「原子・原子核・原子力」(山本義隆著)の反原発メッセージ
- sinwanohate
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「原子・原子核・原子力」山本義隆著 引用:どのような技術でも完全はありえない。飛行機はリスクがゼロではなくてもベネフィットを優先して搭乗する。しかしこの議論はリスクとベネフィットの受け手が同一であることが前提。… pic.twitter.com/SlF38IdREP
2015-05-30 17:13:27>「原発の場合、事故があったときに最も甚大な被害を被るのは、都会の大口電力需要者ではなく、原発周辺の人たち。大事故であれば世界規模に広がり、時間的にも何世代にもわたって立ち入りを拒むことになる。原発は事故の被害者と原発稼働の受益者が一致しない。」
2015-05-30 17:14:59「そもそも原発事故は、原発周辺の人たちの生活基盤の根底的な破壊をもたらし、その苛酷さは経済的・物質的なベネフィットと秤にかけて論じうるレベルのものではない。このような技術は、どう考えても技術倫理に反している」(山本義隆)←名言
2015-05-30 17:18:12「原発の事故は、『進歩には危険がつきもので、技術的進歩のためにはある程度の危険には目を瞑らなければならない』といった議論は許されないレベルの事故。原発周辺に住む何十万の人たちに対して、原発という未完成な技術の発展のための捨て石になれという権利は、誰にもない。」
2015-05-30 17:23:51「高放射性廃棄物を今後何万年保管するための資本・労力・エネルギーを発電電力から控除して積み立てれば、原発の有効エネルギー収支はマイナスになる可能性が高い。目下、原子力はこれらを不払いにすることで、かろうじて存在理由を保っている。原発依存は、後の世代への背信と言わねばならない。」
2015-05-30 17:29:38「古代から中世の人々は、ピラミッドやお城、寺院等多くの文化遺産を遺した。20世紀、21世紀の我々が後世の人々に残すのは、ウラン鉱山跡や放射性の残土、廃炉となった原子炉、原発事故の跡という、人が住めない、近づけないスポット…」(「原子・原子核・原子力」より)
2015-05-30 20:11:10「はっきりしていることは、放射線の影響については「閾値」は存在しないということです。閾値がないとすれば、「許容量」とは武谷三男先生いうところの「我慢量」になります。「許容量」は人権に基づく社会的概念であり、安全のお墨付きを与えるものではありません。」山本義隆氏
2015-05-30 20:23:15「福島やその近辺のお母さんたちが避難するのは当然の判断であって、過剰に反応しているというような言い方をするのは間違っています。それどころか、本来は国と電力会社が責任をもって安全な場所に移住させるべきであり、自発的な避難者に対してしかるべく補償する義務を負っています。」
2015-05-30 20:26:36「原発の取水口にはフジツボなどが付着しないよう次亜塩素酸ソーダなどの薬品が使われて海洋汚染の原因となる。さらに取水口からはプランクトンやエビ、カニの幼生、魚の卵や稚魚などが吸い込まれ、原発の熱や薬品によって死骸となって温廃水とともに放出される。川内原発ではその量毎秒133トン。」
2015-05-30 19:56:43川内原発が再稼働すると、せっかく再生しつつある海の生態系が再び破壊される。胸が痛む→「原発が止まり、そして海が蘇る」(昨年4/12報道特集)「原発の長期間停止 海の生態系に劇的変化」 kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-365… pic.twitter.com/c7C9pOfBxa
2015-05-30 19:41:46川内原発でから排出される温排水は周囲の水温より7℃高い。このため海藻が消え、漁獲量が激減。「生きている水が死んだお湯になって出てくる」 pic.twitter.com/OxTs9vZpEN
2015-05-30 19:47:17「原発の運転は、ウラン鉱山や原発の定期点検などに従事する労働者の「被曝労働」を必要不可欠の要素として成り立っている。一言で言って原発は非人間的な技術なのです。」
2015-05-30 20:32:23「『原子力の本質的な問題は、今、問題が出るばかりでなく、将来も出ることであり、それが一体どういう規模のどういう被害なのか、見当がつかないという点にあります」(安富歩氏から引用)。このことは人類の遺伝子にとって、そして環境にとってあてはまります。結果が出てからでは手遅れなのです。」
2015-05-30 20:37:57