25 16:37:46
加藤純 / Jun Kato @jpjun

芦沢:素子が熱で焼けてくる。器具のデザインとしては放熱が課題になる。LEDでスタンドを作ろうとしたとき、何度くらいにしておけばよい? 岡安:容易に触れられる場所で60°。投光器などで80℃くらい。芦沢:LEDはクリアしやすいけど注意が必要ということですね。 #proto_s2

2010-12-25 16:39:33
加藤純 / Jun Kato @jpjun

石井:デザイン的には薄さやLEDならではの形を提案したかった。芦沢:自分もLEDの能力に引っ張られることはよく分かる。ただ現実的には、どういう光の質を求めるかという揺り戻しがありますが。両方の話がある。LEDならではの光があり、デザインの幅は広がった。 #proto_s2

2010-12-25 16:41:25
加藤純 / Jun Kato @jpjun

芦沢:印デザインさんは自分たちでやるので、トライアンドエラーで引き出せることがまだあるのではないか。今日、ギャラリーツアーでテンセグリティの話がありましたが。自分でつくって分かるという世界。今度は、武藤さんに。 #proto_s2

2010-12-25 16:42:53
加藤純 / Jun Kato @jpjun

武藤:色彩を研究してます。3つまとめて話をしようと。なぜLED、どうやってLED、LEDで何ができるかを。なぜというと、グラフィックデザインを志していた若者が、電子パーツを求めて秋葉原を徘徊するように。 #proto_s2

2010-12-25 16:45:25
加藤純 / Jun Kato @jpjun

武藤:生命が誕生したときに眼が生まれたことにより、生き物が太陽の光を使うようになった。これが人間と光のかかわりの第一インパクト。受光細胞ができて。今度は炎を使うようになったのが第二フェーズで、太陽のない時間でも光を使う。次は電気で、今にたどり着く。 #proto_s2

2010-12-25 16:47:42
加藤純 / Jun Kato @jpjun

武藤:LEDで、光がデジタル化された。もともと印刷に関わっていたので、デジタル化の波を感じていた。ライフゲーム?を描き始めて、いろいろとやるようになり、いわゆるメディアアートで発表するように。色の関係性や空間性に興味があった。 #proto_s2

2010-12-25 16:50:02
加藤純 / Jun Kato @jpjun

武藤:網点の集合を用いた紙の印刷から、LEDは目に見えないほど細かく点滅させることでの錯視効果を用いる。LEDは色の動き方に重要な要素がある。今回の展示で置いているものに触れていくと、色が塗ってある壁の空間に没入する。 #proto_s2

2010-12-25 16:50:08
加藤純 / Jun Kato @jpjun

武藤:賞を受けたりして、これがほしいと言われている。色のアルゴリズムの話。制御アルゴリズムを研究している。上から、RGBの色相環。一番下はヨハネスイッテンのつくった12色相環。真ん中が、自分がつくったアルゴリズム。 #proto_s2

2010-12-25 16:51:49
加藤純 / Jun Kato @jpjun

武藤:色相の並びをきれいにしつつ、明度が一定で、無彩色になってもなめらか。グラフにすると、このような感じ・・・ 展示会でつくったもの。影が分断されるというインスタレーション。影のなかに入ると、人の影が分断される。 #proto_s2

2010-12-25 16:54:20
加藤純 / Jun Kato @jpjun

武藤:コンピュータを使った光の表現をやってきた。そこから売ろうとサテリテに出したもの。壁を照らそうとしたもの。水の波紋のように歪んだガラスの裏側から3つの光源を入れて色が変わる。暗いと青く、明るくなると黄を経て赤くなる。 #proto_s2

2010-12-25 16:55:41
加藤純 / Jun Kato @jpjun

武藤:これは今回置いているものの説明。シェードの部分にLEDが入っている。じわじわと色が変わる照明。LEDの色を配色することでどうなるか興味があった。これも触ると色が変化する。簡単なデモをもってきた。光がデジタル化されて何ができるか。 #proto_s2

