名古屋大学平和憲章

島薗進 @Shimazono

０修正　名古屋大学平和憲章 １）東大は軍事研究を許容するのか？ togetter.com/li/830740　２）国立大学への国旗・国歌の政府要請は学問の自由を脅かす？　togetter.com/li/822204　両者の関係は？　togetter.com/li/830111

島薗進 @Shimazono

１名古屋大学平和憲章（1987.2.5）kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201…　「わが国は、軍国主義とファシズムによる侵略戦争への反省と、ヒロシマ・ナガサキの原爆被害をはじめとする悲惨な体験から、戦争と戦力を放棄し、平和のうちに生存する権利を確認して、日本国憲法を制定した」

島薗進 @Shimazono

２名古屋大学平和憲章（1987.2.5制定）kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201…　「わが国の大学は、過去の侵略戦争において、戦争を科学的な見地から批判し続けることができなかった。むしろ大学は、戦争を肯定する学問を生みだし、軍事技術の開発にも深くかかわり」

島薗進 @Shimazono

３名古屋大学平和憲章　kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201…　「さらに、多くの学生を戦場に送りだした。こうした過去への反省から、戦後、大学は、「真理と平和を希求する人間の育成」を教育の基本とし、戦争遂行に加担するというあやまちを二度とくりかえさない決意をかためてきた」

島薗進 @Shimazono

４名古屋大学平和憲章（1987.2.5制定）kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201…　「名古屋大学は、自由闊達で清新な学風、大学の管理運営への全構成員の自覚的参加と自治、各学問分野の協力と調和ある発展への志向という誇るべき伝統を築いてきた。」

島薗進 @Shimazono

５名古屋大学平和憲章（1987.2.5制定）kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201…　「このようなすぐれた伝統を継承し、発展させるとともに、大学の社会的責任を深く自覚し、平和の創造に貢献する大学をめざして、ここに名古屋大学平和憲章を全構成員の名において制定する。」

島薗進 @Shimazono

６名古屋大学平和憲章（1987.2.5制定）kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201…　 「平和とは何か、戦争とは何かを、自主的で創造的な学問研究によって科学的に明らかにし、諸科学の調和ある発達と学際的な協力を通じて、平和な未来を建設する方途をみいだすよう努める。」

島薗進 @Shimazono

７名古屋大学平和憲章（1987）kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201…　「その成果の上に立ち、平和学の開講をはじめ、一般教育と専門教育の両面において平和教育の充実をはかる。平和に貢献する学問研究と教育をすすめる大学にふさわしい条件を全構成員が共同して充実させ、発展させる」

島薗進 @Shimazono

８名古屋大学平和憲章（1987.2.5制定）kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201…　「大学は、戦争に加担するというあやまちを二度とくりかえしてはならない。 われわれは、いかなる理由であれ、戦争を目的とする学問研究と教育には従わない」

島薗進 @Shimazono

９名古屋大学平和憲章（1987.2.5制定）kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201…　「そのために、国の内外を間わず、軍関係機関およびこれら機関に所属する者との共同研究をおこなわず、これら機関からの研究資金を受け入れない。また軍関係機関に所属する者の教育はおこなわない」。

島薗進 @Shimazono

１０名古屋大学平和憲章（1987.2.5制定）kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201…　現在の日本の大学でこの憲章の内容をそのまま合意するのは難しいかもしれない。だが、そうであるなら、なぜ合意できないのか、何が今も合意できるものなのかを問い直すべきだろう。

島薗進 @Shimazono

１１名古屋大学平和憲章（1987.2.5制定）kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201…　こうした文書の重要性が再認識されるのでは？憲法が軽んじられ、学問の自由、言論の自由、思想信条の自由が脅かされていると感じる研究者・市民・著述家・ジャーナリストが増えているから。