ミヤコ幼稚園でマザーやる
- tarorininja
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オ「ということは、もうドラゴンと戦える訳ですね」た「はい。しかしドラゴンは普通、女の子の…つまりミヤコさんの、PKフリーズγで倒すのが定石のようです」オ「ミヤコさん、PKフリーズγは…」ミ「…あう…」オ「覚えてないんですね…」た「都合がいいです」ミ「え?」
2015-06-14 18:56:34オ「たろりんさんがミヤコさんのせいにしない、だと…!?」た「今までボス戦で苦労したことがありませんでした。ドラゴンはガチで戦うとマザー屈指の強敵とのこと。…盛り上がりを作りましょう」オ「編集者的視点!?」た「たまには苦労して勝たないとお客さんがつかないんですよ」
2015-06-14 18:59:39た「おそらく、これまでで最低最悪の泥仕合となります。総員死力を尽くしてあたりましょう」ミ「ええ…私のレベルを上げれば…」た「おだまり!」ミ「ひっ」た「これがマーケティングです!スポンサーをつけるんですよ!観客は死闘を望んでいる!分かりますか!?」ミ「アッハイ」
2015-06-14 19:02:18工藤Dめいたたろりん(主人公)の発案によりドラゴンとイクサすることになってしまった一行!果たして勝利できるのか!?たlv25オlv22ミlv16(ドラゴンと戦うには主人公のlvが25だと辛いと言われています)オ「作戦はあるんですか?」た「僕のかしこさは60でチーム最低です」
2015-06-14 19:11:25ミ「lv16の私でもかしこさ62あるのに…」た「多分ドラゴンだし火とか吐くでしょう。みんなしずくのペンダントで火属性攻撃への耐性をあげます。オオトリさんはデスバーボットが落としたデスビーム。これはPKビームβ並みの威力が出るそうです」オ「ワオ!」ミ「私は?」た「貴女に任せます」
2015-06-14 19:15:15そして地下大河へ。オ「僕のレベルが23になりましたよ!」ミ「良かった…これで少しは」たろりんはドラゴンを蹴りつけた!「オラァドラゴン!お前(ピー)だろ!?(ピー)の癖にメロディくらい聞かしてくれても良いだろ!」ミ&オ「ギャアアアー!」ドラゴンが目を覚まし…怒り猛った!
2015-06-14 19:20:34ドラゴン「コノヨウナ シツレイナ モノニ ガクフヲ ワタス コトハ デキナイ…!」た「うるせー中ボス!囲んでブーメランで殴るぞ!」ミ「ひいいー!ドラゴンさんごめんなさいごめんなさいー!」オ「どっちが悪役なんだー!」そして戦いが始まった!
2015-06-14 19:23:58た「ディフェンスアップβ!」ミ「サイコシールドβ!」オ「デスビーム、照射ー!」ドラゴンの攻撃!オオトリは119のダメージを受けた!オ「アバーッ!」ミ「オオトリさーん!?な、なんて威力!ディフェンスアップβをかけたのに…!」た「ディフェンスアップβ!」ミ「さ、さいみんじゅつ!」
2015-06-14 19:27:02ドラゴンにはさいみんじゅつの効果がない!ドラゴンはミヤコに52のダメージ!ミ「ンアーッ!」た「ミヤコさん、守りに専念してください。オフェンスアップα」ミ「え?」た「何事も暴力で解決するのが一ば」ドラゴンのPKサンダーがミヤコの回復よりハヤイ!ミ「アバーッ!」
2015-06-14 19:30:35た「一対一か」ドラゴン「潔ク 負ケヲ 認メヨ」た「たたかう!」たろりんのブーメラン投擲!ドラゴンにSMAAAAASH!182のダメージ!「グワーッ!」ドラゴンは不思議な叫び声を上げた!たろりんの防御35低下!た「たたかう!」ドラゴンに94のダメージ!
2015-06-14 19:33:05ドラゴンのPKβ!「読んでるんだよトカゲ野郎!」しずくのペンダントが炎を軽減!16のダメージ!たろりん残HP106!た「たたかう!」89ダメージ!「グワーッ!」ドラゴンの悲鳴!たろりんの防御37低下!た「ディフェンスアップα!」死闘は続く…!
