NHK 特報首都圏「誰にも 言えない 語れない〜新潟水俣病 50年目の 被害者たち」

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皆川栄一さん「仕事している人間が水俣病になるなんてそんなばかな話はないんだと。そういう症状があっても、そんなのもう口にも出さないし。要するに俺は、ね、もう50年近くもさ、自分を押し殺して生きてきたわけ」特報首都圏 新潟水俣病50年

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魚を捕っている皆川さん（nhk.or.jp/tokuho/program…）、で、大きいのが捕れてうれしそうな様子が流れました。 特報首都圏 新潟水俣病50年

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ナレーション「言い出せない理由としてアンケートに多く挙げられたのが、水俣病に対する周囲の無理解です」 特報首都圏 新潟水俣病50年 「誰にも言えない 語れない～新潟水俣病 ５０年目の被害者たち～」 nhk.or.jp/tokuho/program…

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アンケートの回答。画面とナレーション：「あんなに元気なのに。ふりをしている。と言われた」報首都圏 新潟水俣病50年

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別のアンケートの回答読み上げ「症状が外見からは感じられない事へのもどかしさがあります」（画面写った回答用紙には、「手指までつるようになり、指先はしびれ」「夜中に足がつって眠れない時も」などと書いてある）特報首都圏 新潟水俣病50年

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別の人の回答読み上げ「金目当てと疑われる理不尽さ。悔しいの一語しかありません」（画面写った回答用紙には、「をうけるという法治国家では当然の」「での人生、悔しいの一語しかありません」「拠にさえ目を背け認めない国の」「すら覚えます。悔しいです」などの文字）特報首都圏 新潟水俣病50年

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ナレーション「国は、複数の症状の組み合わせがあるなど、基準を満たした認定患者に補償を行ってきました」（画面に検査の様子。プリーフ一枚で診察室に座って、医師が持つペンを目で追えるか、床の赤線の上を歩けるか片足で立てるかなどを調べている。顔はぼかし）特報首都圏 新潟水俣病50年

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（昭和っていう時代だからか研究用の記録のためか知らないけど、ブリーフ一枚で、カメラの前で、仮病じゃないかどうかの意味も含めて検査されるっていう） 特報首都圏 新潟水俣病50年

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ナレーション「一方で、症状がありながらも認定されなかった人たちは苦しみ続けてきました」（遺影を抱えて行進する、告訴団の方たちの様子） 特報首都圏 新潟水俣病50年

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原因企業側と、被害者の人たちの当時の話し合いの様子。被害者側の人がたくさんいる。みんなたすきをかけて、席に座っている。会場満員。 特報首都圏 新潟水俣病50年

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男性が立ち上がって激怒。 「まだニセ患者と思っているのか。あとは、野となれ、山となれというのか」 心の底から大激怒。 別の男性も大激怒。「ふざけんなよ」 ずらっと並んだ原因企業側のスーツ陣「何回も言いますが、認定審査会が認定した方が患者だと」 特報首都圏 新潟水俣病50年

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ナレーション「外見からは症状が見えにくい水俣病。そのことが、周囲から理解を得られない大きな壁となってきました。今回のアンケートでもう1つ明らかになった事実があります。8割以上の人が、年を取るごとに症状が悪化している、と回答したのです」 特報首都圏 新潟水俣病50年

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アンケート回答読み上げ「手足のしびれ、痛みが日を追って強くなる。死ぬまで続くんだろうなと辛い日々です」特報首都圏 新潟水俣病50年

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【画面に写った回答用紙】手足のしびれ、痛みが日を追って強くなり、外用薬（経費吸収型鎮痛抗炎症剤）を貼り、又、継続して飲んではいけないと思いながらも、いたみ止めを飲む事が多く、いつまで続くんだろうかと不安。死ぬ迄続くんだろうなと辛い日々です。特報首都圏 新潟水俣病50年

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アンケート回答読み上げ「針に刺されるような痛み。手のしびれ、何もできません。この先動けなくなったらどうしようとなやんでおります」特報首都圏 新潟水俣病50年

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【画面に写った回答用紙】「一時金は大金です。年老いた私には収入はありません。御霊高いの年会費と病院通いのタクシ代につかつています。足はしびれ針にさされるやういたみ。手のしびれ何も出来ません。この先動けなくなったらどうしようとなやんで居ります」続く 特報首都圏 新潟水俣病50年

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【画面に写った回答用紙】「第一回目の水俣病の検査の時役場の保健婦さんがこられて私の頭の毛を切って検査をしました。其の時水俣といわれました。其の時は偏見（画面の端で文字欠け）をおそれて口をとじました」 特報首都圏 新潟水俣病50年

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（ペンを持つのも大変だと思う） 特報首都圏 新潟水俣病50年

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ナレーション「アンケートに、グー・チョキができない、孫とジャンケンをしたいと訴えた人がいました」（画面の回答用紙：手がぐやチョキ（ジャンケン）ができない。孫とジャンケンをやりたい。ほそいぼうがつかめない）／60代の渡辺さん（仮名）です。 特報首都圏 新潟水俣病50年

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「記述を寄せてくれた60代の渡辺さん（仮名）です。20代のころから手のしびれに苦しんできました。しかしここ十年程で指のこわばりがひどくなり、まっすぐにのばすことも、物を掴むことも難しくなってきました」 特報首都圏 新潟水俣病50年 pic.twitter.com/OxCouwQkQM

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渡辺さん（仮名）「ジャンケンにならない。孫が、ばあちゃんの手っておかしいねーって、なにこれって。病気だよ、って言うとそれから、ジャンケンしようと言わなくなった」 特報首都圏 新潟水俣病50年

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ナレーション「この先どうなっていくかさえわからない水俣病の症状に、渡辺さんは一人、向き合っています」特報首都圏 新潟水俣病50年

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渡辺さん（仮名）「手がだんだんこうなってくると、物を作れないし何もできないから、もう10年は頑張らなきゃと思うんだけど、なかなかそこまでいけるかいけないか」 特報首都圏 新潟水俣病50年

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スタジオ。寺澤キャスター「ゲストは、立教大学社会学部教授で県が進める新潟水俣病対策で委員を務めている関 礼子さん、そして取材にあたった、新潟放送局の坂井一照記者です」特報首都圏 新潟水俣病50年

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スタジオ。寺澤キャスター「坂井さん、まずこのアンケートをきっかけにですね、これまで声をあげてこなかった患者のかたの実態っていうのがよく伝わってくるんですが、全体を通してはどんなことを感じましたか？」特報首都圏 新潟水俣病50年 nhk.or.jp/tokuho/program…