2010-12-25 16:57:33
加藤純 / Jun Kato @jpjun

武藤:コンピュータがつながるといろんなことが計算できる。カメラでセンシングしていて、近づくと手を認識できる。右手と左手をセンシングできる。手を挙げると明るくなり、下げると暗くなる。横に動くと色相が変わる。自分にとってはこうした可能性に興味がある。 #proto_s2

2010-12-25 16:58:56
加藤純 / Jun Kato @jpjun

芦沢:僕では対応できないなー(笑)。岡安:感心してみていましたね(笑)。僕も色相に興味があるわけでもなく、心地よさというところをどこかで表現しないといけない。ただ、自由度が高すぎると混乱するだろうという自分の前提がある。色をコントロールする話は対局に近い。 #proto_s2

2010-12-25 17:00:51
加藤純 / Jun Kato @jpjun

武藤:暗い部屋に帰ってきてつけると蛍光灯ピカピカパチですませると心地よくない。つく際の際をコントロールしようとすると技術がいる。ないなら自分でアルゴリズムをつくろうとなった。 #proto_s2

2010-12-25 17:02:16
加藤純 / Jun Kato @jpjun

芦沢:なめらかさにはタッチしてこなかった。調光と同じように当然色に関してもある。夕焼けを体験できる快感というか。生活にアプライできれば発見でないか。 #proto_s2

2010-12-25 17:04:49
加藤純 / Jun Kato @jpjun

岡安:それはサローネの煙に託した話だと思います。煙のすごいのは、分散していくと明度も彩度も煙の厚みでバラバラになる。知らない色が見えてしまったりとか。それを見付けたときに感動してしまう。そのとき理解したのは、コントロールできていないものの美しさとのギャップかも #proto_s2

2010-12-25 17:05:45
加藤純 / Jun Kato @jpjun

武藤:岡安さんのも感動しましたが、写真や映像では確かに伝わらない。見るときに心理的な体験もある。岡安:そういう意味ではシームレスな真っ白にしていたので、色の関係性が希薄。寝っ転がってプログラミングしていると、白が緑に見えてくる。 #proto_s2

2010-12-25 17:07:44
加藤純 / Jun Kato @jpjun

岡安:気持ちが悪いが引っ張られているだけなので補正できるし、本質的な気持ち悪さとは違う。色でシフトするというのはそうした感じでは。 #proto_s2

2010-12-25 17:09:08
加藤純 / Jun Kato @jpjun

芦沢:街のイルミネーションは、ギラギラしていると感じる。パチンコ店に近いのでは。いやらしさというか。武藤:ただ、今使っているのはパチンコ店のICを流用しています(笑)。 #proto_s2

2010-12-25 17:09:14
加藤純 / Jun Kato @jpjun

岡安:今LEDの開発状況は、半年から1年で素子がリニューアル。そのたびに効率が上がる。最近大幅な値下げもあった。器具にアッセンブルするまでのタイムラグ、カタログにのせるまでのラグで、時間がある。#proto_s2

2010-12-25 17:13:11
加藤純 / Jun Kato @jpjun

岡安:僕の場合はあまりリスクを背負っていないという発想のもとに。1年半から2年かかる建築計画で、最初に決めていいのか。竣工間際で決めるようにしたほうがいいのではないかと考えていたが、ただのだだっ子になるので、決めなければいけないと。 #proto_s2

2010-12-25 17:13:19
加藤純 / Jun Kato @jpjun

岡安:そのときのクライアントは車の先端企業の方で、もしやるのだったら器具の型番を決めるのをやめませんか、と。半導体メーカーのロードマップにのるものにふさわしいモノにしておいて、最後にのせる状況にしないかと提案。ただ、安全や保証が問題になる。 #proto_s2

2010-12-25 17:14:22
加藤純 / Jun Kato @jpjun

岡安:半導体メーカーには、実験場と思って、と(笑)。今お互いに会ってもらって、最後のゴールに現場に入ればいいなと思っています。買うのを2012年の時点でつかまえようと。危険性は伴いますが、やってみないと面白いことは起きない。 #proto_s2

2010-12-25 17:15:57
加藤純 / Jun Kato @jpjun

岡安:いまや、照明メーカーの能力というよりは、素子の能力に左右されるようになってくる。ただ、それはメーカーもタイムラグを縮めるはず。 #proto_s2

2010-12-25 17:16:54