@HaKo_723 狭間】「あ、ああ、うん…」そっか、と頷いて、手に持ったスプーンに軽く視線を落とす。「…おかしい?」そっと探るように、もういちど訊いて、
2015-06-10 13:56:57@c_yu_n ハイジ】「あんま、俺のこと覚えてねえ、みてえな。…ってぇか、記憶がねえって、言ったんだ。」視線が落ちた相手の目を見る。頬杖はといて、腕を組んでテーブルに乗せる。
2015-06-10 14:07:29@c_yu_n ハイジ】「アイツは、俺とおまえが一緒にいる記憶がねえって言うんだぜ?…イミ分かんねえだろ」そう続けながら相手の反応を伺っている。
2015-06-10 14:10:02@HaKo_723 狭間】「……おまえは、それ、なんでだと思う?」たちの悪い切り返し方だとは分かっている、つもりではいる。伏せていた目線を上げて、相手の目を捉えようとする。
2015-06-10 14:12:29@c_yu_n ハイジ】「分かるかよ。…ケドそんなん、ダレかのせいって思っちまうし、…つってなんのトクがあんのか、さっぱりわかんねえケド」いってから、言葉を一度切り、「シゴト、とカンケーあんの?」まさか、と探るようにして相手に訊ねる。
2015-06-10 14:30:13@c_yu_n ハイジ】それを聞いて、心から安心して胸を撫で下ろせる心境でもない。「おまえさ、…ぜってぇなんかしてんだろ」弱みを握られてやしないか、心配になる。箱はもしかしたらいざという時の手段だったかもしれない、という考えだって浮かぶ。
2015-06-10 14:32:51@c_yu_n ハイジ】「思い出バナシだよ。つって、向こうは覚えてねーってんだけどな」はは、と冗談っぽく笑う。「おまえはさ、アイツが記憶なくしたってえのに、反応そんだけ?」意地悪をいうように肩をすくめる。
2015-06-10 14:40:03@c_yu_n ハイジ】「…、」その笑い方を見て、嫌なものを見たように項垂れ目を背ける。「おまえが、なんか知ってんじゃねえかっては思ーわ、」視線を下げるとドロドロに溶けたアイスの海を見る。喉に引っかかる甘さを持ってる気がして喉が乾く。
2015-06-10 14:50:16@c_yu_n ハイジ】「…何ソレ、ずりぃ」ひどいや、とさえ思う。「やっぱ知ってんじゃん」当たり前に知りたいと思う。返答する前に出た言葉は悲しげなボヤキだった。「…教えろよ」重たげに頭を上げて相手に向かう。
2015-06-10 15:02:00@HaKo_723 狭間】「………。」ゆっくり伏せるように、まばたきをする。ぐったりと重たげな動作を見て、即座の返答にはならず、呼吸する間を置く。「……知らなくても、もうすぐ、ちゃんと解決する。知ったって、そこに意味が、残るかどうか分かんねえよ。…おまえはさ、」ゆっくりと述べる、
2015-06-10 15:09:07@HaKo_723 狭間】「知らずにいることだって、できる。そうしたって、悪いことじゃない。俺は確かに関わってる、俺が関わってる。…でも、おまえは、知らないでいることを選んでも、…それはさ、悪いことじゃない、」相手に選ばせるという狡さよりも、切実に、伝わって欲しいと思う。
2015-06-10 15:11:48ハイジ】ソラオにより落ち着いていたココロが、しんと冷えるのを感じる。どうして何も言ってくれないんだろう、と深く悩み出す。人として、それが傲慢な考えだとは至れない。彼がソラオに自分を預けて消える前、荒げた言葉を思い出す。
2015-06-10 15:12:11@HaKo_723 狭間】じいっと、瞳を覗き込むように、訊く。選んで欲しいと思う。…知るのが当たり前にいいことなのか、当たり前に望みたいことなのか、この相手に、選んで欲しい。
2015-06-10 15:13:46