- matsudayuuichi
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山崎「今回の安保法制、大きなポイントが2つある。それは集団的自衛権の行使と集団安全保障を地球規模に広げることが柱になっている。専ら前者に注目が集まっているが、自衛隊の海外活動の強化ということがあまり議論されていない」
2015-06-12 13:32:06山崎「安倍総理は積極的平和主義という言葉を好んでよく使う。元々積極的平和主義の確たる定義はない。現在でも我が国は積極的平和主義ではないか。その裏付けとして憲法9条がある。積極的平和主義を実現するには国際軍事情勢に対応できないという安倍総理の理屈はかなり無理がある」
2015-06-12 13:33:43山崎「ポイントとなるのは後方支援ということ。後方支援とは戦闘行為に関わるということ。後方支援は実際に戦闘が行われている地域ではなく離れた場所にあるという説明になっているが、実際は戦闘行為と不可分。積極的平和主義の名の下に行われる後方支援活動は戦闘行為という点で明らかな憲法違反だ」
2015-06-12 13:40:04山崎「原稿憲法下で貫かれる本当の意味での積極的平和主義を実現する必要がある。中国の海洋問題なども個別の法整備で対処できる。中国や北朝鮮の脅威にどう対処するのかという話はまさに個別的自衛権の話。それは現行法の中でやっていくべき話だ」
2015-06-12 13:41:57ここから質疑応答。毎日新聞から「この法案の見通しだが、政権は国会を長期に延長して通そうとしている。その中でどうするか。この政局の行く末と収拾する知恵をおしえてほしい」
2015-06-12 13:43:05亀井「最終的に総理は無茶なことはしないと思ってる。もしやれば自滅状態になる。どのメディアの世論調査でも今やろうとしていることを支持していない。そういう状況下で強行採決できるか。反対世論はもっと大きくなる。いずれ選挙も来る。その時には厳しい審判を受けるのは当然の話だ」
2015-06-12 13:44:32亀井「私は安倍総理がそんなに愚かではないと思っている。自分の道とは違うかもしれないが、ここで強行はしないだろうと思っている。今回の変更については戦死者や傷病者が出る話。今の自衛官にその覚悟があるのか。そういう状況を国民が認める覚悟があるのか。今の安倍政権は薄氷の上に成立している」
2015-06-12 13:46:36亀井「中国がやっちゃいけないことを国際社会でやろうとしている。それでは集団的自衛権を認めて米国を助けるとやれば、中国は南沙じゃなくて日本攻めてくるか。中国は今までも日米安保があった。それを集団的自衛権認めたら挑発やめるか? やめるわけがない。彼らは十分承知している」
2015-06-12 13:49:00個人会員記者「自民党も随分変わった。今の世襲世代はだめ。藤井さんに質問。坊ちゃん世代に任せていいのか。もっとあなたがたの世代ががんばったほうがいいのでは」
2015-06-12 13:50:03藤井「今は昔の自民党と変わったと思う。ここに上がった人もそうだし、ほかにもたくさんいる。亀井さんは今の自民党にマグマがたまってると言った。それはいずれテロになるんじゃないかという危惧がある。かつて井上日召が出てきたことを思い起こさせる部分がある」
2015-06-12 13:51:38山崎「私は旧満州大連で生まれて終戦直前に引き上げた。我が国が中国大陸でふるまった行為は幼少のころから体験していて、日本のふるまいは傲慢だったなと思っている。日本に戻ったら空襲を受けて焼夷弾が自宅の天井を突き抜けて落ちてきて命拾いした。急いで高台に逃げたら街が火の海だった」
2015-06-12 13:55:48山崎「その後すぐに敗戦を迎えた。だからこそ戦争をやらない国になっていることは本当に尊いことだと思っている。この平和は守らなければならないと思っている」
2015-06-12 13:56:46亀井「原爆が落ちたとき、私の姉は女学生だったので広島市内に入って作業して後遺症で亡くなった。放射能が人体にどういう影響を与えるのかということはわからない」
2015-06-12 14:00:24亀井「国家は極めて残虐なことをやる。それは日本だけじゃなくて他の国もやる。そのことを理屈を付けて『ひどいことはしない』など言うべきじゃない。日本人も酷いことはするし、した。それはきちんと謝るべき」
2015-06-12 14:02:53山崎「米軍基地があり、安保条約がある以上沖縄は攻撃対象になるだろう。今回の安保法制で不思議なのは、安保条約の見直しが今回の議論の対象になっていないこと。今回仮に今のような内容で決着すれば極東の範囲が地球の裏側まで広がる。それは本来安保条約の見直しをしなければできない」
2015-06-12 14:07:06山崎「今の自民党はことごとく戦争を知らない世代。平和と安全が空気や水と同じようにただで手に入れるものであると感覚を持っているし、安全保障問題に関心がない。小選挙区制の問題も大きい。2分の1の得票を目指すため、ポピュリズム的に興味を持たれる話題、社会保障経済教育に力を入れる」
2015-06-12 14:11:57亀井「国会議員だけの問題じゃない。マスコミもそうなってる。マスコミが言論人として思っていることをきちんと発信してますか?自主規制かかってるでしょ?長い間政治家やっているが、今のマスコミは大変な自主規制がかかっている。言論の自由はどこにいったのか。このまま言ったら北朝鮮と同じだよ」
2015-06-12 14:14:02亀井「私が子どものころも言論の自由はなかった。北朝鮮と同じ。戦後こんなにマスコミが自主規制をかけている時代はないですよ。こんなんだったら国が滅びますよ」
2015-06-12 14:14:58テレビ東京「かつての自民党は保守とリベラルが牽制しあいながらやってきた。今はそれが安倍政権に対して声を挙げづらい雰囲気になっている。それをどう思うか」
2015-06-12 14:15:47山崎「おっしゃる通り。そもそも挙げるべき声を持っているのかという問題もあるが……。安倍総理に迂闊に声をあげて出世に響くのではと萎縮している議員が多いのではないか」
2015-06-12 14:16:26