5月1日 夕から夜 ハイジと天雄と狭間

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ーーー @HaKo_723

ハイジ】そこに見つけたのは多分"知り合い"…そしてシュンと共通する知り合いでもある。知り合いという言葉で合っているのか分からないが、ソラオという人物を見つければ声をかけるというありふれた行動にも迷いが生じる。

2015-06-08 21:13:46
チョロ松 @_choro_m_

@HaKo_723 天雄】視線を感じて、ふ、とそちらを見た。そこに知っている少年の姿を見付け、学生服なのを珍しく思う。こちらに向ける鋭い眼光も相変わらずだ。立ち止まってわざわざこちらを見てくる相手へと足を向けた。 「こん……ばんは?」

2015-06-08 21:12:16
チョロ松 @_choro_m_

天雄】この時間帯は挨拶を昼よりにするか夜よりにするか悩む。どちらでもない逢魔時。疑問形になってしまったのはなにより、相手が自分に用事があったのかどうかが怪しかったからだ。こちらからは特に用事はない。目が合い、道端で立ち止まっている様子に”なにか”を感じただけで。

2015-06-08 21:17:14
チョロ松 @_choro_m_

天雄】その”なにか”も勘違いならば、また人込みに乗って歩き出すだけだ。

2015-06-08 21:18:14
ーーー @HaKo_723

@TIS_lam ハイジ】近づいてくる相手を狙い定めるように視界の真ん中に入れたまま、「おう、」とだけ返事をする。「まだ夜にゃ早えけどな」ふん、と前髪を吹けば相手の姿を下から上に一瞥し、観察をする。大きめな荷物を持っている、ということになんだか違和感を感じながら

2015-06-08 21:18:52
ーーー @HaKo_723

@tis_lam ハイジ】「なあ、」と今度はこちらから呼びかける言葉を発する。

2015-06-08 21:20:45
チョロ松 @_choro_m_

@HaKo_723 天雄】こちらを品定めするかの様な視線。それが肩に掛けたトートバックに移るのを、こちらも見逃さない。これまで会ったのは夜だったし、荷物は持ってなかった。珍しいのかもしれない。こちらが相手の学生服を珍しいように。 掛けられる声に、 「はい」 素直に返事をする。

2015-06-08 21:24:12
チョロ松 @_choro_m_

天雄】勘違いではなかったようだ。ならば一体、目の前の少年は自分になんの用だろう。彼とは随分と久し振りであるし、用事として思い当たるのは物騒なことしか思い当たらない。それにしては少年は冷静で、落ち着いている。殺気も見えない。僅かに首を傾げる。

2015-06-08 21:26:28
ーーー @HaKo_723

@TIS_lam ハイジ】視線をしっかり彼の目に戻す。この広くて人の多い東京だ。数パーセントもない確率を期待して訊ねる。「なあさ、シュン見てねえ?探してんだケド連絡つかなくてよ」

2015-06-08 21:26:22
チョロ松 @_choro_m_

@HaKo_723 天雄】まっすぐにこちらを見据える目。少しの揺らぎも見られない。だが彼の口から出てきた名前に、疑問が深まる。自分の知り合いでシュンという名前は一人しか思い当たらない。目をぱちくり、と瞬きさせる。 「………どの、シュンくん、ですか?」

2015-06-08 21:28:53
チョロ松 @_choro_m_

天雄】聞き間違いだろうか。そうでなくとも相手と共通の知人など居ないのに、誰かの行方を尋ねられたところで知る由もない。…なのにどうして、こちらが知っているのを前提で尋ねたのだ。何故。何故。何故。 表情は変わらない。けれども瞬きの回数が、極端に増える。

2015-06-08 21:31:13
ーーー @HaKo_723

@TIS_lam ハイジ】その反応に同じく目をしばたく。周りの雑踏がその瞬間だけ耳に届いた気がする。「…おまえシュンって知り合いそんないんの?」

2015-06-08 21:31:05
チョロ松 @_choro_m_

@HaKo_723 天雄】「いえ、……一人、ですけれど」 そう、一人だけ。だから逆に尋ねたのだ。そのたった一人とハイジ少年がどうして繋がろうか。一緒に居たところを見たことも無ければ、聞いたこともない。そう記憶している……はず、だが。 「何故、貴方が彼を探しているのですか?」