2015-06-14 19:36:02ドラゴン「キ、貴様…!」ドラゴンの攻撃!45ダメージ!たろりんは…回復、しない!た((ライフアップαよりもクソトカゲの攻撃力の方が高い!勝機は攻めきるしかねぇ!))た「オラァー!」89ダメージ!ドラゴン「グワーッ!オノレーッ!」PKファイヤーβ!たろりんHP残り39!
2015-06-14 19:40:36た「イイイヤアァァァーッ!」たろりんのブーメラン!92のダメージ!ドラゴン「ア、アバーッ…!オノレ…コノヨウナ…力任セノ ゴリ押シニ…!コノ私ガ…!」た「お前にインストラクションをくれてやる」ドラゴン「…?」た「『何事も暴力で解決するのが一番だ』」ドラゴン「アバーッ…サヨナラ!」
2015-06-14 19:45:07たろりんは荒く息を吐いた。まさかの初戦勝利。勝敗を分けたのは何だったのだろうか?オオトリとミヤコが序盤の攻撃を引き受けてくれなければ、この勝利はありえなかっただろう。何暴。それは彼がZXを遊んでいた時にもラスボスセルパンを打倒した基本理念だ。た「やはり何暴は、正しいんだ」
2015-06-14 19:52:36ミヤコとオオトリは病院で目を覚ました。ミ「!?」オ「ここは!?」た「お疲れ様です(HP31)」ミ&オ「たろりんさん!?」た「…少し、寝ます…起きたら、メロディを聴きに…」たろりんは倒れた。((何暴を…捨てなさい…))夢の中で誰かの声が聞こえた。そして起きた。
2015-06-14 19:58:00ミ&オ「たろりんさん!」仲間の顔。こんな勝利に意味はあったのか?たろりんは訝しんだ。仲間の死を省みず、殺される前に殺し切る。そんなイクサに…一人ぼっちの勝利に。何のためにマザーを遊んでいるのか。このイクサは、外道めいた遊び方をしているたろりんに何か大事な教訓を与えようとしていた。
2015-06-14 20:01:11た「すみません…僕は…」ミ「いいんです。さあ、メロディを集めに行きましょう!」ドラゴンは以外と素直に古い楽譜を見せてくれた。こんな歌だった。オ「なるほど、こんな歌なんですね!これまで集めたメロディは?」た「6つです。あと2つ…」ミ「たろりんさん、オカリナを吹いてください」
2015-06-14 20:04:16たろりんはきぼうのオカリナをふいた。バラバラのメロディーは、不完全ながらも、何か心を震わせるものがあった。た「…初めてマジカントに来た時、僕は1人でした。フライングマンが、僕を助けてくれて…」思い出す。回復することもできず、攻撃を一手に引き受け、死んでいく自分の勇気のメタファー。
2015-06-14 20:07:33た「ドラゴンは…オオトリさんを狙って…。ディフェンスアップβじゃ守りきれなくて…ミヤコさんも、回復が間に合わなくて…」そうだ。あの勝利に感じた虚無感の正体は。た「すみません…。もう二度と」たろりんは泣いた。た「仲間を失いたくはなかった筈なのに」何故人は、簡単に失うのだろう。
2015-06-14 20:10:56((きこえたかい?))また誰かが、オカリナを吹き終えたたろりんに問いかけた。た「聞こえました」たろりんは答えた。た「でも、実行できるかは分かりません」何が聞こえたのだろう。何をしなければいけないのだろう。地下大河は、ただ静かだった。(いったん終わる)
2015-06-14 20:13:21バレンタインの町を目指し湿地帯に来た一行。オ「ハァハァ。ピッピちゃんとやらの別荘はどこなんですか」ミ「も、もうPPが…」た「迷いました」ミ&オ「またかー!!」キャロラインが出現攻撃力と防御力が高い金色の女性ロボ。オオトリはあやしいことをされた!オ「ぼーっ」ミ「オオトリさーん!?」
2015-06-14 22:07:41