2015-06-08 21:35:26
ーーー @HaKo_723

@TIS_lam ハイジ】「あんでって、」口の端を歪ませる。たかが自分の勝手な不安で動いているのを説明するのは好ましくない。「あいつが家にヘンなモン置いてったまんまだからよ、イタズラすんなら近くにいろよってモンクつけてぇの」

2015-06-08 21:41:38
チョロ松 @_choro_m_

@HaKo_723 天雄】「……、貴方、狭間君の家に出入りする仲なんですか」 ぽかん、と口が薄く開いたまま閉じない。彼は短時間で人を信用しない、ましてや家ともなると尚更ではないか。それなのに何度か会っているにも関わらず彼からハイジ少年の匂いがしなかったのは何故だ。→

2015-06-08 21:46:51
チョロ松 @_choro_m_

@HaKo_723 天雄】瞬きを繰り返す目を丸くする。じ、と見下ろした少年はとても久し振りに会うはずだ。前回は良くない別れをしている。どうしてこんなに親しげに話しかけてきたのかと、今更に思った。

2015-06-08 21:49:43
ーーー @HaKo_723

@TIS_lam ハイジ】「あん?なにトボけてんだよ」冗談に返すよりはキツく睨んで見上げる。「テメェと初めて会った日忘れたとは言わせねぇぞ?」その頃から一緒にいた仲だと主張する。

2015-06-08 21:57:44
チョロ松 @_choro_m_

@HaKo_723 天雄】「………初めて、会った、日?」 言葉をなぞるように、ゆっくりと口にする。だがどこまで記憶を辿ろうとしても、靄がかかって思い出せない。そもそもどうやって知り合ったのか、この匂いと、どこで出会ったのか。 「出会った日と、狭間君と、どう関係が……、」

2015-06-08 22:02:01
チョロ松 @_choro_m_

天雄】なにかが、抜け落ちている感覚。欠落した部分は見当たらず、落下の音も聞こえなかった。自分になにが起きているのか。ここまでのことがすべて自分の考えすぎでかもしれない、その可能性も捨てきれずにある。普通ならそちらの可能性が大きいだろうと判るのに、今日はそうもいかなかった。

2015-06-08 21:55:14
ーーー @HaKo_723

@TIS_lam ハイジ】「…ナニ、コレどっきり?」目の前の彼もその仕掛け人の一人なのかとうたぐってしまう。「てめぇさー、今まで何回も会ってんじゃん、なんだかんだよぉ、俺と?おまえと?シュンでよ」ドッキリされてたまるかと、姿勢が低くなり威嚇するような目つきになる。

2015-06-08 22:06:50
チョロ松 @_choro_m_

@HaKo_723 天雄】「……会ってません」 口から零れた。どうしてそんなこと言うのか、不思議でならない。 「僕は貴方と会うのも久し振りです。何度も会ってませんし、ましてや狭間君がそこに居たなんてこと、一度もありません。一度も」 訝しげる相手に、まっすぐ見て返す。

2015-06-08 22:11:27
ーーー @HaKo_723

@TIS_lam ハイジ】「……」その一言に目を大きく見開く。フラと姿勢を正して相手を見れば「…おまえ、ソラオ、だよな…?…おまえ、でえじょぶ?アタマ打った?」心配げな声を向ける。

2015-06-08 22:14:49
チョロ松 @_choro_m_

@HaKo_723 天雄】「間違いなく僕は市松天雄ですけれど……お名前、お教えしましたっけ?」 自分から出た疑問に、あれ、と自分で首を傾げる。 「………貴方の、名前…知って…、聞いたような……?」

2015-06-08 22:17:42
ーーー @HaKo_723

@TIS_lam ハイジ】「…、シュンが名前言ってたし」言って、「…なあ、マジでだいじょぶかよ。ってえかマジで?」人が左右に分かれている通りの真ん中で一歩二歩と相手に近づく。顔色を伺うようにして覗き込む。

2015-06-08 22:22:50
チョロ松 @_choro_m_

@HaKo_723 天雄】「僕のこと話題になるんですね。それより…、貴方の方が大丈夫ですか。前回あれだけ殺されかけた相手を目の前にして」 こちらを心配してくる様子に、こつこつと軽く米神を小突く。こつこつ。目は相手から離さない。 「マジですよ」 口調を真似してみる。

2015-06-08 22:27:01
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